2002.11.17

----「カモノハシ」の謎を追え!!----

 

秋の夜長……1通のメールが我々、インターネットセクションに届いたのは6日程前のことでした。

 

みずいろドリ-ムキャスト版のOP及びねこねこHPよりダウンロードできるみずいろのオープニングムービーに出てくる喫茶店の窓になぜかカモノハシと書かれてるんですがなんか意味があるんですかね?(by覚醒さん)

 

我々は早速現地に。そこで「みずいろ」のオープニングデモをダウンロード……さらに手持ちのDC版「みずいろ」も起動、それぞれの比較検証を開始。すると……なるほど、全体を通して見ると別物とは言え共通部分も多々ありました。これは以前教えて頂いた情報の通り、「ねこねこ」さんで作成なされたオープニングと、それを使ったDC版のオープニング……ということのようです。とりあえずこれをご覧のみなさんもダウンロードなさって見てみてください。イイですから。

そして問題の映像はこれです。

ファミレスの窓

 

ファミレスの窓から雨の外を眺めている視点。そして窓の外は傘を差した雪希が走っていく……というシーンです。確かに窓には『カモノハシ』の文字が見受けられます。以下拡大図。

『カモノハシ』の文字

 

果たしてこの『カモノハシ』にはどんな意味が秘められているのか……我々は調査を開始しました。

 

まずは『カモノハシ』とは何か、と言う事から始めましょう。

最初に頭に浮かんでくるのはあの特殊な哺乳類『カモノハシ』だと思います。オーストラリアだけに棲息する哺乳綱・単孔目・カモノハシ科、哺乳類でありながら卵を産む非常に珍しい動物です。その口ばし(嘴)がまるで鴨(かも)のようであるが故に『鴨の嘴』=『カモノハシ』と呼ばれる有名な動物。

しかし『カモノハシ』とは動物だけにあらず、と言ったらみなさんは驚かれるでしょうか。実はイネ科の多年草にも『カモノハシ』という名の植物が存在するのです。

 

動物の『カモノハシ』と植物の『カモノハシ』……いずれも「みずいろ」に関係しているとは思えません。正直に申し上げますと調査はここで一度行き詰まりました。調査依頼を受けて以来、今回の調査結果公開がここまで伸びた理由もそこにあります(そう言うことにしておけ)。そのまま迷宮入りかと思われたこのリサーチ。しかしここに来てこのリサーチは急展開を見せます。きっかけはチーフ(誰?)の一言でした。

 

『カモノハシ』と言う言葉の【意味】に囚われすぎじゃないか?

 

言葉の【意味】ではなく、【言葉の羅列】そのものに【意味】があるのだとしたら…………そうか!!

「アナグラム」か!!

 

 

Anagramme

---- アナグラム ----

 

 

 

【 アナグラム(anagramme) 】

語句転綴。語句の綴りかえ。綴り字の位置をかえて新語句を造ること。ある言葉や文章の文字の順番を入れ替えて新しい言葉や文章を作ること。

 

 

つまりこう言うことです。『カモノハシ』という言葉に意味は無く、意味ある言葉の文字の順番を入れ替えることでたまたま『カモノハシ』と言う言葉ができた……もしくはアナグラムとして暗号を秘めておいた……そういうことだったのです。

『カ』『モ』『ノ』『ハ』『シ』。この順番を入れ替えて新しく出てくる言葉。

『カシハモノ』=『菓子は物』……違う……。

『シハモノカ』=『死は物か?』……違う……。

『シカハモノ』=『鹿は物』……違う……。

『シカノハモ』=『鹿の鱧(ハモ)』……違う……っつーかありえない。

 

……待ってください。このシーンで出てくるのは『カモノハシ』だけでしょうか? それは違います。窓の外を走るのは……雪希。つまり『カモノハシ』と『雪希』、この2つが合わさって初めて1つの【意味】が生まれるのだとしたら?

しかし『カ』『モ』『ノ』『ハ』『シ』『ユ』『キ』、これでもそれらしい文章は出来ませんでした。でもこれにはまだ続きがあります。それはローマ字(ヘボン式)です。『カモノハシ』と『雪希』をローマ字(ヘボン式)に変換してみます。

『カモノハシ』=『KAMONOHASHI』、『雪希』=『YUKI』 → 『AAHHIIKKMNOOSUY』の計15文字。ここから生み出される文章、それは……

 

『YAKIIMO HA SHINKOKU』

『焼き芋は深刻』

 

走る雪希……そして焼き芋……そこから導き出されるものが1つあります。それは清香です。思い出してください、DC版「みずいろ」の清香シナリオを。掃除を利用して健二と焼き芋を焼いていた清香の姿を。ひょっとして雪希はそこに向かって走っているのでしょうか? 確かにこのシーンが朝のものだとしたら一緒に健二もいるはずです。だとするとこれは放課後のシーンということに。そして健二と清香が焼き芋をしていることに感付いた雪希が焦って学校に戻っているのだとしたら……実際あのシーンには雪希が登場しましたし……まさか前回同様また2人のライバル関係が浮き彫りに? ……いえ。あの焼き芋のシーンは雨なんて降っていませんでした。なのでこの推測はハズレということになります。だとすると……まだ足りないものがあるはずです。

 

足りないもの……雪希以外でこのシーンに写っているものと言えば……窓……雪希……走る雪希……雨の中を……そうです。あまりにあからさまに見えていると気付かない、というのはよくある話です。それは『雨』。

『KAMONOHASHI』 『YUKI』 『AME』 → 『AAAEHHIIKKMMNOOSUY』の計18文字。これなら……

 

『AYAME HA NHK MO SUKI』 余り『I』『O』

『あやめはNHKも好き』

 

『あやめ』と言えばもちろん「銀色」の『あやめ』でしょう。そして「銀色」に出てくる『あやめ』は1章の『あやめ』、3章の朝奈と夕奈さんの母親の『あやめ』、そして4章の初代『あやめ』と現代の銀子ちゃんこと『篠崎あやめ』の計4人。しかしNHKを見ている……となればこれは当然銀子ちゃんのことを示してると断言できますし、「も」と言うのは当然三井君(トラ)を指しているものと思われます。

ここで問題となるのは余っている『I』と『O』です。

『OI』……甥……違う……。

『IO』……イオ……木星の衛星「イオ」……違う……。

……「ドラクエ」の呪文の「イオ」……爆発系呪文の「イオ」……「あやめは爆発的にNHKが好き」……んなバカな。

だとすると「みずのかけら」で有名な「イオ」……会社が違うな…………ん? い、いや、待ってください。「イオ」はそれだけではありません。こんなことまでやってるのです。

 

そう、あの「みずいろ」人形です!!

 

早速確認をしてみました。これは日和人形のタグです。

日和人形のタグ

 

どうすれば飲み込めるのかはわかりませんが確かに「みずいろ」人形を作っているのは「イオ」でした。まさかこんな身近にヒントが転がっていたとは驚きです。

 

 

繋がったか…………いや。

銀子ちゃんがNHKを好んでいるという事実と「みずいろ」人形。確かに「ねこねこ」さん繋がりでどことなく道は開けてきたように感じます。それでもまだ足りません。

 

他にもわかっていることと言えば、このシーンに出てくるファミレスのモデルとなっている店は既に潰れていると言う事(おかえしCD4のスタッフルームのあきのんさんのコメント参照)ぐらいです。ここは一つ原点に立ち返ってみましょう。もう一度問題の画像をよく見てみると……。

ファミレスの窓

 

……ん? 今までは『カモノハシ』と言う言葉にのみ注目しておりましたが、窓にあるのはそれだけではありません。強引に思い込めばカモノハシの絵に見えなくもない図柄……これは恐らく冬(作品内の季節は冬)で窓が曇ってしまい、手前の座席に座っていた人物が単純に外を見ようと窓を手でこすった跡でしょう…………いや……そう思い込ませられているのだとしたら? あの跡が手でこすった跡であることは明白です。しかしそこにメッセージが秘められてるのだとしたらどうでしょうか。

 

手でこすった跡をたどってみましょう。

手でこすった跡

 

この軌跡、一体何に見えますか? ……そう、稲妻ですね。これは明らかに稲妻をかたどっていることが見て取れるでしょう。そこに秘められたメッセージとは……『稲妻』……『イナズマ』……「みずいろ」で『イナズマ』……「みずいろ」の『イナズマ』…………。

 

 

『青いイナズマ』!?

 

 

まさかこれはSMAPのヒット曲『青いイナズマ』を意味していると言うのですか!? そしてキーワードはNHK……と言う事は……紅白歌合戦!? でも『青いイナズマ』がリリースされた年(1996年)の紅白でSMAPが歌ったのは『SHAKE』のはず。と言う事はこのメッセージが本当に伝えたいのはこの『SHAKE』の方だと言うことに!!

 

『シェイクシェイクブギーな胸騒ぎ
 チョーベリベリ最高ヒッピハッピシェイク
 シューシュー星が流れてく
 あしたからハレルヤ ふたりならヤレルヤ』

 

何語だかもよくわからん歌詞ですが、おそらくはこの中に伝えたいことがあるのだと思います。チョーベリベリ……ヒッピハッピシェイク……シューシュー……ハレルヤ……ヤレルヤ…………ん?

『ハレルヤ』?

『ハレルヤ』ですって!?

元々『ハレルヤ』とはヘブライ語で「神を誉め讃えよ」という意味ですが、むしろここではそれにかけて使っている「晴れるや」の方が意味合いとして強いでしょう。『晴れ』……つまり『日和』。そして『ふたりならヤレルヤ』……ぶっちゃけた話『ヤる』。これらを要約すると

 

『明日からは日和とヤろうと思う』

 

となります。ここで思い出して頂きたいのが『あやめはNHKも好き』の文言。単にNHKというキーワードだけでなく、銀子ちゃんまで引き合いに出していることに注目です。そして「みずいろ」人形。「銀色」と「みずいろ」のコラボレーション……それは「銀色〜完全版〜」

「銀色〜完全版〜」のおまけを思い出してください。【わたしを海に連れてって!】で雪希と一緒に海に行っただけの健二。そして【わたしを海に連れてって!2】で室内プール(子供向けビニール製)で日和と結ばれた健二……雪希と日和、どちらが健二との関係が深いかは明白ですね。

 

そして『シューシュー星が流れてく』にも注目。星(=STAR)はタロットにおいて「希望が叶う。理想の相手との出会い」などの意味があります。その直後に日和を選んだと言う言葉が出てきたと言う事は……。

 

 

 

……謎は全て解けました。

 

上記の指し示している内容の全てが雪希よりも日和が上であることを物語っております。「みずいろ」において『真のヒロインは誰か』と言うのは長くファンの間で取りざたされてきたことですが、はっきりとした解答は得られていないのが現状でしょう。雪希派と日和派、この「みずいろ」2大派閥の衝突は必然と言えました。しかし答えはとっくの昔に出ていたのです。

 

 

『日和こそが「みずいろ」の真のヒロインである』と。

 

 

何と言うことでしょうか。この長年の謎の答えは既に「ねこねこ」さん本人の手によりオープニングデモという形ではっきりと示されていたのです。まさか……まさかあの1シーンにこんなメッセージが含まれていたとは……。

 

 

……今回の調査は以上です。全く私情を挟まずに調査して参りましたが日和派である我々(インターネットセクション)にとってこれほどまでに喜ばしい結果が得られようとは……感無量です。

 

 

今後も我々(インターネットセクション)にリサーチを御依頼したいと言う方は本物か掲示板かメールにて御連絡を。なお、調査結果の内容に関する保証は一切いたしかねますので御了承下さい。

 

 

胸がふる〜える〜♪ 淡く〜揺れ〜てる〜♪ (←EDテーマ)

 


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