|
遥か昔、この空には龍が存在した。 |
|
長年の沈黙を破り……ついに発売された「SNOW」。最早発売されないことがネタとなり、いつしかそれが存在意義とまでならんとしていた時に突然発表された発売日。あれは衝撃的でしたね、とちょっと振り返りたくなるのがこの「SNOW」。いよいよプレイ日記の開始ですー。
まず音声が無いのに使用HDD1.9GBと言うところを激しく追及したいところですが、それも品質アップのためには仕方の無いことだったのでしょう……と良心的に解釈。とにかくスタートでございます。 んでトロトロと進めて数時間、どうやらヒロインも出揃ったようです。
要するに謎だらけってことですよ、まだ。
んで1周目はメインヒロイン・澄乃を狙って参りたいと思います。澄乃の親友・芽依子もかなり気になりますが澄乃本人もかなりいい感じです。ドジですぐ泣く(一応)幼馴染……かなりピンポイントでキテますね。どうやら一部では「SNOW」が「Kanon」そのまんまだとの批判が出ているようですがとんでもない話です。ちゃんと「うぐぅ」が「えう〜」になってるじゃないですか。まぁそれは冗談としても確かに雰囲気は似ています。でも『笑い』で言えば「Kanon」よりも上かと。 とにかく澄乃も気に入りましたが主人公・出雲彼方もかなり気に入ってしまいました。オープニングでいきなり死亡という離れ業をカマしてくれましたがすぐに復活……伏線なんでしょうね、コレ。彼方はリアクションがすげぇ面白いです。OKOK、俺の分身として認めます。
そんな感じで澄乃目指してプレイ中です。1周目ですし長くかかりそうですけど地道に参りますよ〜。 |
|
まだだ、まだ終わらんよ!! >挨拶 と言う訳でまったりと澄乃シナリオをプレイ中です。ここまで純真無垢な娘が現実にいたらそれはそれでヤバいと思いますがゲームなのでOK。妙にあっさり彼方と結婚してしまったようですが、それは忘れていたようで昔の想いを引きずっていた……と言う事で。
それにしても澄乃シナリオに入ったと思ったらいきなり他の全ヒロインに御退場願ってしまいましたね。その潔さや良し、って感じですがまさかつぐみさんが旅館をほっぽりだしていなくなってしまうとは思いませんでしたよ。結構好きだったのになぁ。てっきり誠史郎先生とデキてるのかと思っていたのですがそれも違う御様子。どこに行ったのやら……。 とりあえず芽依子と彼方のやり取りが面白すぎます。そして彼方は澄乃とひたすらバカップル(夫婦?)ぶりを発揮している状態で、あんまりシナリオ的には進んでいないような感じです。
っつーか今気付いたんですけど……。
つぐみさん、バスト100っ!?
このキャラ紹介、桜花の体重12kgも死の淵に立ってる設定だと思っていましたがつぐみさんのは見逃してたな……(←それで死ぬ訳ではありません)。
そんなこんなで「SNOW」日記はまだまだ続きます〜。 |
|
澄乃クリア〜……だと思います。
まぁ順を追って御説明致しましょう。最初は前回からの流れでひたすらバカバカラブラブやってたんですよ。露天風呂でヤったり露天風呂でヤったり露天風呂で違う穴に入れたり。でもある日澄乃が朝ご飯・昼ご飯と作ってくれたのですがそれが全く同じ献立だった、と言う事がありました。彼方は「澄乃が作ったものだから」と簡単に流してしまい美味い美味い言ってましたが俺は違いました。 (そうか……それでくるか) 1つの予想を持ってキーボードから手を離し、おもむろに席を立って戸棚からタオルを。「この系統に俺は弱い」と言う自信がありました。その後澄乃が夕ご飯まで同じ献立を作った時に『予想』は『確信』に変わりました。 澄乃はどんどん忘れやすくなり、お使いを頼まれてもそれを忘れたり、外に飛び出したら帰り道が分からなくなり、さらにはそのこと自体を忘れたり。誠史郎の診療所に連れて行って診察してもらった結果、澄乃は「記憶を失っていく病気」であることが発覚……衝撃を受ける彼方と小夜里さん。さらには治る可能性は低いとも……。
そして彼方と小夜里さんの戦いが始まりました。老人の痴呆症と同じような症状の澄乃はご飯を食べたことを忘れて「お腹がへった」と暴れたり、目を離した隙に徘徊したり、彼方との大切な思い出も忘れたり。ヒステリックに叫ぶ澄乃に小夜里さんも限界を超える時がありましたが、彼方と2人で頑張りました。頑張ったんですよ……必死で頑張ったんです。そして俺は思いました。 (タオルが役に立ったな……) だから俺は「病気」とか「入院」とかのキーワードに弱いんだって……辛い、あまりに辛い。彼方と澄乃が幸せになる証である指輪をいとも簡単に投げ捨てる澄乃。極寒の中、池に落ちた指輪を傷だらけになりながら探す彼方。諦めかけても決して諦めず、澄乃と幸せになることを誓った彼方はひたすら指輪を探して……そうして見つけた指輪ももう澄乃が付けてくれることは無くて。最早澄乃は大好きなあんまんのことはおろか、彼方や小夜里さん、親友である芽依子のことも完全に忘れていました。彼方と2人で取りに行くと約束したウェディングドレスのことも。
出来ることは何も無く、こんなことなら自分は落盤事故で助かったりせずに死んでしまえばよかったとすら思う彼方。しかしそこで浮かんできたのは「何故自分は助かったのか」と言う事。助かった理由、それは澄乃が龍神の社へお百度参りをしたから、その願いを龍神が叶えたから……彼方にやれることが1つだけありました。 吹雪の中、龍神の社へ向かった彼方はお百度参りを始めました。ただただ澄乃が助かりますように、とボロボロになりながらも。澄乃も自分のためにこれをやってくれたんだと。しかし、二晩寝ずにお百度参りを続けた結果、残り僅かになったところでついに彼方は力尽きて倒れました。そのまま雪に包まれながら気を失った彼方が澄乃との幸せな日々を映し出す夢から目覚め時、そこは旅館の自分の部屋でした。そして部屋に入ってきたのは…… 「よかった〜! 彼方ちゃん、ここにいたよ〜」 笑顔で彼方に話しかけてくる澄乃。もう決して見ることが無いと思っていた笑顔で……よかった……本当によかった……。澄乃を思い切り抱きしめる彼方と小夜里さん。帰ってきた忙しくも穏やかで、そしてとても幸せな日々。
久しぶりにスケッチに行きたい、と澄乃。もちろん彼方も一緒に出かけます。玄関先で繰り広げられるごく当たり前の親子の会話場面に奇跡を思い、空に向かって願いを叶えてくれた龍神に想いを馳せる彼方。その空を覆うように彼方を覗き込んできた澄乃。あんまんがいっぱいに入った袋を持って、幸せそうに微笑みながら……。
【 Fin 】
となるかと思いきやまだ続きが。おかしいなぁ、あの澄乃のCGがエンディングの、つまりは『締め』のCGだと思ったのに。まぁいいや。 2人は龍神湖へと向かいます。 「彼方ちゃんと、あ〜る〜く〜♪」 歌を歌いながら、本当に幸せそうに歩く澄乃。龍神湖に着くと、澄乃は湖をバックに彼方をモデルとしてスケッチを描き始めました。しばらくして描きあがった絵は幸せそうに笑っている彼方と澄乃の絵。そして「だいすき」の文字。小学生レベゲフンゲフンッ……本当に幸せそうな絵です。それは2人がずっと一緒にいることの証であり象徴。よかったね、本当によかったね……。
【 Fin 】
となるかと思いきやさらに続きが。あれ? まぁいいか。 元祖『2人は幸せになる証』である指輪を澄乃に返し、その指にはめてあげる彼方。再び交わされる誓い。これで2人はずっと一緒。あと翌日にオーダーメイドで注文してあるウェディングドレスを一緒に取りに行く約束も。
旅館に帰って小夜里さんと澄乃による美味しい夕飯を食べて、何一つ問題は無かったはずなのですが……夜になって澄乃が微熱を出してしまいました。病み上がりで疲れているんだろう、と早めに休ませる彼方と小夜里さん。翌日ドレスを取りに行くためにも早く眠る澄乃でしたが……翌朝、熱はさらにあがっていました。 (おいおい……もういいんだぜ?) と俺。だってもう澄乃は何の心配も無い……はずなんだから。
ドレスを取りに行く時間までに下げる、と澄乃は言いますが熱はあがる一方。もう今日は諦めてまた後で取りに行こうと彼方と小夜里さんは言いますが……。 「彼方ちゃん…。おね…っがい…、今日、行くの…!」 フラフラになりながらもそう主張する澄乃。それでも彼方は行かせる気にはなりませんでしたが、小夜里さんが澄乃の主張を認めました。驚く彼方に澄乃を背負って連れて行くように頼む小夜里さん。 出発する段になって、澄乃は小夜里さんに言いました。 「…わたし…、お母さんのこと…大好きだよ」 わかってる、と小夜里さん。 「あたしも、あんたのことは愛してる!!」 澄乃を抱きしめ、そして彼方と澄乃を追い出すように突き放す小夜里さんの目には涙が。 「お願いだから! 早く、行って!!」
降りしきる雪の中、澄乃を背負って彼方は歩きます。澄乃と交わす会話は結婚式や新婚旅行、そして一緒に桜を見に行く約束のこと、将来のこと。しかし澄乃の瞼は何度も閉じかけて……。
「…幸せ…だったよ…」
閉じられた澄乃の目。それ目が再び開くことはもう無くて……店に着いたら起こす、と言う彼方は涙で前が見えなくて。浮かんでくるのは子供の頃のこと。カーテンのレースをベール代わりにして彼方の花嫁になったとはしゃぐ澄乃の姿。
「わたし、彼方ちゃんの花嫁しゃんんん〜〜〜!」
「大好き、だよ…」
彼方は気が付くと鳥居の下にいました。上の神社から聞こえてくる声に誘われるように石段を登ると、そこには誰かを待ちながら楽しそうに遊ぶ澄乃と桜花の姿が。見ているだけでそこに入る事が出来ない彼方。その愛しい澄乃の笑顔に近づこうと足を踏み出しますが、二人に近づくにつれて周りの景色は遠ざかり、音も無くなっていって。 ただ彼方の目に映るのは目の前にある愛しい人の笑顔。
「澄乃…」
「…彼方ちゃん」
「やっと…帰ってきたのじゃ…」
おかえりなさい…
【 (今度こそ)Fin 】
えーと…………とりあえず謎だらけってことで。 澄乃が記憶を失う病気になった理由も分かりません。治ったはずの澄乃に訪れた突然の終わりも分かりません。最後に出てきた澄乃と桜花、そして彼方の関係は……何となく想像だけは出来ますが。単純に考えれば澄乃は悲恋伝説に出てくる龍神の生まれ変わりで、彼方はその相手の男の生まれ変わりで、桜花はその子供で。まぁこれはあくまでも予想ですが。 っつーか澄乃はどうなったの!? これで澄乃が本当に死んでしまっていたらメビウスを夜襲する覚悟です。
とりあえず他のヒロインも攻略しないと話は進まないのでしょう。はやる気持ちを抑えて次へと参ります。
ここで1周終えた時点での感想を。 絵は問題無し。好きな絵です。音楽もかなりイイ。雰囲気を大いに盛り上げてくれましたし、ED曲もなかなかです。シナリオは「Kanon」っぽい感じはしましたが、それでマイナスにするつもりはさらさらありません。あとCG鑑賞と、そのイベントCGの出てきたシーン鑑賞が出来るシステムはかなりグッドかと。確かに盛り上がるシーンにイベントCGはつき物ですからねー。 そんな訳でここまでは充分に良作の条件を満たしていると言えます。ボイスが無いことは全く気にしませんし。さて次は……ん? タイトル画面のバックは雪に覆われた山々から新緑に包まれた山々に変わったのは一目瞭然ですが、メニューに『Legend』なる文字が……? 早速選んでみると妙に時代がかった雰囲気です。さっきは「Kanon」っぽいと言いましたが、むしろこれは「AIR」ですか? 長くなりそうなので続きは次回に致しますー。 |
|
えーと……。
『Legend』こと過去編をクリアーしました。クリアーしたと言っても選択肢が無いので単なる一本道だったんですけどね。この過去編は何故龍神村に雪が降り続けるのか、何故澄乃は記憶を失ったのか、各ヒロインと彼方が一体何者なのか……そんな数々の謎と因縁が明らかになる昔話でした。そう言った意味ではますます「AIR」の「summer編」と酷似していると言えるでしょう。
ふぅ……。
まぁ色々と思うところはあるのですが。
とりあえずですね。
「先生」
「何だね、雀鬼龍君?」
「質問していいですか?」
「ああいいよ」
「あの……」
「……」
「この先どのツラ下げて芽依子と顔を合わせればいいんでしょうか?」
そんな感じでした。いや参りましたよ、この『Legend』。もしかして全編クリア後、もしくは直前ぐらいにプレイした方がよかったですか? でもいきなりメニューに出てこられたらやらずにはいられないのが人間ってもんでしょう。仕方ない、うん仕方なかったんだ。
この『Legend』は上記の通り、龍神村に伝わる龍神と人間の悲恋伝説の真実を伝えるものでした。代々龍神を奉り迎えてきた一族の兄妹と、2人の力によって降臨した龍神の姉妹の物語です。 物語は兄・白桜と妹・鳳仙が生まれた村に帰ってきたところから始まりました。その村の名は『若生(わこう)』、またの名を『龍神村』です。賊から村を守るため、賊に殺された両親の仇を取るために2人は願いを神に伝えるとされている龍神を降臨させることに成功。そうしてやってきた龍神の姉妹は白桜を子供の頃から見守っており、慕ってきたと言う いつしか「決して結ばれてはいけない」という龍神と人間の掟を破り、好き合い、結ばれてしまった白桜と龍神の妹・菊花。さらに祭りの日に村は龍神を狙う賊に襲われて、天に帰る機会を失ってしまった龍神達は天罰を受けることになります。辛い逃亡生活の中で菊花が妊娠していることが分かりますが、その菊花は天罰によりどんどん記憶を失っていくばかり。白桜のことも、鳳仙のことも、姉の龍神のことも、そして自分のことすらも。 止まない雨に打たれながら身も心も打ちひしがれていく一行。嘆き悲しみながら天に祈る龍神姉と白桜……。 その祈りのかいあってか、ある朝突然菊花の記憶が戻りました。喜ぶ一行でしたがそれも束の間、村には賊の残党がいるようで帰るに帰れない状況だったのです。さらには再び熱を出して瀕死となってしまった菊花を背負った状態の時に賊と遭遇。まさに絶体絶命のその時……菊花が息を引き取りました。 その瞬間修羅となった白桜。賊を全滅させ、その死体をも斬りつける白桜の姿を何も出来ずに見ていることしか出来なかった鳳仙。そして妹の死を狂わんばかりに嘆き悲しむ龍神姉。 さらに白桜は死の間際にいた菊花にまだ生まれていない子供のことを託されていましたが既に生きる気力を完全に失っていました。鳳仙と龍神姉がその場を離れた僅かな隙に菊花を追うように自害。その瞬間を見たのはちょうど薬草を取って戻ってきていた龍神姉のみでした。
最愛の人の子供を宿しながらも死んでいった菊花。 最愛の人が自分の子供を宿しながら死んでいき、それを追って自害した白桜。 最愛の兄が自害し、その死に目にも遭えなかった鳳仙。 愛妻の妹が死に、密かに慕っていた白桜が死に行く様を見ているだけだった龍神姉。
あまりにも悲しい結末。あまりにも辛い天罰。しかもこの因縁は未来永劫繰り返されると言うのです。しかし先見の能力を持っていた鳳仙は知っていました。遠い未来で白桜の生まれ変わりがこの因縁を断ち切ることを。ならば、と龍神姉に自分を不老不死にしてくれるよう願いでた鳳仙。その因縁が断ち切られる瞬間を待ち続けるために。そしてその願いを承諾した龍神姉も最早天に帰ることは叶わず、同時に老いることもありません。2人はもう会わないことを誓い、鳳仙は龍神村の片隅で、龍神姉は山の中で人を避けて生きる道を選ぶのでした。そして龍神村は龍神姉の悲しみ故か、止まない雪に包まれたまま時が流れていきます。 そして時代は現代に。 鳳仙はたまたま出会い頭で車とぶつかりそうになり、その車を運転していた男の家で暮らすことになります。その男とは龍神村の医者・橘誠史郎。一方龍神姉は深い山の中で一人静かに祈りを捧げる日々を過ごしていました。
つまり芽依子こそが鳳仙であり、しぐれこそが龍神姉であった、と。さらに菊花の生まれ変わりが澄乃であり、白桜の生まれ変わりが彼方、そしてその2人の子供が桜花……。
何と悲しい宿命と言う名の鎖に縛られた女達であることよ!! (↑勿体ぶった言い方に特に意味はありません)
ちなみに残る旭は何者かと言うと、正体は掛け軸から飛び出してきた妖怪ウサギ。人間になりたいと思っており、白桜に「いい事をすれば人間になれる」と騙された上、一行に付いてきたせいで賊にやられて掛け軸に戻らざるを得なくなったという不憫なやつです。きっと子供の頃の彼方が掛け軸から出してしまったのでしょう。
以上の結果をまとめますと全責任は白桜(=彼方)にあるとしてよろしいのでしょうか?
澄乃の辿った運命は菊花と酷似していることはわかりました。記憶を失っていき、一旦は記憶を取り戻すもすぐに病状は悪化。そして死。と言う事は因縁を断ち切ることは出来なかったと言う事ですか? でもエンディングに出てきた澄乃と桜花は……むむむっ!?
世間では桜花とヤれず、さらには芽依子を攻略出来ないことに憤り、血の涙を流す人で溢れているらしいですがそれは仕方無いでしょう。まがりなりにも芽依子は『妹』ですし、桜花は『娘』なんですから(桜花に関してはそれ以前の問題がありますが)。 ところで最後の種明かしが出てくるまで『芽依子=鳳仙』『しぐれ=龍神姉』であることに気付かなかった俺はニブい人間ですか? 言われてみれば顔同じジャン、みたいな感じでしたよ。分かった瞬間は「おおうっ!」とかうめきながら頭抱えてました。
さてさて。だいぶ謎がすっきりしたところでタイトル画面の背景がまた雪に包まれてしまいました。さっさと現代編に戻れと言われているようです。さて次は誰にしようか……桜花は最後にしようと思っているので旭かしぐれか。むむぅ。 |
|
「SNOW」攻略第5回〜。旭としぐれでどちらを攻略しようか迷いましたが、ここはしぐれの過ごした数百年間を癒してあげたくてしぐれでいくことに。
でも力不足でした。
全然クリアーできなーーいっ!! どうしてもバッドエンドになってしまう……と言うかしぐれシナリオに入ることすら出来ません。しぐれ目指して他のヒロインにはひたすら冷たく接しているのですが、どうしても龍神天守閣が倒産しちゃいます!! まぁこのバッドエンドはバッドエンドで趣がありましたけどね。突然倒産が決まってしまった龍神天守閣に村人が集まってきたりと人情味もたっぷりです。でも芽依子が来てなかったのはちょっと意味深なものを感じます。経営厳しかったんですね……あの豪勢な飯の数々は一体何だったのか気になりますが。
旭がやってきて居座りかけたときはビビりましたが何とか追い出して(ヒデェ)、さてしぐれとはこれから……と思った途端襲い掛かってくる大ニュース。それが倒産。つぐみさんも大変だったんだね、と同情したのも束の間でいきなりの結婚宣言。やっぱりつぐみさんと誠史郎は付き合ってたのね。つぐみさんは「Kanon」の秋子さんとはまた違った母性の持ち主で、明るく前向きなとても素敵な女性だと思います。どうか幸せになってください。でも入籍する時に橘家の戸籍とかをイジるでしょうから、芽依子が娘じゃないこととかバレちゃうのでは? そんなこと気にするつぐみさんじゃないと思いますけどねー。
んでエンディング。彼方の乗ったバスを追いかける澄乃が愛しいのなんの……あんまんも放り出してただひたすらに走って走って……やがて見えなくなって。澄乃……。
とりあえずバッドエンドも激しく「AIR」の『よーいどん!エンディング』に近いものを感じましたがそれはそれとして何故バッドエンドに? うーむ……仕方ないので旭から攻略すると致しますか。何せ3回はこのバッドエンドを見ちゃいましたからね、くそぅ。 そんな訳で以下次回ですー。 |
|
旭をクリアーしましたー。ぱちぱちぱち〜。
んで感想を一言で言うと「泣けた……」。旭は『Legend』に出てきた妖怪うさぎであり、彼方が10年前に掛け軸からだしてしまったのも予想通り。そして人間の姿となって彼方に近づいてきたのも、徐々に身体の自由が無くなっていって最後には消えてしまうのも……全て予想通り。予想通りですが……泣けました。 プレイなさった方の誰もが思ったことでしょうけど旭シナリオは激しく「Kanon」の真琴シナリオに酷似していました。旭とずっと一緒にいることを選んだ彼方でしたが、旭が消えてしまうのを止めることは叶わず、最後に抱きしめた旭の身体の温かさを押し留めることも出来ず。 でも最後に旭は帰ってきます。たとえそれがうさぎの姿であろうと、彼方の傍にいるために。思うに旭の彼方に対する『好き』は恋愛感情と言うよりも慕情にと言った方がいい感情だったのだと思います。だからこそ、うさぎのままであってもあんなにも嬉しそうな表情をしていたのだと思うのです。
とにかく旭シナリオ。彼方と結ばれたのも束の間、目が見えなくなり、耳が聞こえなくなり、口も利けなくなり、それでも彼方の傍にいようとしていた旭の一途な想いは本当に涙を誘いました。掛け軸さえあれば半永久的に存在することができる旭には、もう一生彼方の傍で暮らしていってもらいましょう(笑)。『Legend』の前にプレイするか後にプレイするかで結構印象が変わりそうなシナリオですね。
んで勢いに乗ってしぐれシナリオまでクリアー! 個人的にはこっちのシナリオの方が好きです。なかなかしぐれシナリオには入れなかったのですが、何とか入ることが出来ました。澄乃が吹雪の中から電話してくるシーンでひたすら無視するのではなく、一度無視してから改めて現場(?)に向かわなくてはいけなかったとは……不覚!!
しぐれは『Legend』に出てきた龍神姉。しぐれの猫耳帽子は龍神の角を隠すためのモノです。救うことのできなかった妹・菊花と白桜、そして2人の子供を供養しながら数百年を生きてきた存在、それがしぐれ。「北里」と言う名字は一度も出て来なかったような気がしますが、これはしぐれが北の山に住んでいることから『里(村)の北』に住んでいるという意味でそう名乗っているということかな、と勝手に想像してます。
深い山中で彼方はしぐれと出会いました。動物と暮らすしぐれに興味を抱くと同時に、初対面にも関わらず自分を明らかに避けるような素振りをするしぐれに彼方は近づこうとします。それでもあくまで彼方を避けるしぐれでしたが、ある時崖から落ちた小鹿とそれを助けようとしていたしぐれを彼方が救ったことから2人の距離は縮まることに。いや、しぐれはきっと彼方とそうなることをずっと望んでいたのだと思います。何故なら彼方の前世である白桜をしぐれは愛していたのですから。 その後つぐみさんの作った弁当を一緒に食べたりと徐々に仲良くなっていく2人でしたが、しぐれはあくまでも山から下りようと致しません。でも祭りの前日になってしぐれは来てくれました。しかもつぐみさんは祭りの準備委員会で留守。旅館には彼方としぐれの2人きりとなり、怯えたような感じで彼方に寄り添ってくるしぐれ……ここで選択肢。
『遠慮なく』……明らかに罠です。バッドエンドの匂いがぷんぷんですよ。そもそもここでしぐれとヤっちゃったら過去編で菊花とヤった白桜と同じですからね。なのでここは『遠慮なく抱くぞ」で!! ……い、いやCG回収と言うか、単にしぐれが可愛いからと言うか(汗)。とにかくここでしぐれとヤったことにより、しぐれも菊花同様天罰を与えられる身となってしまいました。最後に自分の正体を明かして去っていくしぐれ……バッドエンド。あああ……。
気を取り直してもう一度。しぐれを抱かずに一夜を過ごそうとした彼方に異変が起きます。どこまでも落ちていくような感覚、突然現れた自分に似た男、その男からの頼まれ事……気づくとそこは自分の部屋ではなく、外には雪など全く無い完全に別の世界。そこは数百年前の龍神の社であり、彼方は白桜となっていました。白桜からの頼まれ事とは『歴史と変える』こと。掟を破り、菊花と結ばれてしまった自分には出来なかったことを彼方に託してきたのです。 白桜となった彼方の前には芽依子と同じ顔をした鳳仙が。明らかにおかしくなってしまった兄に戸惑いながらも鳳仙は彼方と共に龍神を降臨させる準備を進めます。そして何とか成功して降臨してきた龍神は澄乃と同じ顔をした菊花と、しぐれその人。彼方は思わず抱きついてしまったりと失態をその後も繰り返しますが、それなりに楽しくも穏やかな日々が続きます。表面上は。 しぐれはいつも夢を見ていました。あの楽しくも悲しかった数日間の夢を。そして彼方が白桜となった『過去』もしぐれは自分が見ている夢であると言います。これは一体どう言う事なのか。後の話ですが彼方は実際に過去を変えることに成功します。と言う事はこれは夢ではなく本当に過去に来たことに間違いは無い訳ですが、となつとしぐれも過去に来ていたということに。その辺はやはり数百年間苦しみ続けているしぐれを思い、その苦しみから解放してあげようという白桜の気持ちだと思います。 とにかく白桜は鳳仙に「おかしな兄上」と言われながらも何とか過去での生活をこなしていきます。妖怪うさぎの「あさひ」はあっさり掛け軸に封印し、菊花の想いに応えるようなこともせずに。この辺は白桜にとってはある意味不本意かもしれませんが、数百年間の天罰からみんなを守るためには仕方の無いこと。もっとも彼方はそんなことを意識してやった訳ではないのですが。 そして迎えた祭りの日。村人達と一緒になって踊る彼方達。龍神であるしぐれ・菊花にとっても未だかつて無いほどに楽しい祭りです。しかし聞こえてきたのは夜盗の遠吠え。彼方は自分と一緒に過去に来ていた打上花火をもって龍神村を襲ってきた夜盗を撃退。「楽しいいいいいいいいいいっ!!」とか言いながら花火で夜盗に大火傷を負わせる鳳仙が恐いです。とにかくこうして無事祭りは終了しました。 しぐれと菊花が天に帰る時がやってきました。菊花には大量の饅頭を、しぐれには線香花火を渡す彼方。涙を流しながら天へと帰っていく2人。しぐれと線香花火を一緒にやる約束をしながら見送る彼方。その後彼方の意識はホワイトアウト。よく歴史を変えてくれた、と白桜。そして暗転……。
これは本当に望んでいたこと、としぐれが闇の中に現れます。でも現実は違う、としぐれ。白桜と菊花が結ばれ、その子供共々死んでしまい、しぐれは数百年間孤独と罪悪感に苦しめられてきた……それが現実。ひたすらに自分を責め続けるしぐれを彼方は抱きしめました。 「誰も助けられなかった! だから、みんな…みんな…!」 「…しぐれ」 「みんな、私を…」 「………俺も、菊花も、鳳仙も、生まれなかった子供も…! お前を…きっと…許している」 「…わ…私を……許して…?」 「…ああ」 「…私を……許して…下さるのです…か?」 「…ああ!」 「………っ」 それはしぐれの罪が解放された瞬間。しぐれの闇が解放された瞬間でした。 「…あっ…あっ…いっ」
「っああああああああああああああああああああああっ!!」
泣き叫ぶしぐれ。それは正に絶叫でした。何百年も溜まっていた自責の念と共に吐き出されていくかのように。闇に走る亀裂。差し込む光。
「うあああああああああああああああっ! うああああああああああああっ!」
「…辛かったな…独りで…気の遠くなるような…孤独だったな…」
「ああああああ〜〜〜っ! うああああああああああああああ〜〜〜っ!!」
「…もう…いいんだ…」
「ああああああああああああああああああ! あああああああああああああ!」
「終わったんだよ…」
「あああああああああああああ〜〜〜〜っ!!」
「…すべてが…終わったんだ…」
「あああああああああああああああああああああああっ!!」
……そしてホワイトアウト。
目覚めるとそこは旅館の自分の部屋。夢から覚めたのか、と隣を見ると一緒に寝ていたはずのしぐれの姿がありません。代わりに彼方を見て驚いた様子のつぐみさんの姿が。つぐみさんが言うには彼方はこの村に来てすぐに落石事故に遭い、今の今まで意識を失っていたのだと言います。半月もの間も。にわかには信じられない話。でも床ずれした自分の背中や両親からの見舞いの品、地元のバイト仲間からの手紙など、信じない訳にはいかない証拠の数々が。そしてしぐれの姿は無く、彼方には一体何が何だか……。 彼方が目覚めたと聞いて見舞いにやってきた澄乃や芽依子。澄乃は10年ぶりの再会で、芽依子は初対面であり鳳仙の記憶もありません。村の伝説は彼方が『夢』の中で体験した通りのものに変わっており、祭りの内容も変わっていました。さらに山の中でしぐれを見た人が「雪女だ」と言っていた噂もなくなっていたのです。全てが夢なんだ、と彼方。しかし夜になって旅館から花火を見た時、全てが現実がだと分かってしまった時、彼方の頬を涙が伝ったのでした……。
数日後、体力の戻ってきた彼方が冬の龍神村を歩いていました。普通に四季のある龍神村に滞在する最終日、彼方が向かったのはしぐれと共に過ごした山中の野原。しかしそこには誰もおらず、石を積み上げただけの質素な墓も無く……その全てが自分の体験したことを裏付けていました。龍神は無事天へと帰り、誰も不幸にならず、しぐれが地上に残ることもなかったと言う事実を。 その夜、つぐみさんに見送られながら彼方は帰宅の途につきました。多くの人に心の中で別れを告げてバス停に。バスを待っている間に浮かんでくるのは村の生活のこと、しぐれのこと。そしてコートのポケットに手を突っ込むと……そこにあったのはしぐれと約束をした線香花火。思わず立ち上がる彼方。 「あれは全部、夢で…! 俺と、しぐれは…!」 …出会ってなかったんじゃ…なかったのか…?」 諦めかけていた彼方に灯る希望。最終のバスのも乗らず、やってきたのは例の野原。そこにしぐれがいるような気がして、でも誰もいなくて。 「…それでも…約束したんだ」 一緒に花火をしようという約束。その約束を信じて彼方は線香花火に火をつけました。花火をすれば会える、そう信じて。でもすぐに花火は消えてしまいます。新しい花火を取り出してまた火をつける彼方。 「…俺は、ここだぞ…しぐれ…」 消えてはまた付けて、消えてはまた付けて、その繰り返し。しぐれと過ごした日々を思いながら彼方は待ち続けます。そして最後の花火も消えようとしていました。まだしぐれが来ていないのに。 「待ってくれ! あと少し…!」 無情にも力尽きる小さな花。全てが夢だったのか、と彼方が思ったその瞬間、全てを持ち去ろうとするかのような突風が吹き付けました。雪を被り、一瞬視界を遮られた後に聞こえてきたのは……線香花火の音。そこには手に火のついた花火を持ったしぐれの姿が。
「………」
「………」
「…約束…」
「………」
「…しました…」
「………」
「…花火、するときは…」
「………」
「…一緒です…」
「………」
「………」
「………」
「………」
「………」
「………」
「…しぐれ…」
「…ただいま…です…」
しーぐーれーーーっ!!!
よかったあっ!! 本当によかったあぁぁぁぁ!!!
過去が変わってもしぐれは生まれ変わったんだよ!! 約束を守るために彼方の元へ帰ってきたんだよ!! 今度は人間になって!! 彼方とずっと一緒にいるために!! うわあああああああああああっ!!
はぁはぁはぁ…………ふぅ……。と言う訳でしぐれクリアーです。よかった……本当によかった……。しかしこの過去のリセットと言う展開には賛否両論かもしれません。例えば「ペルソナ2罪」でもやはり過去の出来事をリセットをするエンディングがあったのですが、これにもファンは激論を交わしたものです。どんな過去であろうとそれを受け入れて成長し、未来に向けて歩き続けることが大切なんだという考え方があるからです。確かにその気持ちも分かります。しかし!! 俺は声を巨大にして言いたい!! 数百年間も苦しみ続けていたしぐれが幸せになって何が悪い!! 俺はもう鳥肌モノでしたよ。と言うより線香花火を持って微笑むしぐれにエンディングテーマ「ふたりの足跡」が重なった時は実際に身震いしましたよ。よかった……本当によかった……。
そんな訳でこのしぐれシナリオ。過去を変えたためにかなり現在でも色々なことが変化していました。龍神村に常に雪を降らせていたしぐれもきちんと天へと帰ったためにちゃんと村に四季が訪れ、伝説や祭りの内容も変わり、芽依子は鳳仙本人ではなく鳳仙の生まれ変わりであり(彼女も彼方との約束を守ったんだなぁ、とシミジミ)。そしてしぐれ。しぐれは彼方と結ばれるために人間へと生まれ変わり、彼方の元へ帰ってきました。龍神のツノが無くなっていたことから人間になったことは確実ですし、線香花火の約束を覚えていることから別れ際にその約束をした時の記憶があることも間違い無く、さらに以前と全く同じ服装をしていることから彼方と過ごした現代での記憶もあると考えた方が自然でしょう。つまり過去を変えた云々言ったところで、このしぐれは数百年間の苦しみを彼方によって救われたしぐれその人であることに違いは無い訳です。どうか、どうかいつまでも幸せに……。
そして次回は「SNOW」最終回、桜花編です。果たしてこの物語はどんな結末を迎えることになるのか……以下次回!! |
|
「SNOW」プレイ日記、第七回にして最終回。桜花シナリオをクリア致しました……感無量。
なんと言いますか……『桜花シナリオ』は『桜花シナリオ』を言うよりも『彼方&澄乃&桜花シナリオ』と言った方が正解だと思います。3人の時を越えた絆が……絆が……絆がっ!! うううっ……桜花……お前は幸せだったんだよな?
シナリオとしてはほとんど予想通りと言える展開でした。が、しかし! 一気に引き込まれる何かがありましたね。最初の展開は一瞬澄乃シナリオに入ってしまったかと思いましたがそれは誤り。澄乃シナリオと同じようにつぐみさんが旅館経営から逃げて、澄乃が助っ人として登場しますが小夜子さんは実家待機のままです。そして龍神の社でたった1人、シャモンと共に両親を待ち続ける桜花を彼方が引き取ったところから物語は本当の幕開けとなります。 ある時、社にて目の前の木に雷が落ちたのを見た桜花が倒れ、目覚めた時そこにいた彼方と澄乃を両親を思い込んでしまうということがありました。芽依子の診断で桜花は両親が死んでしまったことを思い出し、その事実に耐えられない自分を守るために2人を両親を思い込んでしまったのだと言います。そして桜花を自分達の子供として育てることを決意する彼方と澄乃。即席親子の出来上がりです。でもこれが実は『即席』ではないことを知っていたのはおそらく芽依子のみ。
ちなみに後々になって考えてみると桜花は記憶を「失った」のではなく、「取り戻した」と言った方が正確かもしれません。独りで待ち続けていた孤独な時間を忘れ、両親の姿を思い出してそれと瓜二つな彼方&澄乃を両親と勘違いした……と考える方が自然かと。もちろん桜花は生まれる前に死んでしまったので「思い出した」という表現が必ずしも当てはまるとは言えそうにありませんが。
そして時は流れて数ヵ月後。3人+2匹(シャモン&あさひ)の楽しい生活の中で新しい生命が生まれようとしていました。澄乃が妊娠したのです。彼方や澄乃に甘えながらもお姉さんたろうと頑張る桜花が微笑ましいのなんのってニイさん(誰?)。 しかし、そうしている間にも徐々に桜花の身体には異変が起こっていました。謎の発熱や咳……学会に行っていて留守だと言う誠史郎さんの代わりに来た芽依子の診断で大人しく寝かせておくしかないといわれますが納得出来ない彼方。苦しい病床にありながらも澄乃の手伝いをすると言ってきかない桜花に涙を禁じえません……。 驚愕の事実は実はずっと龍神村にいたと言う誠史郎さんがやってきた時に発覚しました。桜花を診断してもらおうと抱きかかえて誠史郎さんの目の前に差出す彼方でしたが、誠史郎さんの目に桜花は映っていません。それどころか差し出された誠史郎さんの手は桜花の身体を素通り……そして芽依子から告げられた事実。『桜花は死んでいる』彼方と澄乃にしか見えず、芽依子にはたまたまそう言った力があるからぼんやりと見えているだけ。他の人には見えない存在……それが桜花。 しかしそんな事を彼方や澄乃、誰よりも桜花自身が受け入れることが出来るはずもなく、桜花は旅館を飛び出していってしまいました。彼方と澄乃が龍神の社で見つけた桜花は……果てしなく儚い存在のように見えました。
桜花は間違いなく自分達の子供だ、と彼方と澄乃。泣きながら彼方達に抱きついてきた桜花……親子と言うものが絆の深さで測れるものであればこの3人は間違いなく親子であり、何よりもこの3人は本当の親子なのです。何故桜花がこんな辛い目に遭わないといけないのか……。 仲良く雪だるまを作る3人。彼方の雪だるま、澄乃の雪だるま、桜花の雪だるま、シャモンの雪だるま。ずっと一緒にいることを象徴するかのように寄り添う4つの雪だるま。そしてあさひの分、と雪うさぎを作っている途中で一度桜花の姿は消えてしまいます。それほどまでに桜花には限界が近づいていました。泣きながらしがみ付いてくる桜花。自分は2人の娘なのだと、ここにいたいと泣き叫びます。
「だから、そばにいてほしいのじゃ! ひとりは、もう嫌なのじゃ!」
そんな桜花に彼方は言いました。いつもお前のそばにいる、と。
「…ずっと、そばにいるから」
「ひぐっ! えぐっ!」
「シャモンも、あさひも、ずっとお前のそばにいるから」
「うううう〜! うううう〜!」
「だから、…お前はひとりじゃないよ」
「ひぃっく! ひぐっ!」
「お前は、ひとりじゃないんだ…」
「ひぃっく! ま、まことにっ!? わらわは、ひとりじゃないのかっ!?」
「ああ」
「…ひとりじゃ…ないのか?」
「ああ」
「ずっと…? もう…待たなくていいのかえ?」
「ああ…もう、待たなくて…いいよ…」
「ひっく…ひっく…」
ずっと一緒にいるから、もう待たなくていいから、と彼方は言います。それを聞いて涙を必死に堪える桜花。自分は泣かないから、彼方と澄乃も泣かないで欲しい、と。
「桜花は…いい子だな」
「い…いい子?」
「ああ、優しくて、とてもいい子だ」
「…うん。わらわは…いい子なのじゃ」
「よしよし…」
「父上…母上…」
「ん?」
「桜花ちゃんっ…」
「大好きなのじゃ……世界で一番…大好き…なのじゃ…」
「………ああ。…俺も、愛しているよ」
「うんっ…うんっ! わたしも…ひぐっ!」
「うん…シャモンも、あさひも…大好きなのじゃ」
「ウニャニャー」
そして……桜花の姿が薄くなってきて……。
「…父上…ずっと…頭、なでなでしてて…」
「ああ」
「…それ…好きなのじゃ…」
「よしよし…、よしよし…」
「………」
「………」
……完全に姿は消えてなくなりました。
「…っ!」
「!!」
「ウニャ…」
「お…桜花…?」
胸の中の温もりが……消えました。
「桜花…?」
「うっうっ…!」
「………」
「…ニャー…?」
そして雪は止み、空には青空が……。
ゆっくりおやすみ…桜花…
数年後、万年雪が解けた龍神村に春が訪れました。芽依子や小夜子さんも交えて龍神の社へ花見に向かう彼方達。そこには澄乃の姿はもちろん、彼方と澄乃の娘「さくら」の姿が。その姿は桜花に生き写しです。 さくらを膝に乗せたまま空を見上げる彼方は桜花の事を想います。どうか空の上で目一杯幸せであってくれ、と。そして澄乃の膝の上に頭を乗せてまどろんだ彼方は桜花と出会った時の事を夢に見ました。目覚めると目の前にはジュースを買って帰ってきた愛娘・さくらが。
「パ〜パ。おかえりなしゃいっ!」
「…ん?」
「おかえりなしゃいっ!」
「さくら。違うだろ? パパ、ただいま、だろ?」
「うーうー」
「ジュース買ってきて、ただいま、だろ?」
「うーうー」
小さなほっぺたを目一杯膨らませているさくら。
「はい、一緒に。たーだーいーまー」
「ちがうもん、ちがうもん」
「んん?」
「おかえりなしゃい、だもん!」
「………」
「パパ…ここに……おかえりなしゃい、だもん!」」
「………さくら…」
「…えへ」
おかえりなしゃい…パパ
おかえりなのじゃ…父上
嗚呼ぁ……桜花……桜花っ!!
お前は生きているんだよなっ!? 幸せに、目一杯幸せに生きているんだよな!! さくらが桜花の生まれ変わりであるか、さくらの中に桜花がいるのかどうかはわかりません。最後に「おかえりなさい」と言わせたのが桜花であることには間違いは無いでしょうが、それが一時的なものか恒久的なものであるかはわからないのです。ただ白桜と菊花の元にしても彼方と澄乃の元にしても……いずれにせよ桜花は幸せであると信じたいのです。
ビバ・抱っこシステム!! >全て台無しの言葉
この作品は『父性愛』に目覚めさせます。愛してる……愛してるよ桜花……とりあえずこれから作るゲームは「抱っこシステム」をデフォルトで装備しなさい!! そして桜花を、桜花を……うわあああああああああああああああああああああああ!!!! はぁ、はぁ……。とりあえずグランドフィナーレたる桜花シナリオ……堪能いたしました。激しく桜花が欲しくなりました。誰か……誰か俺と一緒に桜花を作(以下略)。それにしてもメビウスさんは一体どのシーンでこのボツCGを使おうとしていたのでしょうか。右のCGはおそらく桜花がお漏らししてしまったシーンではないか、と勝手に予想してますがありえないだろ、それは。このストーリー展開でエロシーンを入れようと思っていたことが信じられませんよ。もう胸が一杯なんですが……1つだけ言わせて下さい。
しぐれはどうしたんだよっ!!!
これにて「SNOW」オールクリアです。色々と思うところはありますが、いくつか考えてみたいことがあります。例えば芽依子のその後です。この後芽依子がどうなるかと言うと、おそらくは普通に歳をとっていくようになるのだと思います。数百年前に芽依子・鳳仙は龍神姉・しぐれに白桜の生まれ変わりが現れるまで老いないようにしてくれ、と言っていました。そして彼方が現れ、因果の鎖を断ち切ったとなればもう芽依子が老いずに行き続ける必要も無くなったのですから。ずっと『誠史郎』と呼んでいた誠史郎さんのことをエンディングでは『父さん』と呼んでいたことからも、芽依子が普通の娘として生きていく決意をしたであろうことが伝わってくるような気がします。どうか普通の幸せを掴んでもらいたいと願わずにはいられません。そうなるとますますしぐれがどうなったのかが気になるのですが(汗)。 そしてもう1点。『雪を降らせていたのは誰か』ということです。俺は鳳仙の言葉などからずっとしぐれの深い悲しみが降らせているのだと思っていましたがどうやらそうではない様子。色々考えてみると、雪を降らせていたのは桜花ではないか、と思うのです。桜花が彼方の胸の中で幸せなままに消えていくと同時に青空が広がったことからそれが分かりますし、しぐれシナリオで四季が戻ってきたのも過去が変わって桜花の存在自体が無くなったからと考えれば辻妻が合います。 桜花シナリオを【真・SNOW】と位置づけるならば、本当に心残りはしぐれだけになります。あさひはあさひでうさぎのままとは言え彼方達の傍にいられるわけですし、桜花と澄乃(菊花)が幸せになったことは言うまでもありませんし。嗚呼しぐれよ何処……。
あと澄乃シナリオはやっぱり澄乃死んじゃってたのね……夜襲か(ボソッと)。
と言う訳で「SNOW」……良作決定!! ネタとして買っただけの人は積んでるのが勿体無い作品だと思います。とりあえず早急にサントラを希望致します!! 冬コミの「メビウスセット」のCDじゃOPはショートバージョンだし、EDは入ってないし。早急に! 早急にお願いします!! |