DC版「僕と、僕らの夏」

 

『僕たちは、本当の恋を、まだ、誰も知らない』


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第四回 第五回 第六回

DC版「僕と、僕らの夏」攻略第1回。と言ってもDC版「水夏」同様PC版を攻略済みなので詳しくは書きません。ちなみにこの作品は重要な役割を背負っています。それはリハビリ「すきしょ!」で傷ついた俺のハートを癒して欲しいのです。何せアレのせいで普通のHシーンですら気分が悪くなる始末でしたからね。俺と日和の蜜月な日々を返しやがれ、と言う訳です。

 

まず手始めにメインヒロイン・貴理をクリアいたしました。ストーリーはPC版とほぼ同じ。小さい頃から遊びに行っていた山村がダムに沈むこと知った主人公・恭生が村にやってきたところから物語は始まりました。そこで恭生を待っていたのは幼馴染の貴理や英輝、そして貴理の後輩・有夏。そして先輩である冬子さん。果たして恭生はどんな夏を過ごすことになるのか……って今回は貴理と過ごしてもらったんですが。

PC版とは違い当然Hシーンはありません。しかしそれを補って余りあるぐらいのバカップルぶりを発揮する2人。元々PC版でもその素養はあったのですが、DC版になったらとんでもなくパワーアップして帰ってきました。

 

 

癒される……。

 

 

これです……これなんですよ、俺の待っていたのは。普段ならキレそうなこのベタベタアツアツバカップルぶりが今回ばかりは心地よいです。Hシーンが無いのが逆によかったみたいですね。

んで結婚まで誓う2人がとてもイイ感じでした。想像とは言え貴理のウェディングドレス姿の可愛いこと可愛いこと。絵的にはサウンドトラックのジャケットよりも可愛いです。ああ、癒される……。

 

そんなこんなでDC版「僕夏」第1回終了。感想としては上でも言いましたがHシーンがなくなった分むしろよくなったような気がします。リハビリは抜きにしても。ただ貴理に酒を飲ませる訳にはいかないにも関わらずバーのシーンがあったので『雰囲気だけで完全に酔っ払っていた』貴理がちょっと不自然でした。別に今時酒ぐらい飲ませても問題無いと思うんですけどねぇ。あとそのバーで貴理が一気に自分の心のうちを冬子さんに打ち明けるシーンがあるのですが、PC版では呆然と見ていることしかできないぐらいの早口で喋り捲る貴理のセリフがDC版では途切れ途切れになってしまっていたのがちょっと頂けなかったかも。

 

全体の感想ですが、システム的には十分なレベルだと思います。と言うかPC版が酷すぎましたから……それと比較するのが間違いかもしれませんがなかなかの出来だったと思います。「KID」によるコンシューマへの移植は「ONE」のPS移植で痛い目に遭っていたのでちょっと心配していたんですよ。これなら充分かと(←偉そう)。

ただオープニングムービーはちょっと頂けないかな……ショッパ過ぎ。OP曲を歌ってる富山あかりさんは冬子さん役の声優さんでもあるのですがPC版では冬子さん役は歌織さんでした。「水夏」でもPC版では歌織さんがやっていた千夏役をDC版では富山さんがやっていましたが、どう聞いても同じ声なんですよね……。キーワードは『納豆』。

 

次回は有夏で参ります。


DC版「僕と、僕らの夏」攻略第2回。今回はレズっ娘・有夏です。

 

ずっと貴理に想いを寄せてきて、恭生と貴理がくっつくのを邪魔するために自ら恭生に接近するも本当に恭生のことが好きになってしまって……と言うストーリーはPC版と同じです。なので途中まではサクサク進んだのですが……。

問題は一番の岐路と思われるシーンで起こりました。雨の中を飛び出していった貴理を追って駆け出そうとした恭生を後ろから有夏が抱きとめたシーン。PC版ではそこで有夏を振り切ればバッドエンド、有夏に抱きとめられるがままでいればハッピーエンドでした。ここで俺は何を思ったのかバッドエンドを先に見ておこうかな、なんて思ったんですよ。つまり有夏を振り切って貴理を追いかけた訳です。

本当ならそこですぐにバッドエンドになるはずだったのですが、今回は恭生が貴理に追いついて改めて自分達の気持ちを確かめ合って、と物語はガンガン進み始めました。どうやら追加シナリオのようだな……と思いつつシナリオを進める俺。

恭生は有夏を捨てて貴理とくっつくことになりました。微妙に納得がいきませんがストーリーは進みます。そして台風がやってきた日、貴理に言われて有夏の家に行く恭生。最早他人よりも遠い存在のように恭生を扱う有夏ですがそれも当然でしょう。本来ならここで追い返されるはずでしたが恭生を見つけた有夏の弟・和典とその友達・恵が恭生を慕っているので仕方なく有夏は恭生と仲が良いフリをしつつ家に迎え入れてくれました。

自分の気持ちを抑えつつ恭生に接する有夏……そしてそれはお子様が寝付いた後に爆発。でも翌朝にはその奥にあった本当の気持ちを告白。本当に好きだった恭生、本当に好きだった貴理。有夏は確かに『この夏』で何かが変わったのでしょう……。

 

と言う訳で【有夏グッドエンドB もう一人の有夏】となりました。なるほど、これも『グッドエンド』なんですね。言うなれば有夏は幸せにはなれなかったけど、本当に大切な何かに気付き大きく成長した、と言う事ですか。……可哀想です。可哀想ですが……有夏にとっては忘れられない夏になったことでしょう。後は英輝と幸せになってくれれば言う事無し。と言うかそうならないとお兄さんは納得しませんよ。

 

んで例の選択肢のところのデータをロードして有夏に抱きとめられたままでシナリオを進めてみました。すると今度こそPC版と同じよなストーリーに。つまり有夏を結ばれた訳ですが、ちょっと展開が違いました。要するにPC版では恭生と有夏が結ばれた後は『恭生と貴理の別れ』に重点が置かれてストーリーが進んだはずなんですが、今回は2人が結ばれて『めでたしめでたし』で終わってしまったんです。

「あれ?」

と思っていたらスタッフロールが流れませんでした。おかしい……とちょっと見てみたらこのエンディングは何とバッドエンド扱いでした。何と……っ! 恭生と有夏が結ばれただけじゃ足りませんか。ちゃんと貴理との別れを経験しないと恭生は大人になれないと言う訳ですか。でもせめて『バッドエンド』じゃなくて『ノーマルエンド』ぐらいでよかったような気もしますが……。

 

しかしどこでグッドエンドを逃したんでしょうか。次回は【有夏グッドエンドA】(だと思う)を目指します。


DC版「僕と、僕らの夏」攻略第3回。残る有夏のグッドエンドを求めて。

 

……と思っていたのですが全然到達できません。どうしても、どうしてもバッドエンドに……。あんまりバッドに見えないバッドエンドと言えど、これだけ見せられるといい加減ブルーです(4・5回見た)。もう諦めて攻略サイトに頼ることにしました。弱い私を許してください。

んで攻略サイトを見て初めて【ショートカット】の存在を知りました。どうやら一度クリアしたキャラのシナリオが確定するタイミングからスタートできるという素晴らしいシステムのようです。なかなか驚きのシステムですが【ロード】と同じところにあるのに今まで気付かなかった俺もスゴいと思ったりして。

そして有夏の【グッドエンドA 罪と報酬】を見ました。これはPC版の有夏エンドそのままですね。最後に貴理が流す涙のなんと美しいことか……。PC版の時も思いましたがこのエンディングはやっぱり『貴理エンド』だと思います。貴理の失恋、離別、そして成長……ある意味本当の貴理エンドよりも胸に残るものがあるかと。

 

 

んで勢いに乗って次に。攻略サイトによると何と今回は愛しの恵エンドまであるという話ではありませんか。PC版では攻略したくてもできなかった恵……(当然です)。ついに俺のものになるのか、と思い立ったら狙わずにはいられません。って俺はいつからロ○に?

とにかく恵シナリオですが、これはほとんど冬子さんシナリオと同じでした。有夏に貴理を取られて落ち込んでいた恭生の前に現れたのが……冬子さんではなく恵。山に登った恭生が見たのは頂上で絵を描いていた恵でした。そこで似顔絵を描いてもらって夏休みが終わったら恭生にプレゼントする、と恵は恭生に約束を。しかしある日恭生はそんな約束は忘れてとっとと帰ろうするのですが、そこに恵が現れて恭生に絵をプレゼント。恭生との別れを悲しむ恵ですが、そんな恵の言葉を聞いているのか聞いていないのかひたすら恵にネガティブな思想を投影する恭生。いくら落ち込んでると言ってもネガティブすぎる恭生がイタイ。そうして恭生は帰って行きました……以上、バッドエンド。

 

すぐにデータをロードして今度はグッドエンドを目指しました。どうなることやら……と見守っていたら恭生は恵と会わないままに帰ってしまいました。

恵のお持ち帰りは?

と呆気に取られている俺の目の前で流れるエンディングテーマ。いくらCG数が少ないからと言ってまだ見ぬ裏シナリオのCGを流すのはヤメレ。どう言う事だ、と首をひねっていたらエンディング曲も終了……。

 ・

 ・

 ・

「ここに来るのも、八年ぶりくらいか」

 

 

そう来たか。そう来なくっちゃな。

あれから8年が過ぎ、村はダムの底に。恭生は普通の青春を送り、人並みに恋人も作ったりしながら生活をしてきていました。そして再びこの村を訪れたのです。ダムの上の展望台には資料館が作られていて、そこには当時の子供達が描いた絵が展示されていました。その中の1枚に単なる風景画ではなく、1人の青年が描かれた絵があることに恭生は気付きます。その絵に何かを感じながら恭生はあの山を登りました。ダムに沈んだ村を一望できるあの山を。

山頂で恭生は思い出しました。あの絵が幼い一人の少女を交わされた約束の絵だということを。そしてダムを見下ろす恭生に話しかけてきた1人の少女。

 

「ダムを見るの、はじめてですか?」

 

当たり前ですがそれは恵。嬉しそうに笑う恵は高校の制服に身を包んでいて……。

 

 

「ずっと待ってたんだよ」

 

 

「古積お兄ちゃん」

 

 

「おかえりなさい」

 

 

 

まぁ落ち着こうぜ。確かに恵は成長してさらに可愛くなりました。当時の有夏ぐらいの年齢にはなったでしょう。もう『お持ち帰り』も可能な年齢かもしれません。それは嬉しいです、間違いなく。恵は可愛いし可愛いし可愛いし本当に可愛いし。

 

でも何で待ってんだ?

 

恭生と恵ってそんなに深い関係だったっけ? 山で絵を描いてもらう前はせいぜい2回かそこらしか会った事がないぐらいだったと思うのですが。それも特別なエピソードも無く。説得力も何もあったもんじゃないな。

嬉しいですけどね。

 

 

っつー訳で表シナリオは冬子さんを残すのみとなりました。それが終わったらついに裏シナリオか……楽しみです。それでは以下次回!!


DC版「僕と、僕らの夏」攻略第4回。表シナリオのラストを飾るのは冬子さんです。

 

ただしそのルートのほとんどは恵と同じなので一気にラストの方までかっとびました。と言うか『貴理×有夏』はあんまり見ていたくないです。んでラストは小学校の屋上から朝焼けを見つけながら大人への階段を一歩昇った恭生と、その恭生に背を向けてクスリと笑いながらやはり朝焼けを見つめている冬子さん。ですが我々は知っています。この時冬子さんは恭生に失恋したのだと言う事を。そして涙を流していることを。

 

 

……だからエンディングで裏シナリオのCGを出すなって。

泣いている冬子さんのCGまでばっちり公開してくれました。あれは裏シナリオのクライマックスだろ? 見せてどうするんだよ。まぁ涙まで見えたかと言うとあまり大きくない絵なので見えなかったのですが。

 

 

何はともあれ『表』の冬子さんシナリオクリアです。思うにこの「僕と、僕らの夏」というゲームは表シナリオだけなら『盛り上がりに欠けるところはあるかもしれないが、なかなか良く出来た恋愛ゲーム』ってだけかも知れません。いや、きっとそうでしょう。しかしこの「僕夏」を「僕夏」たらせているのは紛れも無く『裏』シナリオです。この裏シナリオとは単なる恋愛ゲームとは一線を隔したシナリオであることは間違い無いでしょう。

そんな訳で次回からの裏シナリオがもの凄く楽しみだったりします。既にPC版でプレイ済みとは言え、です。それでは以下次回。


DC版「僕と、僕らの夏」攻略第5回。ついに真打たる裏シナリオへ突入です。

 

裏シナリオの主人公は冬子さん。表シナリオでは完全に脇役に徹していた冬子さんが一体何を考え、どんな行動をしていたのか……その全てが明らかになるのがこの『裏シナリオ』です。

ストーリーの大筋は表シナリオで言うところの【冬子さんシナリオ(貴理×有夏シナリオとも言う)】と【恭生×貴理シナリオ】の2つ。PC版をクリア済みなので完全にストーリーは知っているのですがそれでもこの裏シナリオは楽しませてくれる、と確信しつつプレイ開始。まずは【冬子さんシナリオ】から。

 

……んでクリアいたしました。詳しくはPC版のプレイ日記に書いてあるのでここではそこまで述べませんが感じたことを1つ。これはDC版「水夏」をプレイした時にも感じたことなのですが……。

 

長崎みなみさんってやっぱりスゲェ。

 

この超有名声優たる長崎さんがこの「僕夏」で担当しているのは旅館のおばさん。一体何を考えているんだlight……と突っ込みたくなりますがそこは流石長崎さん、きっちり仕事をこなしておられます。と言うか完全に『おばさん』そのものです。「水夏」では儚い伊月役をやられたり「D.C.」では怖いぐらい不遇だった眞子役をやられたりなさった方とは思えない『完璧なおばさん』です。改めてその存在の大きさを感じましたね。極めてコッソリとですが復調を祈願させて頂きます。

 

んでまずは裏シナリオのグッドエンドその2である【失恋】をクリア。冬子さんが知った初めての恋、そして失恋。払暁に向かって涙を流す冬子さんは本当に美しかった……。どうか……どうか幸せになってください。

 

と言う訳でおそらく次回が最終回。


DC版「僕と、僕らの夏」攻略最終回。

 

おそらくはこの「僕夏」の真のエンディングたる裏シナリオの【恭生×貴理シナリオ】編です……と言ってももちろん主役は冬子さん。子供の頃に失ってしまった自分を取り戻すために恭生達の埋めた物を掘り出そうとする冬子さんと、そんな冬子さんを見守り、時には叱り、時には手を貸し……と大活躍なのが旅館のおばさん(by長崎みなみさん)と表シナリオではすっかり影が薄くなっていた英輝。

やっぱり冬子さんと付き合えるのは漢・英輝しかいないよなぁ、と改めて思いました。そして迎えたエンディング……冬子さんはやりとげました。もう冬子さんは大丈夫です。きっとこの先には明るい未来が待っていることでしょう。めでたしめでたし……。

 

と言う訳で裏シナリオをクリアーしました。感想としてはやっぱり『表シナリオよりも数段面白く、そして深い』というものに。でも今回のDC移植により18禁表現が無くなってしまったことにより説得力に欠けるシーンもちらほらありました。それは冬子さんがクソ野郎に襲われるシーンなどですが、酒も飲んでいないのに酔っ払う恭生や貴理なんかはどうでもいいのですが、こっちはちゃんとやって欲しかったですね。無事逃げることができるんだからいいじゃないか、と思うのですが。それでも昔冬子さんが集落に居た頃レ○プされたという事実は変わっていなかったのでホッとしました。いや別に冬子さんにレ○プされて欲しい訳じゃなくて、あくまで説得力の話で。

 

そして全エンディングを見たので【OMAKE】ならぬ【エピローグ】へ。【恭生×貴理シナリオ】の後日談で英輝と有夏、和典と恵のストーリーです。基本的には18禁シーンもないのでPC版と全く同じなので詳細は割愛させて頂きます。でも英輝は有夏じゃなくて冬子さんと(以下略)。

 

 

と言う訳でDC版「僕夏」オールクリアです。PC版と比べてシステム的なものは飛躍的にアップしてますし、追加CG・追加シナリオもオリジナルのスタッフの方々が手がけていらっしゃるのでPC版をプレイなさった方でも十分楽しめるかと思います。

アナザーシナリオや他の細々とした点に関しては後程レビューにて述べさせて頂きます。それでは……。



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