「秋桜の空に」

 

学園生活−−他愛ない日常、友情、そして恋。
そのさなかには実感しづらいけれど、
それは確かに幸せな日々。

だけど

俺にはあるのだろうか。
……そんな幸せを過ごす資格が。


第一回 第二回 第三回 第四回

「秋桜の空に」攻略第1回。いきなりトップギア……つまりはメインヒロインである『すずねえ』から参りましょう。

 

『すずねえ』こと桜橋涼香は主人公・新沢靖臣の1歳年上の幼馴染で過保護なまでに世話をやいてくれる素晴らしいお方。おまけに眉目秀麗・成績優秀・スポーツ万能とあがり症であることを除けば非の打ち所のない女性です。いやむしろ、だからこそ親しみが持てるという考えもアリ。隣の家に住んでいて毎朝起こしに来てくれたりご飯を作ってくれたり。登校は靖臣の自転車で二人乗り……完璧です。完璧な幼馴染です。

んでクラスメートにもかなり個性的な人間がそろっているのですが開始5分でいきなり俺のハートをがっしり掴んだのが親友の忠介。お前面白すぎるぞ。靖臣・忠介・カナ坊・初子の4人の会話が最高です。会話のテンポなどは「それ散る」に近いものがありますね。こーゆーの大好きです。と言うか大爆笑。

いつも一緒に行動している靖臣とすずねえは本人達がどんなに否定しても傍目からはお似合いであることは間違いありませんでした。どちらもモテモテなのでその辺への周囲の関心はただ事ならぬ様子。すずねえは時折靖臣に対して単なる幼馴染以上の感情を持っているような態度を示すのですが、靖臣は全くそんな気は無いかのように振舞っています。

そんな靖臣達に業を煮やした2人の後輩・鞠音の策略により自分の気持ちをはっきりを認識し、すずねえに告白した靖臣。一度は振られたかに見えたもののすずねえも靖臣のことがずっと好きだったことが判明。めでたく2人は付き合うことになりました。ただ自分も靖臣のことがずっと好きだった鞠音がなかなかイタいです。

もともとベタベタという表現がピッタリなぐらいだった2人ですが恋人同士になってもそれは変わりません。でも靖臣には1つの不安がありました。それは自分が全てを忘れてしまうのではないかという不安。

子供の頃、靖臣は違う土地で生活していました。すずねえはたまに遊びに来る祖父の家の隣に住んでいる女の子でしかなかったのです。そしてある時、すずねえが泣いていたので靖臣が理由を聞いてみると「神社の御神体を持ち出してきてしまった」とすずねえは言いました。御神体とは大きな水晶であり靖臣は代わりに返しておいてやる、と服の中に水晶を入れて一路神社へ。しかし水晶には1つの呪いがあったのです。夢に現れた女の神様は靖臣に言いました。記憶を奪う、と。それもすぐに奪うのではなく、いつ記憶が失われるか分からない恐怖の中で生きろ、と言われました。目覚めた時、靖臣には両親の記憶が失われていました。全く自分の両親であるという自覚の無いまま暮らす靖臣に耐え切れなくなった母親はノイローゼになり靖臣を心中しようとまでするように。母親は父親と療養生活に入り、靖臣は祖父の家で暮らすことに。

そして現代、靖臣の記憶は徐々に失われ始めました。恐怖に耐え切れなくなった靖臣は全てをすずねえに告白。すずねえはショックを受けつつも2人で頑張ろう、と言ってくれました。でも靖臣の記憶はどんどん失われていって……。クラスメートのことは全て忘れ、昔の大切な思い出も忘れていって、唯一残ったのはすずねえのこと。でもすずねえのことも忘れてしまうのは時間の問題であり、そのことを一番怖れている靖臣。忘れたくないから、全てを知っておきたいから、とHシーン突入。

その後結婚の約束をして、すずねえは靖臣に対になっている小さな水晶を渡してきました。願いが叶うというその水晶に込められたすずねえの気持ちが痛いほどに伝わってきます。でも……翌日靖臣は全ての記憶を失いました。やってきた絶望の時に泣き崩れるすずねえ。

その夜、靖臣はすっかり回復していた両親に連れられてすずねえの傍から離れていきました。泣きながら靖臣の乗った車を追いかけてくるすずねえ。靖臣の中にあったのは1人の女の子との約束。それが誰なのかは覚えていませんでしたが靖臣はもう約束を守れないであろう自分ではなく、他の誰か大切な人を見つけて幸せになって欲しいと願うのでした。

すずねえは全てに絶望して例の神社へ。自分から靖臣の記憶を全て消してくれ、と願うすずねえ。すると水晶が光だし、やがてはすずねえを包み込むまでに……。

 

3年後、すずねえが家から少し離れた大学に通っていました。傍らには彼氏の姿。すずねえには靖臣の記憶がありません。仲睦まじげに話す2人にむしろ俺の記憶を消してくれぐらいの勢いがありましたが……話は意外な方向に。例の神社に伝わる伝説を話す2人ですが話は段々違う方向へ。実はその彼氏と言うのは靖臣自身であり、すずねえが1001日間流し続けた心の涙のおかげで記憶が戻っていたのでした。それ以前に大学に入れるまでに回復していたのは何故だか知りませんが、両親の愛情の賜物ということにしておきましょう。2人が持っていた小さな水晶の共鳴によりすずねえも靖臣の記憶を取り戻し、めでたしめでたし……。

 

 

よかった……本当によかった………。

 

全部書くととんでもない分量になりそうだったので省略しながら書いたのですが、そうすると今度は訳が分からなくなっちゃいました。まぁいいか。とにかく靖臣は過去の呪いによって記憶を失い、すずねえも靖臣のことを忘れていた、と。でも心のどこかで靖臣がいないことを泣き続けていたすずねえのおかげで靖臣の記憶は取り戻された、と言う事です。この辺は神社に伝わる伝説について言及しないことには分かりづらいと思いますが物語の本質はそこではないので省略。まぁそのうち書くかもしれませんが。

んで感想ですが、かなり面白かったです。会話のテンポ、ストーリーの流れ。キャラ達の掛け合いなどにもかなりハマりました。靖臣が徐々に記憶を失っていく様子も靖臣の恐怖がヒシヒシと伝わってきましたし。記憶を失う理由が水晶の呪いというところが微妙に引っかかりますが普通に考えてまともな理由が浮かんでこないので仕方ありません(笑)。

立ち絵とイベントCGに結構相違があるように感じました。もともと「めちゃくちゃ可愛い!!」とまではいかない絵ですが、作品の雰囲気には合ってるので問題ないでしょう。声が無いのが残念ですがそれでこの作品の価値が下がる訳ではありません。

 

すずねえ!! 愛してるよっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっ!!!

 

さーて、ガンガンいきますよ〜。


「OMAKE」が全っっっっっっっっっっっっっっ然見られなくて悲しいぞっ!! <挨拶

すずねえをクリアしたのに「OMAKE」が音楽鑑賞以外全然見られません。「おまけシナリオ」はまぁいいとしても「CG鑑賞」までも見られないとは。「あるキャラを攻略したら見られますよ」とメイド姿の鞠音が可愛く微笑んでくれてますが一体誰なんでしょう……?

 

とにかく「秋桜の空に」第2回。今度はクラスメートの初子でまいります。

尼子崎初子は超爆乳のクラスメート。黙ってれば可愛いのにいつも何かと騒動を起こして靖臣を巻き込む困ったヤツです。1年生の時から同じクラスで忠介・カナ坊と4人でいつも靖臣とつるんでいましたが、それは単純に『友達』だからでした。でも学園祭の準備で肝試しをやった時に思いのほか優しく、頼りになった靖臣を好きに……と言うより好きだった自分の気持ちに初子は気付きます。んで体育祭の日に告白。2人はめでたく付き合うことに。

すずねえのことを「お義姉さん」と呼んで今から小姑との関係をよくしておこうと考えている初子が面白いです。そんなこんなでとりあえずうまくいきそうな靖臣と初子でしたが、初子の祖父から2人の交際に猛反対が起こりました。初子の実家は奈々坂神社であり、初子も外に出かけるときの私服は巫女服なのですが、その神社を取り仕切っている祖父が靖臣と付き合うことは絶対に許さない、と言ってきたのです。初子を軟禁し、さらには転校までさせて靖臣から遠ざけようとする始末。靖臣は忠介達に相談しよう、と学校に行きますが……靖臣の記憶が消え始めていました。一番の親友である忠介のことがわからなかったのです。その事に気付いて愕然とする靖臣。

実家から逃げてきた初子は靖臣と逃げることに。2人は遠く離れた土地で2人だけの生活を始めました。初子は靖臣の身に起こっていることを理解した上でこの行動に出たのです。愛は強し……そんな言葉が浮かんできますね。初子は神社の一人娘であり、将来は神社を継ぐ人間と結婚し、神社を守っていくよう人生が決められていました。決められた人生の中で自由を勝ち取ろうとしていたのがあの自由奔放な学校での姿だったのです。しかもその行動にでるきっかけとなったのは入学当時に見た靖臣の自由な姿……2人の絆はそこから始まっていたんですね。

2人の生活の中でもどんどん失われていく靖臣の記憶。不安に包まれる中、2人は結ばれました。実は子供が居なくても母乳の出る体質だった初子でしたが、ちょっと量が多すぎじゃないですか? リッター単位で飛び散らせてたような……。靖臣の子供を欲しがる初子は中出しを希望。行為終了後、初子がちょっと靖臣の前からいなくなった瞬間に靖臣の記憶は全て消えていました。そこに踏み込んできた初子の家族に初子は連れて行かれ、靖臣は警察に保護されてすずねえに連れられて自宅に。靖臣は両親が保護するということになり、すずねえに見送られてアメリカへ……。

3年後。初子は靖臣との子供・秋花を育てていました。靖臣との仲に反対していた祖父が亡くなったために靖臣と会えるようになっていた初子ですが靖臣の消息は全くの不明。その後病気療養のためにダブりにダブってやっと卒業できるようになっていたカナ坊に世話を手伝ってもらったりして初子は暮らしていました。カナ坊が卒業できないままでいたのは病気のせいかもしれませんが、それ以上に立ち絵が制服とキリンパジャマしかないからだと邪推してしまうのはいけないことなんでしょうか? それはともかくそんな生活をしていた初子のところに靖臣は帰ってきました。1つの約束のために。

「暖かくて、明るくて、靖臣のこと必要だっていう思いがいっぱいの家で、私がおかえりなさいって言ってあげる」

こうして『約束』は果たされたのでした……。

 

初子シナリオだけを見てると何故靖臣が記憶を取り戻したのかがわかりませんね。すずねえを最初にクリアしたのは正解だったかもしれません。もちろん記憶を取り戻した理由は『3年』という年数がキーワードになっている訳です。まぁめでたしめでたしなんですが、ちょっと初子のキャラクター要素として「超巨乳」「メガネっ娘」「巫女」とある意味作りすぎてる部分が目に付いてしまいました。そこまでやられるとヒいちゃうよ……みたいな感じで。

この初子シナリオを通して一番印象に残っているのがカナ坊が靖臣をネタにオナニーをしているという事実であるのは問題アリでしょうか?

 

 

そう言えば靖臣とすずねえの後輩である鞠音って『小泉』なんですよね、ひより先生と同じく。2人は関係あるのかな……と思いつつ勢いに乗ってひより先生まで攻略。名前の「ひより」と言う部分が微妙に引っかかりますが平仮名なので気にしないことにします。そんなひより先生はドジでドジでドジでドジでドジでドジでドジでドジでドジでドジでドジでドジでどうしようもなくドジな教育実習生。尻が大きい事を非常に気にしておられます。

放課後に1人でこっそり授業の練習をしていたひより先生を手伝った上げたりしていた靖臣ですが、ある日の帰り道の公園で1人の小学生が中学生に絡まれているのを見かけました。そこに現れたひより先生までもが絡まれ始めて靖臣は助け舟を。ここに突然現れた忠介がまた爆笑ものなのですが、そんな忠介の活躍(?)など目に入らなかったようにその小学生の女の子・姉倉子鹿は靖臣に惚れてしまい、翌日から学園に入り浸ることに。なんでそんなことが許されたのかは後々明らかになります。

ひよ先生(靖臣がつけたあだ名)は子鹿の想いが成就されるよう奮闘しますがその全ては空回り。それでも子鹿もひよ先生も諦めずに何度も何度も靖臣にアタックを仕掛けますが靖臣には全く通用しません。でもそうしているうちにも3人の絆は深くなっていきます。なんかこの辺本当に微笑ましくていい感じでした。

ちなみにその後子鹿はしばらく学園に住み付くことになったのですが、そんなことが許された理由は子鹿がイジメにあっていたことにありました。引っ越しが多いため友達もできず、先々でイジメにあっていた子鹿は人生に絶望。自殺まで考えていた時に現れたのが靖臣だった……と言う訳です。そしてまた引っ越しすることが決定し、子鹿は靖臣&ひよ先生と涙のお別れ。ううっ、子鹿……強く生きろよ!!

体育祭の日、リレーでコケたひよ先生を保健室に運んでいった靖臣。そこで明らかになったひよ先生の過去……ひよ先生も子鹿と同様にイジめられっ子だったのです。だからこそ子鹿のためにあれほどまでに尽力していたのか、と靖臣も納得。そして学生時代に何一ついい思い出を作ることができなかったこの学園で夢……いい思い出を作るためにひよ先生は帰ってきました。さらには靖臣という恋人も出来て……。

教育実習最後の日、クラスのみんなに涙と笑いで見送られたひよ先生。その後靖臣と授業の練習をした教室で2人きりに。そこでひよ先生は靖臣に最後の授業を行います。未来を夢見ることを諦めないで、と涙と共にひよ先生は語りました。靖臣が夢を見ることができない人間だと見抜いた上での優しく強い言葉……2人はそのままその教室で結ばれました。ただいくらひよ先生が痛がったからと言ってあっさり穴を切り替える靖臣はどうかと思います。

しかしその後、靖臣の記憶が消えていく現象が。電話で全てをひよ先生に話した靖臣ですが信じてはもらえませんでした。そうしている間にも全てを忘れていく靖臣に残された唯一の記憶はひよ先生の笑顔。既に夜になっていたにも関わらずひよ先生の下宿に向かった靖臣でしたが……その駅に着いた時には既にひよ先生の記憶すら消えていました。しかしそこに偶然通りかかったひよ先生の顔を見て「この人を悲しませてはいけない」という想いが浮かんできて靖臣は走り去り……警察に保護されてすずねえに連れられて両親の元へ。

5年後、ひよ先生は正規の教師となっていました。教え子には子鹿の姿も。ひよ先生は靖臣が消えた後靖臣を追おうと思っていたのですが、靖臣の両親から渡された靖臣の日記を見て思いとどまっていました。そこにはただただ最後までひよ先生が立派なひよ先生になることだけを願っていた靖臣の姿が。それを読んで泣いて泣いて泣いて……その夢を叶える為に尽力していた5年間。

そしてそんなひよ先生の前に現れた新しい教育実習生・靖臣。熱い再会の口付けを夕暮れの教室で交わす2人……めでたしめでたし風味です!!

 

そんな訳でひよ先生シナリオ。俺的にはかなりよかったと思います。自分の夢を叶える為に、そして他人のために必死で頑張れるひよ先生……イイです。子鹿もかなり可愛いし……ってそんな趣味はありませんが「〜風味」の口癖がかなりヒット。

それにしてもなんで靖臣がひよ先生の前に現れるまで5年もかかったんでしょうか? 2年前……つまりは3年で呪いは解けていたはずなのに。本当にひよ先生を驚かすためだけ? だとしたらそんな酷なことは無いでしょう(by美汐)。靖臣の記憶が戻ってから2年で教育課程が修了と言うことなんでしょうが……まさか子鹿が学園に入学したということをエンディングで出したかっただけという製作者のエゴだったりして。あとひよ先生と鞠音が姉妹であるという設定は全く必要無かったように思ったのは俺だけですか?

 

 

う〜ん、思うに初子もひよ先生もサブキャラとして活きるタイプですね。特に初子は。言うなれば「みずいろ」のやかま進藤のような。

あ、そう言えば「OMAKE」のCG鑑賞が見られるようになりました。CG鑑賞の案内人(?)であるひよ先生をクリアしたからのようです。なんでこんなめんどくさいことを……。


「秋桜の空に」第3回。今回は「はるぴー」こと佐久間晴姫で参ります。

 

中学時代水泳部のエースだった靖臣が女子水泳部顧問の先生にコーチを頼まれることから物語は始まりました。女子水泳部員はたったの3人。1人は靖臣の後輩だった鞠音。もう1人は同学年で猿の「コスモス星丸」を常に頭に乗せている野々宮美影。そして部長の晴姫です。当初から靖臣のコーチ就任に猛反対していた晴姫。その理由は後々明らかに。

コーチと言ってもちゃんとした指導を行ったのは最初の1日だけで、それ以外は靖臣が晴姫の怒りを買って学園中を追い掛け回される日々が続きます。あくまで反発する晴姫、靖臣を慕っている鞠音、何を考えているのかよく分からないけど爆笑させてくれる美影、そして靖臣の4人による部活動。

そんな中、学園祭で何か出し物をやらないといけないことが判明いたしました。確かすずねえシナリオの時は美影に占いをやってもらった記憶がありますが、靖臣が居るとなると話はガラリと変わります。忠介の協力により『プールサイドメイド喫茶』を実現。部員は3人が3人とも可愛いので店は大繁盛。特に晴姫は学園祭のミスコン投票で3位に食い込む大健闘です。と言うか正直な話、絵的には晴姫が全ヒロインの中で一番可愛いと思うのですがいかがでしょう?

尊敬する先輩を失ってから水泳から逃げていた靖臣は晴姫と競争したことにより水泳の楽しさを思い出していました。そして晴姫の才能を知り、なんとしてでもその才能を伸ばしてやることを決意。体育祭の障害物競走(忠介プロデュース)での競争の結果、嫌がる晴姫に勝利した靖臣は本格的にコーチングを開始することになります。ちなみに障害物競走の実況(初子&忠介)にはまたまた大爆笑。やっぱり初子はサブ……と言うかサポート役の方が光ります。っつーか面白すぎ。

晴姫は靖臣のコーチによってどんどん実力をアップ。そして靖臣が水泳を辞めた理由が靖臣の尊敬する先輩であり、恩師であった真田武彦の死にあったことがわかると晴姫は自分が武彦の妹であることを告白。互いにその武彦の死に引きづられて、苦しんでいることがわかった2人は仲直りをして練習にもますます力が入るのでした。

そして晴姫は見事に地区大会優勝を果たしました。大喜びで靖臣に抱きついてくる晴姫。その日さらに練習しようとしてプールで泳いでいた晴姫ですが、疲れが溜まっていたのかうっかり溺れてしまいます。助け上げた靖臣ですが晴姫が呼吸をしていないので仕方なく人工呼吸。ファーストキスだった、と言う晴姫は靖臣の彼女になったと思い込みますが靖臣もまんざらではありません……と言うか相思相愛の水泳カップルがここに誕生。

その後晴姫は人が変わったかのようにラブラブ街道一直線。休み時間ごとに靖臣の教室に現れるは、弁当を作ってくるは、朝起こしにくるは……はっきり言って可愛すぎます。しまいにゃ1つのグラスで2本のストローの大技まで炸裂です。これにはマイりました。お兄さんマイったよ。晴姫にマイった。

でも幸せの日々は長くは続きません。さらに朝練などを重ねて男子水泳部のエースにまで勝てるようになった晴姫でしたが、靖臣の記憶は蝕まれる一方でした。涙と共に靖臣はその事実を晴姫に告白。靖臣は残された日々の全てを晴姫のために使うことを決意します。

県大会前日の夜。晴姫の笑顔を失うことに耐え切れなくなった靖臣は学園のプールに呼び出して……結ばれた2人。ここで靖臣は嫌がる晴姫の放尿シーンを観察。毎回思うのですがこの男は本当に恐怖に打ち震えているのでしょうか?

翌日つまり県大会当日、晴姫との待ち合わせを忘れ……全てを忘れた靖臣はすずねえに連れられて両親の元へ。そしてすずねえからも、晴姫からも遠く離れた所へ。

 

3年後、晴姫は「世界の佐久間」とまで呼ばれるようになっていました。記憶をなくした靖臣に絶望した晴姫でしたが、そんな晴姫を救ったのも靖臣でした。靖臣が残した日記に綴られていた自分への想い。『晴姫、ガンバレ!!』と書かれた最後のページ。

晴姫がやってきたのは自分と靖臣を結びつけた兄・武彦のお墓。そしてその前には笑顔の靖臣の姿が……。

 

 

よかったあぁぁ!! 本当によかったぁぁぁぁあ!!!!

 

晴姫、最高ぉぉぉぉっっっっ!!!!

 

俺の中ですずねえを超えました。晴姫……可愛すぎ!!! 俺も晴姫の作った料理が食いてぇぇぇぇぇ!!!!! やっばいですよ、晴姫最高ですよ。最初気が強くて喧嘩ばかりだったけど一度好きになったためちゃくちゃ健気になる……これがここまで破壊力を秘めていたとは知らなかった……。と言うかエンディングの晴姫のCGが反則的に可愛いと思うのは俺だけですか?


「秋桜の空に」攻略最終回。トリを飾るのは『カナ坊』こと楠若菜です。

 

カナ坊は語尾に「カナ」をよくつけて、大抵のことを2回繰り返し喋っては靖臣に注意されるアニメ声(←想像)の女の子。病気がちで入院生活が多いせいか身体の成長が遅く、身長も139cmしかありません。靖臣・忠介・初子との4人組における唯一の良心と言える存在です。

学園祭で初子版『人魚姫』をやることになった靖臣のクラス。王子役が靖臣でヒロインの人魚姫役をカナ坊がやることに決定。演劇の経験など全く無い2人に初子は猛特訓を課します。それこそ練習時間はもとより登下校中も練習しろ、と初子。徐々に靖臣もやる気が出てきてカナ坊との練習にも力が入ってきた頃、靖臣は階段の踊り場で倒れているカナ坊を発見。普段軽口を叩くように病気のことを話していたカナ坊でしたが、その身体が決して楽観視できるようなものではないことを靖臣は思い知るのでした。

ってこの時点で俺的にはヤバいです。この『病弱』ってキーワードに弱くて弱くて……。さらにそれでも健気に頑張るカナ坊が愛しくて愛しくて……。

そして迎えた学園祭当日。初子プロデュースによる『人魚姫』は当然ただの『人魚姫』ではありません。劇はウケにウケて、初日教室で行っていた劇を2日目は体育館の大きな舞台での開演が決定するほどでした。靖臣のクラスの意気は盛り上がる一方です。そんな中カナ坊はちょっと浮かない顔。1年生の時の学園祭は入院していたため参加できなかったカナ坊は色んな出し物を見て廻りたいという希望があったのです。

2日目の体育館での上演も大好評。しかし靖臣は大いに盛り上がる中の最後の公演中にカナ坊を舞台から連れ出して逃走するという快挙(暴挙?)に出ました。しかもその協力者はカナ坊と仲良くなっていた鞠音。鞠音は自分も靖臣はが好きなくせにすずねえの時も晴姫の時も応援してくれたんですよね……ううっ、エエ娘や。その後の舞台は初子や忠介によってなんとか取り繕われ、靖臣とカナ坊は学園祭の満喫。その時のカナ坊の笑顔が俺の頭から離れません。

学園祭の後はすぐに体育祭がやってきます。ずっと学園祭中にカナ坊が倒れたりするんじゃないかとハラハラしていた俺は無事学園祭が終わったことですっかり油断していました。靖臣のパン食い競争中に応援席にいたカナ坊が倒れてしまったのです。愕然とする靖臣と俺。靖臣が病院に駆けつけた時、カナ坊は緊急手術中。手術後、「Kanon」の秋子さんに微妙に似ているカナ坊のお母さんが靖臣のことをカナ坊の婚約者だと言ってくれたので靖臣はカナ坊に会う事ができました。グッジョブ!!

そのまま入院、そしてさらに手術をすることになったカナ坊。それでもカナ坊は強く、そして何に対しても頑張るカナ坊でした。そんなカナ坊を心から尊敬していた靖臣がカナ坊の告白を断るはずがありません。病室でお互いの気持ちを確かめ合う2人。

しかし……やはり靖臣の記憶は徐々に失われ始めました。クラスで認識できるのは忠介と初子のみになり、それすらも、すずねえすらもわからなくなっていった靖臣に残されたのはカナ坊の笑顔だけ。靖臣は夜にも関わらず3階の病室の窓までよじ登ってカナ坊に会いに行きます。そして結ばれた2人のHシーン。そこでただでさえ薄いカナ坊の『毛』を剃り始める靖臣。だからお前は本当に(以下略)。

翌朝、裸のままカナ坊のベッドで靖臣が目覚めた時、全ての記憶が失われていました。記憶が無いにもかかわらず眠っているカナ坊にキスをして病室を出た靖臣は警察へ。すずねえに迎えにきてもらって、両親に連れられて靖臣は遠くへ……。

 

2年後。靖臣はカナ坊の前から消えたままでした。ずっと入院したままのカナ坊に迫ってきた手術の日。ひょっとしたら歩くことが出来なくなってしまうかもしれない手術にカナ坊の不安は募ります。そんな時、病院に新しく出来た病棟の方へ散歩に出たカナ坊の前に現れたのは靖臣でした。涙を流して靖臣に駆け寄るカナ坊ですが、靖臣は記憶が無いまま。靖臣は全く記憶が持続できない精神の病気と判断され、流れ流れてカナ坊の病院に通院していたのです。なんという運命のいたずらか。全く自分のことを覚えていない靖臣に悲しみに打ち震えるカナ坊。しかし、やはりカナ坊は強い娘でした。

靖臣の記憶が無くても構わない。自分のことを覚えることが出来なくても構わない。それでも毎日靖臣と会う道をカナ坊は選びました。またここから始めよう、と。手術後、歩くことが出来ずにリハビリを続けるカナ坊。毎日会う靖臣は毎日初めて会う人間のようです。辛かったでしょう。悲しかったでしょう。それでもカナ坊は諦めずにリハビリを続け、靖臣と会い続けて……1年が過ぎました。

靖臣に会えば会うほど募る寂しさに涙を流した夜。その翌日の朝、何かの予感を感じるカナ坊。今日こそいけそうだ、とリハビリに臨みます。いつものようにリハビリには靖臣も一緒で、でも結局だめで。諦めかけたカナ坊に靖臣がもう一度だけ、と必死に声をかけます。御褒美をあげる、と。そして必死に歩こうとするカナ坊に靖臣が言いました。

「来い、カナ坊」

全てを取り戻した靖臣。その靖臣の所まで歩いてみせたカナ坊。それは『3年ぶり』の2人の再会…………。

 

 

 

よかった!!!!

 

本当によかったぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!

 

カナ坊ぉぉぉぉぉぉおおおおお!!!!!!!

 

と、こうなりました、俺。もう最後は涙涙で……嗚咽しながらのクリックでした。よかった……本当によかった……いつも言ってるけどマジでよかった…………。前回のプレイですずねえを越えたはるぴーでしたがカナ坊はそのはるぴーをも超えました。カナ坊LOVE!! ……と言うか尊敬だ!! どうか幸せに……幸せになってくれぇぇ!!!

 

 

これにて全員クリアとあいなりました。「おまけシナリオ」には笑わせてもらいましたが、カナ坊への感動に打ち震える俺には微々たるものです。面白かったけど。まぁ無事全員クリアした訳ですが、ちょっと謎が残ってしまいました。カナ坊シナリオによると靖臣の記憶……と言うか記憶障害の状態は呪いが解ける時まで続くようです。でもそれだとすずねえのシナリオで矛盾が生じてしまいます。すずねえシナリオのエンディングでは靖臣は記憶を取り戻す前にすずねえと同じ大学に入学して偶然すずねえと出会っていました。その頃はまだ記憶障害は治っていないはずなのに。これは明らかに矛盾しています。何かいい解釈でもあるんでしょうか?

でもまぁそんな矛盾なんてどうでもいいです。この作品「秋桜の空に」は残念ながら「ONE」を超えることは出来ないものの、『「ONE」の後継』と呼ばれるに相応しい作品であると言えると思います。笑いにおいても、感動においても。物語の流れまで酷似しているのは……置いておくとして。

あ〜、面白かった。満足満足!!


※2002/12/11
子鹿が全部『小鹿』になってました……大変申し訳ない!! ソッコーで直しました!!


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