「好きなものは好きだからしょうがない!!」
----FIRST LIMIT----

 

----逃げよう。

早くココから逃げ出すんだ。

二人して----


第一回 第ニ回 第三回 第四回

とりあえずインストールしました。ええ、しましたとも。

 

と、ヤケクソ気味に「すきしょ!」プレイ日記は始まりました。初めは通常の無意味に長くて詳しいプレイ日記を書こうと思っていたのですが精神的に耐え難いものがございましたので断念させて頂きました。期待なされていた方、何よりもこのゲームを指定してくださった士道不覚悟さん、大変申し訳ございません。とりあえずインストールしただけでも自分で自分を誉めたい気分で一杯です。ふぅ。

 

 

それでは以下次回!!

 

 

……といきたいのですが少しはやってみましょう。でもその前に一つ申し上げたいことがあるのですがよろしいですか?

長ぇよ。

んではやってみましょう。とりあえず最初の5分ほど流してみます。

もう突っこみどころが満載でどこから言っていいのやら。ちなみにそもそもこのゲームはWindows95・98用です。なのでXPの私のマシンでは想定外の不都合が起こるかもしれません。それを踏まえた上でお読み下さい。

まず問答無用で全画面表示はやめてください。選択の余地無しです。しかもフルウィンドウとかじゃなくて、素で全画面を使います。せめて選択ぐらいさせてください。あとテキスト履歴の読み返し機能がありません。不親切極まりないですが、これは何かの考えがあってのことなのでしょうか。確かに読み返したくなるほどのテキストじゃありませんが。コントロールボタンによる早送り以外キーボード入力を受け付けないのも痛いです。キーボード派の私はちょっと辛い。せめてリターンキーで文字送りぐらいはやらせて欲しかった。

……と思ったらエスケープキーでいきなりゲーム終了しました。これは仕様ですか? バグ? XPだから? 確認も無く問答無用で落ちましたけど……マジで? 嫌気がさしたら秒殺できるようにとの親切設計だと考えてよろしいのでしょうか。

 

システム面ばかりでなく、ちょっと内容にも触れてみましょう。

まず上でも少し述べましたがテキストに全く魅力がありません。こう言っちゃなんですが全くセンスと言うものを感じません(だからと言って俺にセンスがあるとは言ってませんので御注意を)。なんかヘタにくだけた感じのセリフを出そうとしているのですが、はっきり言って読むのが苦痛以外の何物でもないのです。これが女の子ウケする男の喋り方だと言うのであれば俺がモテない理由がやっとわかった気分です。とりあえず『自然な会話』というものが皆無。そりゃゲームだから『作られた会話』なのは仕方ないでしょう。でもなんか「ドリフ大爆笑」のおばさんの笑い声をエンドレスで聞かされてる気分なんですよ。流石にこれはキツイ。

ある意味ボイスが無くて助かった、と心から思えました。こんなテキストでボイスありだったとしたら1分でキレそうです。それにHシーンにボイスなんてもんがあったら吐瀉物でキーボードを汚す心配もありますし。

絵に関しては人それぞれの好みがあると思いますので言及はいたしませんが少なくとも俺の好みじゃありません。女性向けの絵、と言われればそれまでなんですが。でもこれは慣れの部分も大きいと思うのであまり関係無いでしょう。

 

よくもまぁ5分しかやってないのにストーリーに触れないままここまで罵倒ができるもんだと自分でビックリです。ちょっと言い過ぎたかもしれませんね……反省いたします。なにせショックが大きかったもんですから。

じゃあストーリーはどうなんだ、と言いますと始めたばかりなのでまだ何とも言えません。ざっと説明いたしますと主人公はとある男子校に通う羽柴空。彼が住んでいる学園の寮には寮長を務める幼馴染・本城祭がいて、どうやら2人のジャレ合い(性的なものではない)は一種の名物的なものになっている様子。そして怪我をして入院していた病院から退院してきた空のところに現れた華奢な少年。それが同じ部屋に住むことになるヒロイン・藤守直。どうやら直も空と幼馴染のようですが空は全く直のことを覚えていません。そして空が見る謎の悪夢……病弱っぽいのに薬が飲めない直……何を知っているのか、何を考えているのかわからない祭……男なのか女なのかハッキリして欲しい保険医・七海。今のところ登場人物はこんな感じです。

っつーか男でも【ヒロイン】って言うんですか? おかしくね?

 

とりあえず1日目を終わらせました。空が見ている悪夢はどこかからか逃げる時の記憶のようです。共に逃げようとしながらも離れてしまった2人、って感じで。たぶんそれが直なんでしょうけど。

 

 

ちなみに公式サイトによりますとこの「すきしょ!」は『仮想恋愛見るゲー』というジャンルに属するらしく、その詳細は以下の通りだそうです。

通常、仮想恋愛ゲームというのはプレイヤーが主人公に感情移入させて楽しむと言うコンセプトがありますが、「すきしょ!」の場合ユーザーターゲットが女性であり、通常(という表現も変ですが)なら主人公は女性であるところをあえて主人公を男性にすることにより、主人公を操作し男性キャラ同志の恋愛等を「見る側」にたつと言うことで「見るゲー」と表現いたしました。

つまり男にとっては致命的なゲームなのでは。ボーイズラブ好きな人間なら男でも楽しめる、とのことですがそんな自信は全くありません。これでもまっとうな人生を歩んできたつもりですので。前途は多難です。

 

 

しかしここまで先に進む気が起こらないゲームは初めてです。正直最後まで辿り着く自信はございません。キリ番による指定ゲームとは言えコレは辛いです……。でもその内評価が180°変わって大絶賛を始める可能性もゼロとは言い切れないかもしれないのは否定しきれない訳で。兎にも角にも以下次回。

このゲーム1日10分が限度かも……。


モノローグで顔文字とか(大汗)とか使うのは即刻やめろ。 <挨拶

 

そんな訳で「すきしょ!」攻略第2回。なんとなく進めていたらエンディングを迎えました。何が何だかさっぱりですが、それはこれからはっきりしていくのでしょう。

とりあえず気持ち的には謎の同居人兼幼馴染の直を狙ってみたのですが……何がどうなったのやら。突然冷たい目つきになったり温かい笑顔を浮かべたりと怪しげな言動の多かった直にいきなり幽霊が憑りつきました。突然めちゃくちゃ明るくなった直(=幽霊)の名前は広夢。唐突にこいつが言う事にゃ「2日間だけ恋人になって」。そりゃもうビックリの急展開ですよ。『キュピーン』なんて擬音でも聞こえてきそうな表情、子猫みたいな感じ、可愛さ満点(らしい)な雰囲気……頭が痛くなりそうです。

明らかに主人公・空の事が気になっていながらも素直になれない直の身体で学園でもベタベタしてくる広夢。夜になったら「Hしよう」。当然嫌がる直。空はそんな直をからかうように「怖いんだろ?」なんて言うもんだから意地になって直は強引に空とHすることに。ホモの教師に迫られた時は本気で嫌がっていたにも関わらず空はノリノリで直を攻めまくり。そんなシーンを見ていた俺の顔は自然に歪んでいました。表情的には特番の決定的瞬間を見ていて見てはいけないものを見てしまった時の表情をしていたと思われます。

その後広夢は直の身体から消え去り成仏したかに思ったのですが、いきなり植物状態から復活してきたクラスメイトとして登場。空のことなどは全く覚えていない様子ですが直に親近感を覚えているらしくすっかり意気投合。

そして夜。例の誰かを置き去りにしたまま逃げていく悪夢にうなされていた空を直が起こしました。空が目を覚ますと何故か突然泣き出した直。そんな直が愛しくなって突然襲う空。『見るゲー』云々の前にこんな主人公に感情移入は不可能です。そして空は本気で怯える直の姿に我を取り戻しましたが、翌日から直は療養のために休学。

んでエンディング。自然の豊かなところで療養している直を見舞いに行く空と祭。直は空を完全に許してくれていて、3人の友情は永遠でしたとさ。めでたしめでたし。

 

 

 

なんだこりゃ?

 

 

 

一体何なんですか、このジャンプの10週打ち切り漫画の最終回みたいな強引かつ爽やかな展開は。大量の謎はほとんど解けないまま終わってしまったのはまだトゥルーエンドじゃないからでしょうからいいとしても、です。エセ青春爽やか風味な終わり方はある意味笑えるぐらい面白かったのですが、それが製作者の狙いだとしたらお兄さん一本取られました、て感じです。

 

1回目が終わって言いたいことは大量にあるのですが、システム面に関しては前回言った通りなので割愛します。シナリオもまだ1回目と言うことで言及はやめておきましょう(散々言ってますが)。絵に関してですが……とりあえず中学生の水彩画みたいな背景はどうにかならんのか、と思わずにいられません。立ち絵に関してはまだ慣れていないせいか腐ってるようにしか感じません。

何より勘弁してもらいたいのはテキストです。最初にも言いましたが大量に使いまくる顔文字だの(笑)だの(汗)だの(大汗)だのは頼むから止めてください。見た瞬間にやる気が失せます(><)。 ←こんな感じで。少しならいいんです。テキストにとっても会話にとってもアクセントになると思いますから。でもこれだけ使いまくられると『そんなのを使わないとキャラの感情も表現できないのか』とライターの方の腕を疑いたくなります。何かの伏線として使っているのだとしたら謝りますが。

 

 

っつーか男子校ナメてんのか、お前ら。

 

 

男子校ってのは「グリーン・グリーン」のバッチグー達みたいなものを言うんだ。まぁあそこまで見事な描写は望めないにしても男が男に気を寄せるのが当り前な世界は頼むからやめやがれってんだ。18禁にしてもあんまりです。っつーか「確かにあいつ美人だからなぁ」なんてアッサリ納得するんじゃねぇ、と声を大にして言いたいです。それ言ったらボーイズラブというジャンルそのものが成り立たなくなってしまいますけど。

 

まぁ……いいか。最終的な評価はクリアしてからじゃないといけませんし。そんなこんなで以下次回……なんですが、攻略見ながらやっていいでしょうか?


「すきしょ!」攻略第3回。

 

とりあえずトゥルーエンドでクリアです。実はちょっと迷っていたんですよ。この「すきしょ!」を猛ダッシュで一気にクリアしてしてしまうか、それとも他のゲームと並行にプレイして気を紛らわせつつやるか、で。なんつーかあれですね。めちゃくちゃ腹が痛くなってトイレに行きたい時、走ってトイレに行くと腹がさらに痛くなって辛いけど、ゆっくり歩いていっても長時間苦しめられて辛い……そんな究極の選択に近いものが。結論としては『攻略サイトを見て無駄を無くしてプレイしよう』と言う事になりましたので御了承下さい。

んで本編はどうだったのかと言うと、ですが。

なんつーか前回クリアしたじゃないですか。その時にメニューで【キャラ紹介】なるものが選べるようになったんですよ。んで試しに見てみたんですが……そこで全てのネタバレが行われていました。何考えてんですか、プラチナレーベルは。私は断言します。

 

アホだ、コイツら。

 

空は二重人格でした。そして直も。それぞれの人格は『夜』『らん』と呼ばれていて、裏の人格の2人はデキています。何故二重人格になんてなってしまったのかと言うとそれは暴力(性的なもの含む)から逃れるために作られたんだとか。んで空に声をかけてきたホモの教師は実は探偵で、しかも空が小さい時から憧れていた人でもあったのです。更に養護教員の七海はその相棒で。何で探偵が学園に潜入しているのかと言うと彼らには追っている事件があり、その黒幕が学園の科学部の顧問だから。あと空と直がこんなことになってしまったのは探偵・真一郎が巻き込んでしまったからでした。ようするに真一郎の追う事件に巻き込まれて2人はさらわれてしまい、結果として二重人格になってしまったと言う訳です。

 

……なんでクリアする前からこんなにわかるんだよ。しかもクリア後もこれ以上の情報ってほとんど無いし。本編で分かる内容ってのは上記の内容にプラスして、空と直のそれぞれの両親は真一郎が追っていた組織に殺されてしまったと言う事と、その際にさらわれてしまった空は真一郎は助け出したのですが、直は助けることができなかった(置き去りにした)、と言う事。そしてトゥルーエンドってのはこの内容が真一郎と七海の口から語られて、空と直は真一郎に弟子入りして探偵見習いになって終了。最後は直の手を引いて走る空の元気な姿。めでたしめでたし。

 

ここまであからさまに『次回に続く』を見たのは「バックトゥーザフューチャー」と「男坂」以来ですね。後者は続きませんでしたが。

さて、残りのシナリオもクリアしておくと致しますか……。


「すきしょ!」攻略第4回にして最終回。残るエンディングを全てクリアいたしました。気分的にはもう解説するのもブルーなんですが責務は果たさないと……。

 

水都エンド。要するに実は憧れの探偵さんだった水都真一郎です。予想としては直の時に明らかになった真相(?)がこっちでも明らかになって『ヒロイン』が変わるだけかな、と思っていたのですがとんでもない話でした。結局正体を明かさないままエンディング。主人公・空は水都のオモチャとなり、その快楽に身を任せる日々が続くのでした。めでたしめでたし。

そしてHシーンは無事にトラウマとなりました。

正直吐き気が。憧れの探偵としての姿とかはどうしたんだとか言いたいことが無い訳ではないのですが零コンマ1秒でも早く記憶から抹消したいので余計なことはやめておきます。

 

最後に広夢エンディング。直の身体を借りていた広夢が実は生きていることを知った空の必死の願いによって広夢は復活。理由はわかりませんがどーでもいいです。その後2人はラブラブに。心の底からどーでもいいですけど。

 

 

っつー訳で「すきしょ!」クリア。見てないCGとかもあるようですがもう生涯起動することは無いでしょうから問題ありません。と言うかこれ書いてる時点で既にアンインストールも終わってますし。セーブデータだけは残すなんて親切設計でしたのでちゃんと手で全ての痕跡を消しました。なので残っているのはゲームディスクだけなのですがこれも俺から半径10kmに置いておきたくないです。どなたか欲しい方はいらっしゃいますか? いらっしゃったらこちらまでメールを下さい。送料無料でお送りいたします。
※受付終了いたしました(2002/11/5)

 

 

そして総評。

 

 

腐ってやがる。

 

 

 

巨神兵のように早すぎたと言う事はありません。素で腐ってます。もちろんこれがボーイズラブゲームである、と言う事もあります。そもそも俺がプレイすること自体間違っていたのでしょう。俺は「僕と、僕らの夏」の貴理&有夏と言う『女×女』ですら嫌悪する人間なので『男×男』を涼しい顔して見られるはずもありませんでした。ですが、これが女性向けのゲームだと言う事を差し引いても、同性愛のゲームだと言う事を差し引いても、単純に選択式のアドベンチャーゲームだと言う事だけを考えても出てくる結論は『クソ』です。

シナリオ……誉めるべき点がこれほど皆無なのも珍しいです。ムカつきを通り越して哀れですらあります。それはテキスト(脚本)にも言えます。ここまでヒドいのは初めて見ました。絵……結局慣れることはありませんでした。あれってどーゆー絵なんでしょうか。少女マンガとかあーゆー感じなんでしょうか。いくつか少女マンガは知ってますがどうも違ったような気がしますが。背景……中学生の水彩画。ただし通信簿で美術が【3】の中学生の、です。小学生であれが描ければ誉められるかもしれない、ってレベル。システム……どーでもいいや。どーでもいいように作ったのでしょうから、このヒドさは。音楽……怖いぐらいに印象に残って無いので評価のしようがありません。唯一頭に残っている音楽はトラウマシーンで流れた『教会で流れる曲とベートーベンの【運命】を足して256で割った様な音楽』ですが早く忘れないといけません。

なんでこれが売れたのか不思議です。心からそう思います。しかも続編も出てるし、色んなメディア展開までされてるって話じゃないですか。とてもじゃありませんが信じられません。考えられる理由としてはこのジャンルがあまりに未開拓であった、と言う事でしょうか。最近は徐々に広まってきているとは言え、やはり絶対数は男性用と比べると絶対数の少なさは明白ですし、ましてやこのゲームが発売されたのは2年前。でも……それでもこれはどうかと思います。

 

 

忘れたい。

 

誰かドラえもんの「わすれろ草」をください。もしくはマインドアサシンをここに。今すぐに。



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