2002.8.25 「ラスト・青葉シナリオスタート」編


それでは!!

「それ散る」最後の1人、森青葉ちゃんの攻略へと参りましょう。

 

その前に。

『シーン回想』には各ヒロインのエンディングとHシーンが収録されております……が。

Hシーンは現段階で3つも空きがあります。まさか青葉ちゃんとは3回もHシーンが!?

むぅ、希望級ですね……つばさやこだま先輩なんて1回ずつしか無かったというのに。

これはこの作品の中におけるヒロインの重要度を表してるのかな。

ちなみにエンディングには空きが2つ。

これは「おまけシナリオ」が入ると見て間違いないでしょう。

 

それでは参ります!!

 

プロローグ。

桜の丘にて桜香と舞人。

 

【4/7】

春休み最後の日、山彦と歩いている時に出会ったのは希望。

でも冷たく接することに。

 

【4/8】

新学期初日。

舞人を起こしに来た青葉ちゃん。

一緒に朝ご飯を、と言う青葉ちゃんのお誘いには素直に乗らせて頂きました。

食事とスーパーの袋をたたむ速度には定評がある、と言う舞人です。

これは文化祭で漫画研究会の手伝いでビニール袋を畳むのを手伝っていた(こだま先輩シナリオ)のに繋がるのかな?

 

校門付近で会ったつばさには冷たく接することに。

教室で会った希望にも冷たく接することに。

 

【4/9】

寝坊して全力ダッシュ。

でも青葉ちゃんの走りは「遅っ!」としか言えないもので。

いよいよ本格的に遅刻する……となっても見捨てないのが今回の舞人。

結局まったりと歩いて大遅刻。そのまま委員長への道へ。

んで大演説。わはははは。

ちなみに小町との再会はさくら通りのバイト先にしておきました。

そして夜、小町には冷たくあたって……辛い。

 

【4/10】

青葉ちゃんから朝食のお誘い。

これはもちろん受けない訳がありません。

お礼にプレゼントをあげるよ、と誕生日を聞きだす舞人。

「私? 7月だよ、7月15日」

「なるほど、青葉の季節にご生誕したわけだ」

「そういえば、蟹座の女の子って『だいたん』なんだって」

「そ、そうなんだ……」

むぅ、伏線か?(大胆発言&誕生日の両方)

プレゼントは何がいいのか、と言う質問をするとお父さん(シゲさん)と2人きりの誕生会の話に。

舞人もそれに出席することになりましたが(正式名称『元気MORIMORI! 森青葉生誕記念大祝賀会』:命名by舞人)、結局プレゼントは何がいいのか舞人にはわからないまま。

もう言った、と恥ずかしそうに笑う青葉ちゃんですが、要するに舞人に誕生会に来てもらうことが何よりのプレゼントということなんですね。ううっ、エエ娘や……。

そして朝食を食べて支度して外に出ると青葉ちゃんと一緒に小町の姿が。

確か青葉ちゃんと朝食を取らなくても一緒になったんだから……ずっと待ってた?

くっ、なんて健気なんだ……。

 

学園ではつばさに冷たくあたって、希望との日曜日クレープも断って。

 

【4/13】

浅間先生に頼まれた学級目標のために舞人は1人で図書室へ。

そこでこだま先輩と初顔合わせ。

まだ髪が長いバージョンですが、やっぱり短い方に慣れるとあっちの方が可愛いかな、と。

 

帰り道。

バクロワルドで青葉ちゃん&かぐらと遭遇。

ここで声をかけるのは小町ではなく、当然青葉ちゃんの方。……辛いけど。

舞人が声をかけると2人して顔を赤らめてます。

少し話をした後、逃げるように去っていった2人。

 

【4/14】

日曜日。家でこだま先輩ご推薦の本を1冊読破。

そして夕方、不安と焦燥感と共に桜香との邂逅。

 

【4/15】

小町&青葉ちゃんと登校。

昼はこだま先輩と食事。

こうして書くと舞人ってウハウハ人生だよなぁ……。

んでつばさのバイト先は見に行かないことに。

そして放課後は希望&つばさと共に行ったクレープ屋で風になった舞人と山彦でした。

 

【4/18】

山彦に希望には好きな男がいると聞いても気にしない、と。

舞人のことを心底心配している山彦は本当にいい親友です。

 

【4/20】

朝から青葉ちゃんとコーヒー談義。

でもロクな知識のない舞人に出来ること言ったら……

見栄晴で。

「そうだねえ、ありきたりだけどモカ、キリマンジャロ、グァテマラ、ブルー……ブルマン」

これにて舞人のコーヒー知識打ち切り。

「私はね、カフェオレとコーヒーフロートが好きだよ」

それは豆の知識じゃない、と思いつつも早くこの話題が終わることを祈って舞人は微笑むのみ。

「おにいちゃんの好きなモカって、どんな味がするの?」

「え」

当然しってる訳も無く。

「そ、そうだな、なんて言ったらいいのかな。えーっと……」

そこで舞人が思い出したのはCMの表現。

「豊潤でまろやかな感じ……ってやつだよ。うん、そうそう、豊潤でまろやかね」

「へー、そうなんだぁ。じゃあキリマンジャロは?」

「え、ええっ? そ、そうだな、あれは言ってみれば豊潤でまろやかな感じ……かな。ははは」

「グアテマラは?」

「ああ、あれはなんと言っても豊潤でまろやかな感じだよ」

舞人最高!!

「そうなんだ……おにいちゃん詳しいんだね」

感心することしかりな青葉ちゃん。なんて純真なんだ。

「それで、ブルーマウンテンは酸味が強いんだよね?」

「え……あ、ああ、それはローストによるかな。結局は個人の主観的な問題だしね」

適当ヌカしつつもそろそろヤバくなってきたところで窓の外の小町を発見。

3人で登校するのでした。

 

図書室で小町と遭遇。

でも何も言わずに去っていく小町……嗚呼小町……。

んでこだま先輩と楽しい会話。

桜井ハンサム之介はこいつですよ〜。

 

【4/21】

日曜日。

舞人と同じくヒマをもてあましている青葉ちゃんとお出かけです。

その時の会話によると青葉ちゃんは舞人と入れ違いで桜坂に来たんだとか。

2人はペットショップで時間を潰した後はペット談義。

動物好きな青葉ちゃんをからかう舞人はもうノリノリ。

さらに青葉ちゃんもムキになってノってくるもんだから大変です。

奇声を上げていたら通りがかりの人達に突っこまれて恥ずかしがる青葉ちゃんでした。

 

それにしても「ケルベロス」で「地獄の業火」だとかなかなかマニアックな知識持ってるじゃない、青葉ちゃん。

 

その後舞人は1人で夕暮れの桜の丘へ。

でもこの日は誰にも会うことは無く。

 

【4/24】

山彦&希望と一緒におでんで楽しい昼食。

その後つばさと泥まみれの大戦争。

小町に怪人泥男と言われて逃げられて。

……ふと思ったんですけど、この時の小町って本気ですか?

学園内では舞人に近づかないという約束を守ったにしちゃ大騒ぎしすぎだし。むぅ。

そして麦兵衛に罵られた舞人。

 

帰り道で青葉ちゃん&かぐらに遭遇。

本屋帰りのかぐらが買ってきた本は『猿でも膨らむバストアップ体操』。

頑張れ。明日とは明るい日と書くんだぞ。

 

【4/28】

母親の電話で起床。

昼飯はハンバーガー(小町)にするか、クレープ(こだま先輩)にするか

……ハンバーガーにしときますか。

そして楽しい……楽しい昼食ですが……それだけに辛い。辛いんだよ!!(じゃあ選ぶな、と)

 

【5/2】

希望と小テスト対決。

そしてつばさがカラオケを提案してきましたが断らせて頂きました。

 

【5/6】

TVで海外旅行帰りのつばさを見てから街へ。

そこで見かけたのは映画を見てきたばかりの小町&青葉ちゃん。

2人に声をかけて3人でシャルルマーニュへ。

そこで青葉ちゃんの『ちつ』に『いんけー』挿入発言。

小町にその発言を押し付ける舞人に、復讐にティーバッグ爆撃を敢行する小町。

 

……小町を見るのが真剣に辛くなってきました。

こだま先輩やつばさの時はあんまり出てこなかったけど、青葉ちゃんとは結構絡みがあるからなぁ……。

 

【5/10】

昼休みは掃除をしながらつばさと対決。

下着を大開放して恥ずかしさに走り去っていったつばさ。

その後は麦兵衛にインネンをふっかけられました。

 

【5/14】

舞人寝坊。さらには青葉ちゃんも寝坊。

自分も寝巻きのままなのに舞人の準備を団結して手伝おうとする青葉ちゃんですが……

う〜ん、青葉ちゃんのことを思うなら団結しないほうがいいような気もしますがここは団結しましょう。

んで準備完了。

「行ってらっしゃいっ!」

「いや、ほんと、青葉ちゃんのおかげで助かったよ。さあ、行こうか」

「行ってらっしゃいっ!」

「……青葉ちゃん?」

「行ってらっしゃいっ!」

青葉ちゃん涙目。

「あの……なんで着替えてないの?」

「あ、あはは……」

舞人の準備に夢中で自分のことを忘れてた、と顔を赤らめながら言う青葉ちゃん。

「……………………駄目じゃん」

思わずドロップキックツッコミを入れそうになったのを舞人は我慢。

「しょうがないよ、私がすっとこどっこいだったんだもん」

しかたない、と舞人。

「よし、それじゃ今度は、俺が青葉ちゃんの着替えを手伝うよ。さあ、始めよう!」

「い、いいよ、一人で着替えられるよ」

そんなツレないことを言って青葉ちゃんは逃げるように自分の部屋へ。

まさか青葉ちゃんを置いて自分だけ先に行く訳にもいかないので結局舞人は遅刻となったのでした。マル。

 

廊下で小町&麦兵衛に遭遇。

ここで小町があっさりと去っていったのも……舞人の言いつけを守ってか。はぁ……。

そして舞人を罵倒しながらも荷物運びを手伝ってくれた麦兵衛はやっぱりイイやつなんだよなぁ。

 

帰り道に視線を感じて学生鞄を投げつけた相手はかぐらでした。

それでも元気なかぐらと一緒にアンニュイなウィンドウショッピングをしゃれ込んだのでした。

 

【5/18】

朝の4時に母親の電話で叩き起こされた舞人。

だから貴女は何を知ってて、何を隠してると言うんですか……。

 

希望からバイト先にやってくるクラスメイトに関する相談。

希望のバイト先なんて知らないけど気にしない、と。

 

帰り道では和人初登場。まさかあそこまで重要キャラに成長逸材とは思わなかったよなぁ。

 

【5/22】

学食でこだま先輩に遭遇。

頼みごとは切り抜けようとしましたが……結局放課後手伝うことに。

放課後は文芸部の手伝いを。

文芸部員・桜井舞人絶体絶命の危機。わはは。

 

帰り道はまたかぐらに鞄を投げて直撃。

それでも元気なかぐらは舞人の情報をメモって逃げ去っていきました。わはは。

 

【5/26】

日曜日。

外出か、洗濯か。ここは洗濯。

すると青葉ちゃんが勉強を教わりにやってくる、と言う訳ですよ。

でも今回は今までと違って古文だけじゃなくて、他の教科についても質問を。おおっ。

 

わざわざ制服に着替えてきて、かつ舞人のことを「せんせい」と呼びながらの勉強会。

見かけによらず集中力のない青葉ちゃんは成績があまりよくない様子。

しかしそれ以上に出来の悪い舞人の「せんせい」の称号はあっさり剥奪。

逆ギレした舞人と青葉ちゃんによる互いの尊厳を賭けた激しい戦い、人呼んで「さくら荘204号の乱」が繰り広げられたのでした。

 

舞人は桜の丘へ。

そこで出会った桜香はまだ何も語らず……。

 

【5/29】

ダルさ満点で青葉ちゃんと登校。

校門付近でやっぱりダルそうな麦兵衛とつばさに遭遇。

その頃には既に元気になっていた舞人の前に現れたのはひかり姐さんとこだま先輩。

髪を切ったこだま先輩は「より子供っぽくなった」ということで。

 

帰り道、和観さん&和人に遭遇。

相変わらず和観さんは漢です。

 

【6/1】

衣替えです。

シワだらけの制服を引っ張り出したら青葉ちゃんがアイロンをかけてくれるそうな。

う〜ん、有難い。是非ともお願いします、と言う事で。

……でも右手を差し出してきた青葉ちゃんの左手は鼻頭を押さえていました。

「あのぅ、青葉ちゃん、嫌だったら無理してくれなくてもいいんだけど……」

「ううん、私がんばっちゃうよ。このぐらい平気だよ、てやんでえだよ」

しかし青葉ちゃんが頑張れば頑張るほど舞人の誇りは埃まみれ。わはは。

「やっぱりクリーニングに出すよ。ありがとう青葉ちゃん、もういいから」

「え、いいの?」

そう言いながらも明らかに胸をなでおろしている青葉ちゃん。

そして青葉ちゃんの目の前で着替えを始めた舞人ですが、青葉ちゃんは全く平気の様子。

シゲさんに鍛えられている青葉ちゃんには通用せず、ってところです。

結局青葉ちゃんには部屋から出て行ってもらって舞人は一言。

「ふふん、なかなかどうしてあの女……可愛い顔して、やっていやがる……」

「おにーちゃーん? まだー?」

「あ、ちょ、ちょっと待ってください、ただいま……!」

慌てて着替える舞人でした。

 

中間テスト近し。

焦る舞人とそれを突き放すつばさ、の図。

 

【6/2】

日曜日。

街で出会ったこだま先輩が誕生日であることを知り、ネコちゃんリュックをプレゼント。

大丈夫、すぐ慣れますよ。

 

【6/6】

シゲさんが戻ってきたせいか舞人を起こしに来てくれなかった青葉ちゃん。

その後は舞人&青葉ちゃん&小町で登校。

例によって小町が痛いんですよ……。

 

【6/11】

こだま先輩がネコちゃんリュックで登場。激似合ってます。

帰り道では和人&瑛に遭遇。

 

【6/16】

日曜日。

シゲさんとのお出かけでご機嫌な青葉ちゃん。

明らかに競馬場や居酒屋に行く気満点の父親に気づいていない青葉ちゃんが不憫です。

「た、楽しいとこだといいね」

「お父さんと一緒ならどこでも楽しいよ」

まさに娘の鑑。

その後舞人はシゲさんに青葉ちゃんの夢を壊さないよう説いてから街へ繰り出しました。

 

そして「昔ながらの納涼」を求めるか、「若者らしい納涼」を求めるか。

いい加減小町との会話が辛いので若者らしく行きましょう。つまりつばさで。

んで麦兵衛のアニメ好きが発覚。何気にカッコツケマンな麦兵衛でした。

 

暗くなってからアパートに帰るとお出かけから帰ってきて、買い物に行こうとする青葉ちゃんと遭遇。

送り狼で。いや違います。とにかく一緒で。

最初はそれを聞いて喜んだ青葉ちゃんですが……

「おにいちゃん、私はだいじょぶだから早くお父さんのとこに行ってあげて」

せっかく帰ってきたのに一人じゃかわいそう、と。

正に……正に娘の鑑・森青葉。

シゲさん子供じゃないんだから、という舞人の言葉にも同意しないので結局舞人は森家へと。

遠くには上機嫌そうにスキップしてコケる青葉ちゃんの姿がありました。

 

【6/17】

舞人体調不良。

でも結局は二日酔いなだけでドクターイエローに弱みを握られてしゅーりょー、って感じです。

シゲさんに付き合って飲まされたんでしょうね。

 

【6/22】

雨。

山彦の傘に便乗して帰ろうとした舞人ですが、山彦はこれから女と会う予定が。

それを舞人のためにキャンセルしようとする山彦を止めて、駅前まで送ってもらうに留めて置きました。

ディスカウントショップで傘を買おうを思っていた舞人ですが財布の中身は34円。

途方に暮れていたら突然なりだした携帯電話。ディスプレイには『となりン家』。

シゲさんと青葉ちゃんは携帯を持たない主義なんだそうな。

シゲさんは仕事の時間なので電話をかけてきたのは明らかに青葉ちゃん。

「はい、もしもし」

『おにいちゃん? あのぅ、森ですけど』

「ああ、シゲさん?」

『えっ? ち、ちが……』

「あのさぁ、このまえダマテンばっかだったじゃないスか、ああいうのは感じ悪いッスよ? やっぱり麻雀っていうのは、リーチ後の張りつめた緊迫感が……」

『わ、わたしっ、青葉だよっ!』

「あれっ? なんだ青葉ちゃんか、声が似てるから気づかなかったよ」

『に、似てる? そ、そーかな……』

落ち込む青葉ちゃん。わはは。

何でも青葉ちゃんは舞人の洗濯物が干しっぱなしなのを見て、舞人が雨の予報を知らず傘を持たずに家を出たのではないかと心配して電話をくれたんだそうです。

ディ・モールト!!(訳:素晴らしい)

即興で感動的なホームコメディーを語ってみせる舞人に青葉ちゃんは感動しまくり。

『いい話だねー、泣けてくらぁだねー』

「俺は悟ったよ、青葉ちゃん。たとえ傘が買えないほど貧しかったとしても、人を思いやる気持ち……これだけは忘れないで生きていきたいよね」

そんなわけだから迎えに来て、と舞人。

青葉ちゃんが来たら洞察力や機転の利くところを誉めちぎってあげよう、と待っていると……。

 

「いやあ、青葉ちゃんは洞察力があるというか、機転が利くというか」

「ご、ごめんなさい……」

「ちょっと抜けてる子だな、なんて一度でも思ったことのある自分が恥ずかしいよ」

「だから、ごめんなさいってばぁ」

シゲさんを迎えに行くときはいつも同じ傘で帰ってくるので、この時も1本しか持ってこなかった青葉ちゃん。

ひたすら青葉ちゃんを誉めちぎっていたら怒っちゃいました。

やめておくのが吉、でしょう。

その後は他愛のない会話をしながら歩く2人。

 

歩きながら父親であるシゲさんがまたしばらく出張でいなくなることを話す青葉ちゃん。

強がってはいますが舞人には寂しがっていることがわかりました。

「今度はすぐ戻ってきてくれるといいね」

「お仕事だからしかたないよ。私へっちゃらだもん」

そう言って唇を引き結ぶ少女が急にはかない存在に思えてきた舞人。

 

「お父さん、まだ帰ってきてないんだ……」

アパートに帰ってきて、電気の付いていない自分の部屋の窓を見て肩を落とす青葉ちゃん。

青葉ちゃんが親離れしきれていないのは諸々の事情で家庭の温かさを充分に享受できなかったことに原因があるのかもしれない、と舞人は思いました。

「どうしたの?」

「いや……」

あどけない笑顔と無垢な瞳。

そして舞人の胸の奥から打ち寄せてきたのは保護欲とでも言うべき衝動。

漠然としながらも、このか弱い存在を守りたいと言う想い。

「変なおにいちゃん」

「ははっ……」

そして訪れた沈黙を破ったのは舞人の軽い咳払いと言葉。

「それじゃ青葉ちゃんさ」

「うん?」

「もし良かったら、また俺の部屋に遊びに来なよ」

「うんっ」

そう言うと、笑いながら腕を絡めてきた青葉ちゃん。

「おにいちゃん、ご飯ちゃんと食べてる?」

「食べてるよ、安くて美味しいカップ麺」

「駄目だよ、そんなの。栄養が偏っちゃうよ」

「大丈夫だって。ちゃんとカップラーメン、カップ焼きそば、カップスパゲッティってバランス良く摂取してるから」

「ええっ、ちっともバランス良くないよ」

「でも、パスタにはたっぷり粉チーズかけてるから栄養満点。鼻から血とかいろんなものが飛びでちゃうよ」

「う、嘘だよ、そんな食生活じゃ何も飛びでないもん、むしろ朝礼で貧血起こしちゃうもん」

「ははあ、さては青葉ちゃん知らないな。チーズはああ見えて、蛋白質や脂肪が豊富だから栄養価がきわめて高いんだ。すくすく育つぞーう」

「育たないもん! おにいちゃん、しゃらくさいよ」

「ちぇ、分かったよ」

論破されたふりをして、さも仕方無さそうに頭を掻く舞人。

「じゃあ青葉ちゃんが作りに来てよ」

あえて不本意そうに。

「うんっ!」

そんな舞人に元気欲頷く青葉ちゃん。

「私、じゃんじゃん作っちゃうよ」

舞人はわざと世話焼きなお節介娘に呆れた隣のお兄さんを装います。

それは素直に喜んでしまうのを怖れたから。

自分にとっての青葉ちゃんの意味が変わってしまうことが怖くて。

 

焦燥感にかられるように雨の桜の丘へ。

桜香の口から告げられる悲しい言葉と、舞人の口から生まれる強い決意。

「俺は負けないよ」

 

 

むぅ……。

舞人が青葉ちゃんに対して保護欲のようなものを抱くのはある意味自然でしょう。

でもそのままだったら納得いきませんよ、こちとら。

それだと「ONE」の繭の時に感じた不満と同じ展開です。

まぁ、舞人の気持ちはそれに収まらないようなので大丈夫だと思いますが。

 

そんな訳で青葉ちゃんシナリオ第1部終了。

これからはずっと青葉ちゃんにご飯を作ってもらう展開なのでしょうか。

そしてそれにかぐらがどう関わってくるのか……注目です。

それでは以下次回!!


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