2002.8.23 「こだま先輩順調順調♪」編
こだま先輩、第2部第2回。
【8/9】
補習に出席。
ドクターイエローに励まされて(?)、その舞人は学食へ。
舞人はカレーうどんを食べていたこだま先輩の席の正面に座ったのですが、微妙に驚いてる様子。
「うん、いいよ、あさってでしょ?」
「はあ?」
「本当は私も受験勉強とかで忙しい身なんだよ。けど、桜井君が創作意欲に目覚めたっていうなら、私は先人として及ばずながら協力させてもらうよ」
舞人にはもう何が何だか。
結局何も教えてもらえないまま明後日……つまり恒例の8/11に待ち合わせをことに。
8/11……早速来ましたよ。これはもう海以外にありえません。
どうやらドクターイエローこと谷河教諭のナイスアシスト……と言うかアタックのようですね。
ふっ、いい仕事しやがるぜ。
【8/11】
待ち合わせにこだま先輩登場。
ここでもネコちゃんリュックをしているこだま先輩を見て流石に気が引けてきた舞人。
シャレで選んだのに、と心を痛めながら嫌ならいいですよ、と舞人は言いますがこだま先輩は笑って言いました。
「あはは……もういいよ、慣れちゃったから。桜井君のプレゼントだしね」
くぅ〜、嬉しいこと言ってくれます。
やってきたのはやっぱり海!!
そしてこれまた予想通りこだま先輩は胸がデカい!!
やはり……身長145cmでバスト82cmは伊達じゃなかったか。
「海の詩を書いてみたいっていう桜井君のために、こだま先輩は受験勉強の合間を縫ってわざわざここまで付きあってあげたの」
「な……」
そう言われて初めて自分がはめられたことに気付いた舞人。
そうとわかって開き直った舞人は強いです。
こだま先輩をからかって、適当に書いた詩について笑いあって。
「実はね、桜井君って私の目標としてる人に似てるの」
こだま先輩がそう言う人物は相当こだま先輩にとっては重要な人物のようです。
「文法も論法もめちゃくちゃで、主題も寓意もなんにもないの。はっきり言っちゃうと、かなりお粗末。でも、なんだかよく分からないけど楽しくなってくる、そんな文章だったよ。桜井君と話してるときみたいにね」
そう言ってにっこりと笑うこだま先輩。
「私もね、そういう話が書きたいの。小手先の技とか、小難しいテーマとか二の次で、とにかく読んでくれた子たちの心に残るような、ね。それで、その残った部分が子供たちにとってさりげない教訓になってくれたら……ふふふっ、そうなったら本当に嬉しいよね」
本当に楽しそうに夢を語るこだま先輩……ステキだ。
そして、こだま先輩のこぼしたかき氷がかかってしまったのを拭いてもらったりしているうちに……。
舞人は谷河教諭の思うがままに落ちていくのでした。
「えーと、先輩」
「なに?」
「今まで何気なく見えていたものにあるときハッとさせられることってありますよねえ」
「ええ? なにそれ?」
「んー、まあ、なんとなく」
「島崎藤村?」
「はあ?」
「まだあげ初めし前髪の……知らない? おかっぱ頭から大人の髪型に変わった少女の姿に、思わず胸がときめいたっていう話」
「ああ、そんな感じかなあ」
「なんの話?」
「いえ、こっちの話」
「ふーん」
んでゴミをちゃんと持ち帰ろうバッグから袋を取り出したりしていたこだま先輩ですが……
「……え?」
突然動きを止めて。
「……え?」
舞人を見て赤くなって。
「ええっ!?」
「どうかしましたか?」
笑うのを堪えながらさも不思議そうに尋ねる舞人。
「な、なんでもないっ」
んで逃げるように海の方へ。
流石のこだま先輩にも舞人の言わんとしたことが伝わったようです。
夜。
桜の丘で桜香に決意を伝える舞人。
「どうして人間は同じ過ちを繰り返すのですか……」
うーむ……イイ!!
イイです、かなりイイです。
こだま先輩は可愛いし、舞人は舞人で純情だし。
谷河さん……グッジョブ!!
【8/16】
補習帰りにひかり姐さんに遭遇。
少しは違う会話にでもなればいいのに、やっぱり普段通り精神を蹂躙されて終わりました(笑)。
その後は椿に卵を割られて、和観さんに呼び出されて……つまり普段通りです。
【8/21】
こだま先輩がバイトしている本屋の前でばったり。
まぁコレもいつもと同じイベントだし……と思いきやさにあらず。
自分に所謂『そんな感情』を持つわけが無い、と言う舞人にこだま先輩が……
「え、あ、あの……そんなに否定しなくてもいいかなって思うんだけど……」
「それで、先輩は今休憩時間ですか?」
舞人流しすぎ。
っつーかいきなり普通に戻りすぎ。少しは反応してくれ。
【8/26】
舞人は補習後図書室へ。うんうん、いい傾向です。
でもこだま先輩は保健室に行っていて留守。残念。
んでひかり姐さんが準備室で面白いものを見つけた、と言って差し出してきたものがありました。
それは汚い字の並ぶ原稿用紙……そして舞人にはどことなく見覚えが。
「去年の春、入部希望の某部員に書かせた読書感想文なんだけど」
『DANGER×DANGER概論』
マンガの感想文。「休載が多い」とかかな(笑)。
書いた人間の名前を見ると『一年D組 桜井ハンサム之介』。
「……俺ですか」
「面白いでしょ」
あまりの恥ずかしさに落ち込む舞人。
「でもあんた、意外にいいモノ書いてると思うわよ。感想文にはなってないけど、勢いだけはすごいしね。たたみかけるような筆致が圧倒的」
なんだかんだと誉めてくれるひかり姐さん。
そうこうしているうちに佐竹先輩とかまで興味を持ち出してしまい、焦った舞人はひかり姐さんの手から強奪。
「なによ桜井、私にも見せてよ」
「あんた達にも去年見せたわよ。まあ、いま見るのとじゃ意味が違うと思うけど。なにしろ作者が目の前……」
ずひしっ!
「はうっ」
「だっ、だだだ黙れメガネザル!」
ひかり姐さんの喉にバインダー……舞人いい度胸してます。
そして当然のように逃げ出しました。
「やっちまった……オラついにやっちまっただよ母ちゃん」
んで廊下で出会ったのがこだま先輩&谷河教諭。
先日の海のことで谷河教諭にからかわれていると……
「さくらァーいッ!」
舞人はさらにそこからも逃げ出すのでした。
そうしながらも気になっていたのは谷河教諭の「もう一押し」という言葉。
舞人、もう一押しだぞ〜。
と言うか読めた!!
こだま先輩が海で言っていた『目標としてる人』ってのは「桜井ハンサム之介」だったんですね!!
う〜む、そうか……そうだったのか(←既に決め付けている)。
街中で見かけた椿の姿。
寂しげなその姿に舞人も心配そうです。和人、早くなんとかしてやってくれ。
【8/30】
未明。
朝陽との邂逅です。
夜は花火大会……は終わっていました。
【9/2】
新学期。それだけ……。
【9/13】
舞人が図書室へ向かうと……
「パン、いったいおまえは、どこの何者だ!」
「ぼくは若さだ、喜びだ! 卵から飛びだしたばかりの小鳥さ!」
なんて声が聞こえてきました。
ドアを開けて中に入ると、そこには何やら作業中。
ちなみにひかり姐さん達は既に引退していましたが隠居後は大老扱いで居座ったまま。
「いまね、文化祭の準備してるの」
何でも芝居をやるとのこと。題目は『ピーター・パン』。
しかも主役はこだま先輩。ってことはひかり姐さんがフック船長ですか。
なるほど。こだま先輩が髪を切った理由はコレなんですね。
っつーか文芸部が何故に芝居を?
「初めは恥ずかしかったけど、もう三回目だから慣れてきちゃったよ……」
そう言ってうなだれるこだま先輩。
「この子、子供たちの受けいいのよ」
「ははは……」
その後舞人はカラオケ好きなひかり姐さんを陥れる方向に全力投球。
「ひかり&桜井の初コラボレーション、名づけてザ・シャイニング・チェリー。いま流行のアカペラでどうです。俺たちの心ふるわす激唱に、きっと聴衆は総立ちですよ」
「……ちょっと面白そうね」
意外にもそれに乗ってきたひかり姐さん。
と言うかノリ過ぎです。やる気満点。
でも当然と言うか何と言うか結局その話は音楽性の違いから無かったことに(笑)。
そしてこだま先輩の笑顔と謝辞からもらったパワーで一気に書割を完成させた舞人。
ひかり姐さんも気を遣って先に帰ってくれてこだま先輩と2人で帰れたから結果オーライです。
姐さん、流石にいい仕事します。
【9/15】
夜の桜の丘に舞人と桜香、そして朝陽。
朝陽の嘲笑が……ムカつく。
【9/20】
また舞人の卵を吹っ飛ばした椿と、その椿の心配をする和人。
和人よ……頼んだぞ。
【9/29】
街中で29歳独身が和観さんに撃沈。
いつかきっと報われるよ。きっとね。
【10/1】
舞人に背中を押された和人は椿のところへ。
うむ、漢よの。
【10/8】
街中で見かけたのは瑞音と楽しそうに歩く椿の姿。
流石だ、和人よ。
【10/13】
今度はこだま先輩と椿です。
ネコちゃんリュックはもうしてくれないのかなぁ……。
【10/14】
体育祭です。
いつものように借り物競争で『妖艶な色香の漂う大人の女』でこだま先輩を連れ出すのかと思いきや。
スプリンクラーの水を思い切り被ったこだま先輩はずぶ濡れに。
「……濡れちゃった」
「……お子様ですか、あなたは」
「……子供じゃないもん」
頑張れ、こだま先輩。
【10/20】
夜の桜の丘に舞人と朝陽……。
舞人に「避けられない運命」と告げる朝陽がやっぱりムカつく。
【10/23】
図書室に行くと……メガネッ娘・こだま先輩登場!!
うーむ、別にメガネッ娘が特に好きな訳じゃないけどこだま先輩は可愛いなぁ、やっぱり。
でも舞人がいることに気づくと慌てて取っちゃいました。
「あ、あの……ひかりに聞いたんだけど……桜井君だったんだね、あれ」
「は?」
やはり!! 「桜井ハンサム之介」か!!
「なんすか、あれって」
「あ、そうだ」
舞人の質問には答えずに1冊のノートを取り出したこだま先輩。
「実は……これ、見てもらいたいんだけど……いいかな」
「あのう、俺、受験生の問題なんて分かりませんよ」
「違うの、これは勉強じゃなくて息抜きっていうか……うん、でも……決して息抜きで書けるようなものではないんだけど」
「はあ。なんだか前置きが長いですね」
「とにかく読んでみてっ」
両手で差し出してきたこだま先輩。
「なんなんですか? ラブレター?」
そう言って中を見ようとしたら……
「だめええぇぇっ!」
「へ?」
帰ってから家でこっそり読んで、とのこと。
「は、恥ずかしいから、批評批判はそのノートの後ろに書いておいてくれればいいから」
「はあ……」
そして逃げるように去っていったこだま先輩。
「交換日記……?」
なるほど。目標とする桜井ハンサム之介に自分の書いた文章を批判してもらおうと言う訳ですか。
こだま先輩、夢に向かって生きてます。
街中で会ったのは和観さん&瑞音。
だから大人っぽすぎて可愛くないんだって、瑞音は……。
と言う訳でこだま先輩。順調に進んでおります。
はやく舞人と結ばれないかな? と思う今日この頃。
それでは以下次回!!