2002.4.28 「クライマックス近し!!」編
妙に長引いてきたセンパイシナリオ。
サクサク参りましょう。
【2/9】
猫がドアを引っかく音で目が覚めた健二。
何やら家のいたるところが猫の爪跡だらけになってました。
雪希に猫用の爪研ぎを買うことを提案して登校です。
登校中に現れたやかま進藤をいつものように撃破して学校へ。
白目を剥いてる進藤を放っておいて健二と一緒に学校に向かう雪希……本当に親友なのか?
……と思ったらこの日は健二だけ先に学校へ。俺の突っ込みが読まれてるようです……。
教室では清香や日和にセンパイとのことを妙にからかわれたり気を遣われたり。
もはや2人は公認に近いものがあるようです。
テストが終わると廊下にはセンパイの姿が。
2人は商店街を通って健二の家に。
この日も猫が玄関にいないことを確かめてセンパイを先に行かせて……と思ったらちょっとセンパイが止まっています。
健二の態度などがあまりに不審だったのでしょうか。「気になりまして」とセンパイ。
それでもセンパイを先に部屋へ行かせて健二はお茶を入れて自分も部屋へと向かいます。
健二の部屋でお茶を……とその時、隣の雪希の部屋から大きな音が。
センパイを部屋に置いて健二が雪希の部屋へと向かうとどうやら猫が暴れている様子。
ドアを開けると出て行ってしまうから開けないで、と部屋の中から雪希。
雪希の部屋に来ているやかま進藤が猫を抑えようとしているようですが猫以上にうるさい感じです。つまりいい感じです。
部屋に戻ってセンパイには適当に言い訳をして勉強開始。
テストが翌日で終わりなのでこの日でテスト勉強も終わりです。
そうしたら約束通り、2人のお散歩が待ってます。
テストが終わったら校門のところで待ち合わせの約束をする2人。
それがお散歩第一弾。では第二弾は、と真剣に聞いてくるセンパイがどこか嬉しい健二。
普通の会話をしているだけにも関わらず、それがとても幸せな時間で……
バタン
そこに大きな音。さらには進藤が階段から落ちる音までも。
どうやら猫が雪希の部屋を飛び出してしまったようです。
センパイを部屋に置いて健二がドアを開けると猫が部屋に飛び込んできてしまいました。
猫嫌い(と健二が思ってる)センパイがいるので手早く猫を捕まえて雪希の部屋に。
センパイが心配で部屋に戻ろうとすると、センパイは廊下にいました。
少し暗い顔をしていたものの勉強の続きを始めることに。
部屋に戻ってセンパイに謝る健二。猫が嫌いなんだろ、と。
「……」
「なんか気分悪くさせたかなって…」
「……」
「ごめんな」
「…いいえ」
「……」
「…お気になさらないでください」
「え?」
「…家でも…」
猫を飼ってますから、とセンパイ。ちょっと意外な展開。
「…そう…なのか?」
「…さ、はじめましょう?」
健二の質問には答えずにテーブルに着くと、教科書をめくり始めたセンパイ。
健二と目を合わさないのがセンパイの『答え』であることを理解した健二もテーブルに。
夕方。
センパイを送って商店街を歩く健二。
2人の間にはどこか気まずい雰囲気が流れています。
「…あの…健二さん」
「…ん?」
「…ずっと黙ったままです」
「そう…だな」
「…なにか怒ってますか?」
「いや…俺は…」
怒っているのではなく、センパイのことが気になっている健二。
「先輩…」
「…はい?」
「ごめんな」
「…?」
「猫…のこと」
「……」
「猫…嫌いなんだろ?」
「…どうして?」
「どうしてって…」
確かに健二はそうセンパイに聞いた訳ではなく、商店街で見た光景だけでそう思っただけ。
でもセンパイを見て違うなんて思えない健二。
「商店街で…見た」
「…え?」
「先輩が野良猫を避ける姿」
「……」
「だから猫が嫌いなんだなって思った」
「…そう…ですか」
「だから家の猫も先輩に近づかないようにって」
「…大丈夫です…」
「……」
「…家でも飼ってますから」
「…そう言っていたな」
「…ですからお気になさることは…」
「それなら…いいんだが…」
ただ野良猫が好きじゃないだけ、とセンパイは言います。
どうして? と健二。
「…野良猫って…」
暗い顔で答えるセンパイ。
「…ずっと一人の気がしたので…」
そんなセンパイの言葉で健二が思い出したのが3年生の教室。そして海で聞いた絵本の話。
野良猫の姿がセンパイに被って見えるような感覚。
でもそれも長くは続きませんでした。
それは『雨上がりの公園』。そこは『出会いの場所』。
「野良猫もいつか…そこにいれば友達が出来るだろ?」
「…そう…なると…いいですね」
「絵本…」
「…え?」
「絵本のこと話してくれたよな?」
「…はい」
「そうなるだろ?」
「……そう、なります、きっと」
きっとこれからはセンパイは野良猫も好きになっていく。
何となくそんな気がした健二でした。
さてさて。
センパイは『野良猫』が好きではない、と言いました。
あの公園で野良猫絡みの何か嫌な思い出でもあるんでしょうか。
引っ掻かれたとかそんな単純な話ではないでしょうから、きっと『出会いと別れ』系の悲しい思い出だと思いますが。
それが解消された時が、初めてセンパイが『卒業』する時なのかな、なんて思ってみたり。
雨上がりの公園で佇むセンパイの行動にもその辺が関係していると思われますが……。
夜。
寝る前にテスト勉強で大活躍してくれた清香のノートを紙に包む健二。
それで返そう、ってことでしょうけど……。
健二によるテスト勉強の書き込みだけではなく、落書きまでしてあるノートを返された時の清香の反応が目に浮かぶようです。
【2/10】
テストの日程は無事全て終了。
清香にノートを返して素早く撤退。後ろからは清香の叫び声が。
校門のところでセンパイと待ち合わせ。
さっき日和に会ったらからかわれた、とセンパイ。
これから健二と散歩だと言ったら「お幸せに」なんて言われたそうです。
そのことを健二に伝えながら顔を赤らめるセンパイ。
日和はその後『日和ダッシュ』で走り去っていったそうな。
それを「すごい速さ」と言うセンパイって日和よりも……と健二。
そして出発……と思ったらそこに清香が。当然怒ってます。
健二はセンパイの手を握ってその場から緊急退避。
2人は海辺に。
それはセンパイの希望だったのですが、「健二は他がよかったのでは」とセンパイは心配そうです。
健二にしてみたらセンパイが楽しければどこでもよかったのです。
センパイの側にいると落着く。そう思う健二。
そしてセンパイは健二がいてくれればどこでもいい、と言います。
ああもうラブラブです。
今度はもっとぱーっと騒げるところに行こう、と健二。それは例えば遊園地。
センパイもそれを聞いて楽しそうだ、と言ってくれてます。
健二がいてくれれば、とも。
それは健二も同じ気持ちでした。
ああもうまったくもってラブラブです。
でも少し暗い顔になってセンパイが言いました。
「…でも…」
「ん?」
「…向こうに行くまでに…」
「向こうか…」
卒業したら既に住む所も決まっているセンパイ。
「…どうしようかな…」
「何が?」
「…向こう……行くのやめようかなって…」
「そう言えば、どっちでもいいって…」
「…はい」
ここから通うとなると大変な話。
でも行かせる訳にはいきません(俺が)。
「それはいつでも止められるのか?」
「…はい」
「…じゃあ」
「…?」
「本当に行きたくなくなったら止めるとかは?」
「…そう…ですね」
「それがいいと思うぜ?」
「…はい」
「……」
全然よくありません。
さっさと引き留めなさい、健二君。
離れたくないと言いなさい。
ずっと一緒にいたいと言いなさいってば。
「明日…」
「…?」
「またどこかに出かけるか?」
「…いいのですか?」
「どうせテスト休みだ」
「…行きたい…です」
「んじゃ、決定?」
「…はい」
嬉しく楽しそうに笑うセンパイ。
2人は冬の陽射しと柔らかな潮風の中、海岸を歩くのでした……。
明日の待ち合わせはセンパイが健二の家に来てくれることになりました。
絶対楽しくなる、と断言するセンパイを送ってから健二は帰宅。
家の玄関に入ると早速猫が健二の顔に飛びついてきました。
お前はとっととセンパイのところに行きなさい。
翌日は寝過ごす訳に行かないので早めに就寝してこの日は終了。
【2/11】
センパイが鳴らしたチャイムで健二の目が覚めました。
時刻は既に午後の3時過ぎ。
焦って起きだして着替えようと服を脱いだところでセンパイが部屋に……。
「…お邪魔し…」
「あうっ…」
「……」
顔を赤らめるセンパイ。
「…し、失礼しました」
バタン
部屋を飛び出すセンパイ。
「せ、先輩、すまん…しばらく」
「…は、はい」
「……」
健二が着替え終わるとセンパイは顔を赤くしたままで部屋に入ってきました。
そわそわしてるセンパイにいつも通りでやってもらうことにして、とにかくお出かけです。
行き先は歩きながら決めるのでセンパイは先に家の外に。
その間に健二は素早く準備。
速攻でパンを牛乳で流し込み、さて……と言うところで雪希が話しかけてきました。
何やら歯切れの悪い雪希。
どうやらセンパイのことらしいのですが……あっ、雪希ってセンパイに会うの初めてだっけ。
兄貴に彼女ができた、と思って複雑な心境なのでしょう、きっと。
行き先は歩きながら決めるはずが家の前で「公園に行きたいです」のセンパイの一言により即決。
公園に着くと健二はセンパイに何か隠し事じゃあるのではないか、とセンパイに訊ねました。
何やら公園に来るまでも様子が変だったし、何かを言いかけて止めたり。
何でもない、と明らかに何かある態度で否定するセンパイ。
でも意を決したようにセンパイは言いました。
「…やっぱり行くことになりそうです」
「行くって…向こうに?」
「…はい」
「止めることは出来なかった?」
「…お母さんが…」
「そ、そうなのか…」
「……はい」
それが言いだせなくて様子が変だったセンパイ。
健二はセンパイがここに居てくれるなんてムシの良すぎる考えを持っていた自分に気付きました。
「…あ、あの…手紙書いてもいいですか?」
涙を浮かべるセンパイ。
健二の頭に浮かぶのは一緒にテスト勉強を頑張ったこと。
「…で、電話とか…」
今まで色んなことを話したこと。
「…こっちに帰ってきたら……また、一緒にお勉強とか…」
いつも横にいてゆっくりと一緒に歩いてくれたこと。
そして落着いた時間が過ごせたこと。
「…してくれますか?」
センパイは遠くになんて行かないと思っていた健二。
「……」
「…えっと…」
「…ご迷惑でしたら…」
健二とセンパイの秘密の場所である公園のベンチ。
誰でが知っているような、隠されている訳でもない場所。
そんな場所で健二はセンパイをぎゅっと抱きしめていました。
「迷惑なわけないだろ?」
「…あ」
「そんなことない…」
「…健二さん」
「また、一緒に散歩もしよう」
「…はい」
「今度はもっと遠くまで」
「…はい」
「遊園地なんかいいかもな…」
「…う、うん」
「一緒に行きたい」
「…私も」
「手紙書くから」
「…う、うん」
「電話していいか?」
「…うん」
「こっちに来た時は散歩も!」
「…うん、うん」
「……迷惑じゃないかな?」
「…そんなわけ…ないです」
センパイの質問をそのままセンパイに返す健二。
自分もセンパイと同じ気持ちであることを伝えようとする健二の気持ちが込められているようです。
そしてそっと離れる2人。
「…健二さん」
「うん?」
「…明日も…」
「…明後日も…」
「…会ってくれますか?」
「先輩…」
「…は、はい」
「先輩が向こう行っても…会いにいっていい?」
「はい」
夕暮れ。
手を繋いでゆっくりといつもの道を歩きます。
翌日は用事があるというセンパイ。
健二も付き合うと言ったのですがそれはやんわりと遠慮されてしまいました。
そして翌日の待ち合わせはまたセンパイが健二の家まで来ることに。
健二の家に行きたい、とセンパイが言うのです。
商店街にはまた2人を揶揄するガキが。
いつものように健二の顔にしわがよるのを見て「だめですよ」とセンパイ。
服のしわと一緒に直してあげます、と顔を上に向くようセンパイが言いました。
上を向いた健二の両肩に軽く乗せられたセンパイの両手。
ぎゅっと肩から腕に掛けてシャツが伸びて……
「…あ、後は…」
「どうするんだ?」
「…ゆっくり下を向いてください」
顔を下に向ける健二。
そして一瞬の出来事。
それは時間が止まってしまったように。
健二の目の前は夕日に照らされた真っ赤な顔のセンパイ。
健二の肩を使って背伸びをしたセンパイは静かに目を閉じて……
健二の唇に伝わるほのかな温もり。
そっと離れながら目を開いていくセンパイ。
照れながら…静かな呼吸をしながら…。
「…あの時の子供が言ってました」
「な、なにを?」
「…さいごのきすはしたのかなって」
「最後なのか?」
「…いいえ」
「……」
「…最後じゃ…ないです」
「…ただ…」
「ただ?」
「…キスって言葉を思い出しただけ…です」
まだ赤い顔をしたセンパイ。
そんなセンパイの仕草に小さく笑う健二。
「…酷いです」
「わるい、ごめんって」
「…ちょっと勇気だして…みたのに…」
「もう一回、出してみるか?」
「…え?」
俺は上を見上げながら、流れゆく雲を眺める。
ゆっくりとした時間が雲のように流れて…
そして俺の肩にぎゅっと伝わる感覚。
ゆっくりと、ただゆっくりと…
また一つ俺の服にしわが出来た…
…………すいません。
よくわかりませんでした、最後。
もう1回キスしたってことですか?
そしてなんつーか…………ガキ万歳。
ありがとう。本当にありがとう。心からお礼を言わせてもらいます。
家に帰ると妙に機嫌がいい健二を見て雪希は逆にちょっと沈んだ感じです。
でもその理由が健二に分かる訳もなく。
【2/12】
昼頃目が覚めた健二。
着替えようとして取り出した靴下はたまたま以前猫に噛まれて穴が開いてしまった靴下。
取り替えるのも面倒なので少しずらして親指が出ないように調整。
センパイが来た時に寒くないよう暖房をセット。
居間に降りると猫を撫でている雪希がいました。
今日も出かけるのか、と聞いてきた雪希はやっぱり沈んだ顔です。
この日は風が強いため出かけるのが面倒だ、と健二。
すると雪希は留守番を頼んできました。進藤の見舞いだそうです。
何でも首がおかしいんだとか。
相変わらず酷い扱いのやかま進藤。ある意味『おいしい』ですけどね。
雪希も出かけてしまい、健二が1人で家に居るとセンパイがやってきました。この日は制服姿です。
センパイを部屋に通して、健二もお茶を煎れてから自分の部屋へ。
センパイは向こうに出す用紙などの関係で学校に行ってきたんだそうです。
そして先生にもらったものが、と言いながら取り出したのは1枚の写真。
それは文化祭の時の写真でした。写っているのはセンパイただ1人。
健二がそれを少し見ると恥ずかしそうに写真をポケットに戻してしまったセンパイ。
先生が最近現像したら出てきたらしく、写っていたセンパイは嬉しそうに微笑んでいました。
「写真貰えて良かったな?」
「…はい」
「思い出に加わった?」
「…はい」
「そっか」
「…嬉しかったです」
「そりゃ良かった」
「…でも…」
「ん?」
「…私だけですけど…」
「そうだな…」
写真の笑顔はその時の楽しかった雰囲気ではなく、先生に構ってもらったことの嬉しさ。
ふとそんなことを考えてしまう健二。
けどそんなことはもう考えなくてもいいのです。
「今度は俺と撮るか?」
「…え?」
「写真」
「…あ、はい」
「ま、少しは賑やかに…そうだな…清香とか日和とかも呼んで」
「…は、はい」
うるさいやつらだけど、と健二。
「…あ、それと…」
「どした?」
「…健二さん…あなたの…お写真…」
「俺の写真?」
「…一枚欲しいです」
「俺のって言っても…」
「…駄目でしょうか?」
「いや、それはいいけど…」
「…?」
「あったかなって思って…」
「…あ、あの…」
「ん?」
「…この間、初めて来たとき」
「見たとか?」
「…はい」
「どこ?」
「…こっちに…」
センパイがゆっくりと進んでいったのはベッド脇の本棚。
「…なるほど」
そこは雪希ぐらいしか触らないので健二も知らなかったようです。
「…これアルバムです」
「ま、そん中にあるんなら…取ればいいぜ?」
「…あ、はい」
「けど、そんなに欲しい?」
「…はい」
「そうか?」
「…だって…」
「ん?」
「…もうちょっとしか……健二さんに、会えないから…」
「そう…だったな…」
センパイが向こうに行ってしまうまでもう少し。
「…だから…」
「ま、気に入ったのがあれば持っていってくれ」
「…はい」
「大したのは無いと思うけど」
センパイが本棚からアルバムを取り出そうとすると他の本まで一緒になって出てきてしまいました。
長いこと出していなかったせいもあって、ビニール製の本がくっついてしまっているのです。
センパイの手伝いをしようを立ち上がる健二。
一生懸命にアルバムだけど取り出そうとするセンパイですがなかなか出てきません。
そしてセンパイの横に健二が立った時、急にアルバムが抜け出しました。
その反動で驚いたように倒れるセンパイ。
腕を伸ばしてみたもののセンパイに巻き込まれるように健二もゆっくりとそのまま床に……。
ドサッ
倒れた拍子に閉じてしまった目を開けると、そこには真っ赤な顔をしたセンパイが。
お互いの息が掛かるような距離。
「ご、ごめん…」
「…あ、あの、いえ」
「す、すぐにどくから…」
「……駄目…」
退こうとした健二を引き留めるセンパイの手。
「…え?」
「……」
「せ、先輩?」
そっと力が入っている健二の背中に回されたセンパイの手。
「…いいえ」
「……」
「…ほ、本当は…」
「…写真じゃなくて…」
「…健二さん、あなたと…」
「…一緒にいたくて…」
赤い顔をしながらも真っ直ぐに健二を見たまま一生懸命に喋るセンパイ。
そしてセンパイは大きく息を吸い込むと健二の背中に回した手を強く引き寄せて……ゆっくりと目を閉じました。
引き寄せられるようにそっとセンパイと重なり合う健二。
…離れたく…無いです。
「……」
センパイが目の前にいる。
健二にはそれが自然なことのように思えました。
いつも一緒にいたセンパイだから。
「…ご、ごめんなさい…」
「…あ、あの…」
健二の背中に回されていた手から次第に力が失われていきました。
風の音に掻き消されるようにパタンと下ろされる腕。
「…ごめんなさい」
今にも泣き出しそうなセンパイを抱きしめる健二。
「俺も一緒にいたい…」
「…え?」
「駄目かな?」
いつものようにゆっくりと首を振る仕草。
そして力が入る健二の背中に再び回された腕。
「…嬉しい…です」
Hシーンへ。
健二が部屋の暖房を入れた時からこの日はヤると思ってました。
なんつーか…………センパイ、綺麗だったなぁ……(しみじみと)。
自分の想いを残そうとするセンパイの気持ちが伝わってまいりました。
そして健二はセンパイを『麻美』と名前で呼ぶように。センパイの要望です。
外はもう暗くなっていました。
健二の靴下の穴を見て笑うセンパイ。
『可愛い』といわれてもピンと来ない健二。
健二が靴下を直してしまうと「残念です」とセンパイは言います。そんなセンパイが可愛いっつーの。
そして残された時間を一緒に過すことを約束する2人。
2人ともそんな時間を大切にしたいのです。
一緒に撮ると約束した写真は明後日に撮りにいくことに。
そして健二に渡したいものもある、とセンパイ。
そう、明後日はバレンタイン。
2人はセンパイを送る時間までずっと一緒に寄り添っていました……。
と言う訳でセンパイです。
ついに2人は結ばれました。いい感じです。
センパイに……いや、2人に残された時間はあとわずか。
その少ない時間を2人はどう過ごすのか……。
とは言ってもこのまま終わったらあまりに『普通』すぎるので何かがあるのは確実です。
猫のことも何も解決してないし。
果たしてセンパイと猫の間にはどんな過去があったのでしょうか。
次回はきっと「センパイシナリオ」クライマックス。
それはつまりこの「みずいろ」クライマックスと言う事です。
心してプレイさせていただきます。
以下次回!!