2002.4.27 「ラブラブ街道まっしぐら」編
センパイ、お待たせいたしました。さぁ、参りましょう。
【2/5】の続き
2人が向かったのはセンパイの教室でした。てっきり外かと思ってたのに。
お別れに来た、とセンパイは言います。
まだ卒業式は先の話です。そのことを健二が聞くと暗い顔になってしまったセンパイ。
「ねえ、先輩?」
「はい、だけど…私は…」
「え?」
「もうすぐここを発ちますから…」
センパイは『今までのお友達』とお別れにこの教室に来たのです。
「…さようなら」
「……」
「…ありがとう」
きっとセンパイにとってはこの誰もいない教室の中にあるものの多くが『友達』だったのでしょう……。
そしてセンパイが卒業するということは別れるということに気付いた健二。
■行き先を聞いてみる
■俺には聞くなんて…
聞かんでどうする? むしろ聞かない方が不自然だし。
卒業してから行くところはここから遠いのか、と健二が聞くと「…ちょびっと」とセンパイ。
「…遠いです」
「そっか…」
もう住む所も決まっていて、2/15には行けるそうです。
バレンタイン絡みのイベントの匂いがプンプンですね。
でも向こうに住むのは絶対って訳じゃない、とセンパイは少し微笑みながら言いました。
「そっか…ははは」
「…はい」
教室に光が差したように感じた健二に、顔を赤らめるセンパイ。
そしてふと真剣な顔になって……
「…絶対ってことじゃないから…」
「ん?」
「…まだ…さよならしたくないです」
「……そうだな…」
ゆっくりと微笑むセンパイは本当に嬉しそうに笑ってるような気がした健二。
お友達ができましたから、とセンパイ。
「巨大リボン軍とポンコツ日和かな?」
「…駄目ですよ」
「ん?」
「…そんなこと言っちゃ」
「はいはい」
「…それに」
「それに?」
「…健二さんに出会えましたから」
ふとセンパイとの今までを思い出した健二は、その偶然の数々に感謝。
「ま、俺は友達以上でもOKだぜ?」
「……」
「あら? 悩んじゃった?」
(ふるふるふるふる…)
「そ、そんなに首を振らなくても…」
顔を赤らめるセンパイ。
「あ、いや、その…」
急いで話題を転換する健二。
センパイは翌日は健二のテスト勉強のために学校にきてくれると言ってくれました。
そして2人は夕方の商店街で「また明日」と別れたのでした。
家に帰るとなにやら騒がしい様子。
何事かと思ったら雪希が子猫をもらってきていたのです。
ふとセンパイが以前商店街で猫から逃げるように走り去っていった姿を思い出した健二。
もしセンパイが明日家に来るのならば、後で雪希に猫を隠しておくよう言っておくことに。
多分この猫は片瀬家では飼いきれなくなって最終的にはセンパイに託されるんだろうなぁ、と推理。
【2/6】
登校中、猫を隠しておくよう雪希に伝えた健二。
休み時間、ノートを返してないことで清香に突っ込まれた健二。
でも清香は大目に見てくれました。「春っていいわね」と。
清香は完全にセンパイと健二が付き合ってるものと思ってるみたいですね。
仕返しとばかりに散々ノートに落書きをする健二でした。
昼休み。
一緒に学食に来ようとする日和を振り切って猛ダッシュ。
それでも何とか追いついてきた日和を交えてセンパイと楽しい昼食タイム。
放課後。
教室で日記を書きながら待っていた、と言うセンパイと一緒に帰宅。
2人の行き先は健二の家。目的はもちろん健二のテスト勉強。
それでは出発、という時。
「…あ、あの…」
「ん? どうした?」
(…もじもじ)
「……」
なにやら様子がおかしいセンパイ。
「…ふつつかですが…その」
「ふつつかっ!?」
「…あの、宜しくお願いします」
「いや、それは俺の方こそ…」
「……」
「いや、赤くならなくていいから…」
(もじもじ)
(ポリポリ)
センパイ、たまりません。
なんて可愛いんだ!! イイ!! イイよセンパイ!!
健二の家に向かいながら緊張気味のセンパイ。
さらに前日の「友達以上でも」と言う健二の発言を思い出して顔を赤くしています。
そんなセンパイに健二まで照れてしまったり。
健二の家に到着。
センパイ曰く「きれいな家」らしいです。
そして朝雪希に言っておいたけど猫は大丈夫か、と心配になった健二。
■安全確認
■いや、大丈夫だ
駄目に決まってるじゃん。
だって雪希は部活でまだ帰ってないんじゃないの?
でも健二はちょっと家の中を覗いただけで大丈夫と決め付けてしまいました。あらら。
自分の部屋以外は初めて、と言って物珍しげに健二の部屋を見ているセンパイ。
そしてテスト勉強が始まりました。
センパイが一生懸命に教えてくれているのが伝わってきて、健二もやる気が出てきたみたいです。
ちなみにノートが清香の物であることはバレバレでした。
猫はどうやら本当に大丈夫だったみたいです。何故?
勉強が終わってセンパイを送る健二。
寒い中、それぞれ手を「はぁっ」と息を吐いて暖める光景が何とも言えず「ほのぼの&らぶらぶ」でした。
夜。
猫は懐いているのか攻撃しているのか、健二の足にかじりついたまま。
その様子を見て雪希は「うらやましい」なんて言ってますが健二にしてみたらそれどころではありません。
足をぶらつかせたりして猫とやりあった後は就寝……。
【2/7】
猫に起こされた健二。さらに飯まで食われてます。
懐かれてるのやら攻撃されてるのやら。
登校中、また雪希に歩くのが遅くなった、と指摘されました。
雪希が速くなったのかな、なんて思ってる健二。
だからセンパイのペースが身に付いちゃったるんだってば……。
この日のテストが終了。
廊下に出るとやっぱりセンパイが待っててくれました。また教室にいたそうです。
テストの出来を聞いてきたセンパイですが、まさか鉛筆を転がしたとも言えない健二。
この日も健二の家でテスト勉強です。
家のドアを開けたとたん健二にしがみついてきた猫。
センパイに会わせる訳にもいかないので雪希の部屋に閉じ込めて、センパイを招き入れます。
お茶を飲んでからテスト勉強開始です。
そして真面目にやっていたかと思うと……
(じぃー)
「ん? どして?」
「…ウサギさん」
「それがどうかしたか?」
「…可愛いです」
「……」
センパイが見ているのは清香のノートに書かれているウサギの絵。
ただし健二が落書きを加えたウサギです。
「この落書きされてるやつか?」
「…はい」
「落書きを取っ払ってのウサギじゃないのか?」
「…いいえ」
「…マヂ?」
「…可愛い」
センパイってちょっと変わった趣味してるみたいですね。
そのアンバランスさがまたグッドです。
勉強中に何やら変な声が。
健二が最初に気付いたのですが、その内センパイも気付いたようです。
方向的には雪希の部屋……って当然猫です。
急いで台所に行き、牛乳を持って雪希の部屋へ。
それで猫を黙らせる作戦ですが、センパイには「トイレに行く」と言ったので顔を赤らめられました。
そして部屋に戻ってテスト勉強を再会。
どの後は何事もなく順調に進みました。
勉強終了後、センパイを途中まででも送る健二。
風が出てきました。
「先輩、寒くないか?」
「…大丈夫です」
「寒いんなら言えよ?」
「…え?」
「あ、えっと…」
「…言うと…」
少し顔を赤くする先輩。そして小さな声で。
「…どうなるのでしょうか?」
「そ、そうだな…」
ここで定番と言えば上着をかけるなどです。
それはわかってはいましたが……健二の体は動かないまま。
「どうしたら良いと思う?」
「…き、聞かないでください」
「そうだよな…」
逃げたな、健二。
そして今度はセンパイが自分の手に息を吹きかけながら言いました。
「…寒かったら言ってくださいね」
「…言うと、どうなるんだ?」
センパイが両手を伸ばしてきて……
ぎゅっ
「…暖かい?」
「暖かい…」
「……」
ちょっと恥ずかしいですね、とセンパイ。
「先輩からやっておいてそりゃないぜ…」
「…ごめんなさい」
「いや…暖かいから許す」
「…ありがとう」
ラブラブです。ラブラブ以外の何物でもありません。
家に帰ると雪希も帰っていました。
どうやら猫は牛乳を飲みすぎて腹を壊した様子。
勉強中に出てこられると困るので雪希がもっとしっかり見ておくことに。
まぁセンパイに見つかるのも時間の問題だと思いますが。
【2/8】
昨日と同じく目が覚めると顔の上に猫が。
雪希の見てる前で猫と格闘する健二。
猫を部屋に入れて家を出る2人ですが……どう考えても無理あるだろ、猫飼うの。
ちなみに雪希はいまだに「猫さん」としか呼んでません。名前は?
そして猫が夜のうちに健二の部屋へ入ってこれるのは雪希がドアを開けてあげていたせいでした。
猫が健二の部屋のドアをカリカリ引っかくんだそうです。
かなり気に入られてますね〜。
テスト終了。
やっぱり廊下にいたセンパイですが、この日はずっと待ってた訳ではなく、丁度来たところだったそうです。
なんてもやることがあったとか。
テスト勉強のために健二の家に。
どうやら雪希が友達を連れてきて一緒に勉強をしているようでした。
猫が玄関にいないことを確認してセンパイを先に部屋へと向かわせる健二。
見つからないように、と健二。
「…見つからないように?」
「先輩の気持ちを考えてのことだ」
「…気持ち」
その後は先に健二の部屋に向かう時も、健二がお茶を持って部屋に入った時も、センパイは顔を赤らめたまま。
その理由が分からない健二が「それじゃ早速」と言った途端『ビクッ』となるセンパイ。
「…さ、早速…ですか…」
「は?」
「…い、いえ…なんでも…」
「……」
「……」
「あの…」
「…あの」
「……」
「……」
2人とも黙り込んで静まり返る室内。
「…あ、あの」
「な、なんでしょ?」
「……」
「ははは…」
その時。
にゃぁー
それを聞いた途端がばっと立ち上がる健二。
ビックリしてしまったセンパイに謝りつつ、猫の声が聞こえていないことを確認。
とりあえず大丈夫のようだったし、お陰で変な雰囲気もなくなったので一安心です。
そしてテスト勉強開始。
テストが終わったら一緒に散歩に行くことを約束しつつ……この日の勉強も終了。
センパイを送っている途中の商店街。
とあるガキが2人を見て健二のことをもてない男が別れのシーンをやってるだのなんだのとムカつくことを言って去っていきました。
頭に来た健二ですがセンパイはまんざらでもありません。
それはガキが2人を付き合っているのだと見てくれたから。
「…ちょっと嬉しかったです」
「……」
「…健二さん、あの」
「…ん?」
「…ご迷惑ですか?」
自分の表情を見せないように夕暮れの空を見上げる健二。
「だったら、一緒に歩いてないぜ」
「…え?」
「そんだけ」
「…はい」
一体健二はどんな顔をしていたのか……。
嬉しさがこみ上げてきた顔か。笑っていたのか。
何にせよ、幸せそうな顔だったのは間違いないですね。
羨ましいなぁ……。
………………ペースどうでしょ?
なんでセンパイは時間がかかるんだろう?
まったりラブラブであんまりストーリー進んでないし。
目標「あと2回でクリア」です。
以下次回!!