2002.4.23 「まったりセンパイ」編


進藤さんの名前が『さつき』であることが判明いたしました。

 

進藤さつき。

 

進藤さつき。

 

進藤さつき。

 

進藤さつき。

 

うむ、いい名前だ(偉そう)。

とは言っても『おとな進藤』『やかま進藤』としか呼ばないでしょう、きっと。

もうそのイメージ定着しちゃってるし。

 

それでは『センパイシナリオ』第2章、スタートです。

 

【1/31】

朝から雪希は呆れ顔。

昨日マンガが散らかしっぱなしだった健二を部屋を片付けたと思ったら、もうゲームの攻略本で散らかっているのを見たからです。

気付いたら時間がヤバくなっていたので朝ご飯は食べずに登校。

 

そして昼休み。健二は当然学食へ。

思い出作りの為に修羅場へとセンパイを送り出す健二。

健二のことを『先生』と呼んだりして一応やる気はあるようなのですが、いかんせん人に流されまくるセンパイ。

健二に怒鳴られたりオドオドしたりする様子が何となく『日和とおとな進藤を足して2で割った感じ』です。

結局人の波の中に入ることができずに今日は断念。また健二がセンパイの分も買ってくることに。

センパイは何がいいか聞いてみると……

「…力うどん」

すきま風のせいで人がいない昨日と同じ席でセンパイを同じ力うどんを食べる健二。

でもセンパイは何となく落ち込んでる様子です。

「…取ってこられなかった」

「ああ、これ?」

健二が指差した先にはほっかりと湯気を立てるどんぶり。

「…力うどん」

「ま、明日もあるから」

「…おもち」

「…それは昨日聞いたから」

「…はい」

センパイは今日はもう帰るそうなので「また公園に寄るんだ」と健二が聞くとそうでもない様子。

その理由を聞くと……

「……今日は良いお天気ですから」

「…は?」

『良い天気だから公園に行かない』

健二には何が何だかわかりません(当然俺も)。

「…?」

「…?」

「…あ、いや」

「…??」

「良い天気だから公園に行かない?」

「…行きませんです」

「…どして?」

「…えっと」

「うんうん」

「…秘密です」

「マジ?」

(コクン)

結局聞けないまま。

明日も学食に来ることを誓いつつ今日は終了です。

こんなやり取りもセンパイの思い出になるんだろう、と健二は思います。

それはもちろん健二の思い出にもなるのです。

なかなか青春と言うか何と言うか……いい感じですね。

 

夜。

部屋は片付いていました。雪希にはほんと世話になりっぱなしです。

ベッドに横になってセンパイのことを考えたまま……就寝。

 

【2/1】

朝。

部屋が散らかってないことに驚く雪希。失礼極まりなし。でも気持ちはわかります。

この日も時間が遅れ気味なので朝ご飯は食べないままの登校です。

 

登校途中で合流した清香と張り合うように教室へ駆け込む健二。

こんなの見てるとケンカ友達ってのもいいなぁ、と思いますね(女の子限定)。

そして健二は早弁してそのまま就寝。

 

そして昼休み。

この日もセンパイと思い出作りです。

  ■昨日よりも進化させた試練

  ■効率をよく考える

進化させたところでセンパイに出来るとは思えないし……。

効率で行きましょう。まぁ、できないんでしょうけどね。

「ふふふ…」

「…?」

結局突進あるのみ。それが健二の結論。

「と言う訳で先輩」

「…はい?」

 

「今日はおばちゃんに注文する!」

 

(がーん)

 

「何故そんなに驚く?」

「…だって」

「どして?」

「…昨日のことも出来てない…」

「このままでは思い出なんて遠いぞ?」

「……」

「悩んでいても意味が無い」

「…えっと、はい」

「これが毎日を生きるコツだぜ?」

(がーん)

「驚いたか?」

「びっくり」

「んじゃ、やってみようか?」

「…頑張ります」

不安げのそう言ったセンパイにそっと頷く健二。

そして健二が背中を押すとセンパイは修羅場の中へ。

何とか学食のおばちゃんの前までたどり着いたセンパイ。

やっとこれで思い出が出来たか、と喜ぶ健二。

でも……。

「あれ?」

おばちゃんの前でぼーっとしたまま何かを考えるように立ち止まったままのセンパイ。

そうしている間にもどんどん列は伸びていき、何もしないまま横に流されていって……やがて健二の前に。

「…よう」

「…ふぅふぅ」

「取りあえず…お疲れかな?」

「…あの」

「どうしたんだ? 後、一歩だったのに?」

「…健二さんの、注文」

「ん?」

「…お聞きするの忘れました」

「……」

そんなもんは適当でいいのに、と健二。

そもそもいつも同じものを食べていたはず、と健二は心の中で嘆いてます。

「…あ、あの」

「……」

「…悩んでますか?」

「…いや、悩んではいない」

「…ほっ」

「それよりも…」

「…?」

「もう一度、行ってくる?」

より喧騒を増した行列に、殺気までが飛び始めた人の山……。

  ■ここは俺が…

  ■いややっぱり様子を見る

ま、どっちを選んでも同じなんだろうけど……前者で。

健二が買ってきた力うどんをいつもの席で食べる2人。

学食以外で何か用事があるのか、と健二が聞くとセンパイは一瞬黙った後に言いました。

「…友達」

「友達?」

「…友達が来てるから…」

「友達、か…」

もうすぐ卒業だからな、と健二。

「…卒業、です」

「色んなことが最後になるもんな」

「…はい」

そうはっきり答えたセンパイ。

健二の目の前には嬉しそうにおもちを食べている笑顔。

その笑顔に応えられればいいかな、と健二は思うのでした。

 

放課後です。

  ■商店街へ

  ■ゲーセンへ

さて……センパイがいるとしたらやっぱり商店街かな。

っつーかゲーセンも商店街にあるんじゃないの?

まぁいいや。商店街へGO!!

 

「にゃー」

「ん?」

日和じゃありません。健二の足元を通り過ぎる1匹の野良猫。

「寒いのに元気だねえ」

猫を目で追っていくと、やがてその猫は見知った人物の足元へ。

「…先輩?」

それは私服姿のセンパイでした。

ふとセンパイを驚かせてやるか、と思いついた健二。

ゆっくりと忍び足でセンパイに近づいて……。

「あれ?」

センパイは足元の猫から逃げるように走っていってしまいました。

その顔はいつもよりもちょっと険しくて……。

「……」

センパイって猫嫌いなのかな、と健二。

 

夜は雑誌を読み散らかしてから就寝。

 

さて。

猫から逃げていったセンパイ。

もちろん猫が嫌いなんて生易しい理由じゃないでしょう。

そこにはきっと何かドラマがあるはず。

ひょっとして天気の悪い日に公園で何かをしているのと関係があるのかもしれませんね。

おもちが好きなのとは関係無いと思いますが。

何となく子供の頃に可愛がっていた犬を亡くして以来、犬を避けていた「ときメモ3」の河合理佳さんを思わせる行動です。

果てさて……センパイにはどんな過去があるのやら。

 

【2/2】

散らかした雑誌に対する雪希の突っ込みは無いままに登校。

そして玄関でやかま進藤さんを殴打。冷静に見るととんでもない男だな、健二。

 

昼は学食へ。

早弁をしなかったので弁当持参です。

やっぱりこの日もセンパイの思い出作り。

「今日の目標は…」

「…今日は全部」

「へ?」

「…今日こそは達成」

ぼけーっとした表情から伝わってくるやる気。

「先輩、気合入ってるな?」

「…今日こそは」

「よしっ!」

「…ゲッチュ」

「……」

「…?」

「先輩、ゲッチュって…」

なぜゲッチュ? しかも自信たっぷりに、と健二。

ゲッチュ…………俺は気に入りました。

しかも清楚な顔をしたセンパイが言うと違和感ありまくりでソコがまたグッドです。

センパイ、おもろい! おっけー!!

『ゲッチュ』を明日からの日常会話で使ってしまいそうな自分が怖い。

とりあえず気にしないことにする健二。

「…?」

「あ、いや、何でも無い」

「……」

「はいはいはい、悩まない」

「…ええ」

「それじゃ、行くか!」

(すぅぅ…)

(はぁぁ…)

深呼吸で気合充分。さて……

  ■いつも通り

  ■気合を一発!

いつも通りで。

「んじゃ、恒例ってことで」

トンッ

(…!)

「行ってらっしゃい〜」

センパイの背中をそっと押し出す健二。

センパイはちょっとビックリしてましたが。

それにしても『恒例』か……。

これって後々まで出てきそうな予感。それこそクライマックスとか。深読みし過ぎかな。

そして健二は昨日のことを考えてそっとセンパイの後ろについて人込みの中へ。

なんとか目の前にカウンターが見える頃、1人の男子生徒がセンパイの前に割り込んできました。

センパイに分からないようそいつを蹴る健二。ナイス。

「ほら、先輩…注文できるぜ?」

(ビクッ)

「あれ? 驚いた?」

「…びっくり」

「あ、そんなことより」

後は注文を言うだけ。

「…ち…力うどんください」

そして2人はいつもの席へ。

 

「……」

「あれ? どうした?」

(ぶるぶる)

「な、な、なに震えてる?」

席についたとたんいきなり震えだしたセンパイ。

「…か…」

「か?」

「…買えました」

「……」

「…感動です」

涙を流して感動しているセンパイ。

「あの…先輩?」

「…ありがとう御座います」

「あ、いや…」

「…このご恩は一生忘れません」

「そんな…感動しなくても」

(ぶるぶる)

「まあ、取りあえず食べよう…」

自分の弁当を取り出した健二。

その間もセンパイは感動してます。

そんなセンパイを見て健二は「もう来ないのか?」とセンパイに質問。

もう学食はクリアーしたし、と健二。

(ポンッ)

今さら思い出したように手を叩くセンパイ。

健二は健二でもうセンパイが来なくなるのかと思うとちょっと寂しい気に……

「…明日も来ます」

「へ?」

「…また」

「ん?」

「…お昼、ご一緒していいですか?」

「あ、ああ…俺でよければ」

何だかんだとヌケてるセンパイですが、もうちょっと一緒にいられると思うとちょっとホッとする健二。

健二の弁当を欲しがるセンパイにおもちとのトレードを申し出たら、センパイは泣きながら拒んだので卵焼きタダでプレゼント。

それを食べてわたしもお弁当にしようかな、とセンパイ。

センパイと健二のゆったりとした時間……。

 

寝る前にセンパイのことを考える健二。

学食をクリアしたのに何で学校に来るのか。

そして『友達』。

明日休み時間にでも3年の教室に行ってみるか…

 

 

う〜ん、いい感じ。

思いのほかあっさり学食の目標は達成してしまいました。

ま、そりゃそーか。

 

非常にまったりとした雰囲気のセンパイ。

それでいてボケボケの言動。

かーなーり、グッド。

 

すいません。ちょっとペース遅いですね。

次回からはペースを少しあげます(いつも言ってますが)。

以下次回!!


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