2002.4.22 「最終章……センパイ登場!!」編
「みずいろ」最終章。
ついに神津麻美センパイの登場です。
果たしてセンパイにはどんな物語が待ち構えているのか……。
それではスタート!!
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・・
・・・
・・・・
・・・・・
全然スタートできませんでした。
センパイがどうしても過去パートに出てきてくれないんですよ。
日和トラップを避けるのは当然としても、それ以外でなにをどうやってもダメ。
いろいろ避けようとすると結局は雪希シナリオに入ったりして……。
だからセンパイシナリオに入ったのは開始20分後。
つまり『誰のシナリオにも入らないようにする』と言うのに気付いたのが15分後だったのです。
雪希の壁ノックが出てきた辺りでいつもやり直していたのですっかり忘れていましたが、最後の最後で『指輪を渡さない』という選択肢があったんですよね。
以前のプレイ日記を見て気付きました。
そして指輪を渡さなくても景品を取ったのが日和であることを告げない雪希。
なかなかいい根性してますね。
そしてその後すぐにオープニングテーマに突入。
始まった現代編は雪希が氷で態勢を崩すことも無く、手を繋ごうと言い出すことも無く平穏な登校風景。
これがセンパイシナリオなんでしょうか。
ってことはセンパイには過去における健二との思い出が無いってことですか?
それはちょっと寂しいですね……。
いまいち自信が持てないままスタートです。
【1/29】
雪希と一緒にギリギリ登校。
校門で清香とやりあって、さらに玄関では『やかま進藤』とやりあう健二。
う〜ん、やっぱり俺は『おとな進藤』より『やかま進藤』の方がいいなぁ。
いやもちろん『おとな進藤』も好きですよ?
教室でも清香とやりあっていると、そこにやってきたのは日和。
日和がかわいいのはもちろんなんですが、どうやら今回は席順が違うみたいです。
健二曰く清香は隣の席で『暇つぶしに苦労しなくて済む』らしいし、日和が荷物を置いたのは健二の前の席らしいので……。
○従来○ ○今回○ ■ ■ ■ ■ 清 ■ ⇒ ■ 日 日 ■ 清 健 ■ 健 ■ ■ のようです。
シナリオによって席も変わってくるのか……と思ったら授業風景のCGは同じ。あれ? 俺の勘違い?
昼休みは日和&雪希と楽しい昼食。
そして放課後は1人で帰宅。
路が濡れているので雨が降ったようです。
今が晴れてればいいか、と健二。やや意味深な雨あがりです。
ちょっと一休みするか、と公園のベンチに。
ベンチに横になると陽射しに一瞬目がくらんでしまい、その眩しさに慣れた時、健二の目に入ってきたのは同じ学校の制服を着た女の子。
センパイ登場!!
「ぼーっとって言うかほけーって感じだな」
寒い中何突っ立ってんだ、と健二はセンパイを眺めてます。
ふとその制服が3年生のものであることに気付き、「今は自由登校のはずなのに」と健二。
「………はっ」
あまりにも物珍しく見ていたら目が合ってしまいました。
ここで急に目を逸らすのも不自然なので、適当に挨拶しておくことに。
「ども、こんちは」
(ビクッ)
「あ、そんなに驚かなくても…」
「……」
「雨が上がって良かったスね」
(ビクッビクッ)
「そんでもちょっと寒いですけどね」
健二が話しかけてもビビるばかりのセンパイ。
「……」
それでもセンパイは健二の方を見たままなので立ち去る訳にもいきません。
「…あ、あのご丁寧に…」
「ん?」
「…こ、こんにちは」
「あ、ああ、こ、こんにちは…」
遠慮がちに話しかけてきた先輩。
初めて聞いた声は見た目と同じく可愛かった、と健二。全く同感。
「…あの、なにか?」
「いや、晴れてよかったなぁと」
何事かを考えるセンパイ。あまりにもとってつけすぎたか、と健二は反省。
「……」
「……」
立ち去るタイミングを逃がした、と今度こそ立ち去ろうとする健二。
「…じゃ、そゆことで」
「…あのっ、洗濯物が」
「洗濯物?」
「…よく乾きます」
そう言いながら微笑むセンパイ。
どうやらさっきの天気の話を言っているようです。
「そうっスね」
会話のテンポがずれてる、と健二。少しセンパイに興味が湧いてきました。
「ところで先輩。って、先輩で合ってますよね?」
「…?」
「あ、ほら…」
そう言って自分の制服を指差す健二。
「あ、俺は2年生なんだけど、その制服って確か3年生だよね?」
「……」
「……」
「……」
長い沈黙。
「え、え〜と…」
「…はい」
「はい?」
「…3年生です」
「あ、ああ…やっぱりな」
やっとセンパイのペースに気付き始めた健二は、慣れると面白い気がする、と失礼な事を考えてます。
「ねえ先輩って、どうして制服着てるの?」
「…?」
「あ、いきなりでごめん」
首を横に振るセンパイ。
「いや、この時期に3年生が制服着てるのも珍しいなって思ってさ」
3年生は自由登校でほとんど来ることが無いだけ、3年生の制服というのは目立つようです。
っつーか制服の違いって何? リボンの色とかかな?
「…行ってたの」
「学校に?」
今度は首を縦に振るセンパイ。
「…ええ」
「でも今って、自由登校だよね?」
「…はい」
「へえ〜、俺だったら家で寝てるぜ」
(…クスクス)
「どうかしたか?」
「…ううん」
「ん? 何か可笑しかった?」
軽く首を横に振るセンパイを見て「可愛いな」と思う健二。同感。
「…そんなことは」
「ははは、いきなり聞かれても困るよな?」
「…いえ」
そして公園もいつしか夕暮れに。
「ちょっと寒くなってきたかな」
「…はい」
「んじゃ、俺はそろそろ帰るよ」
先輩はどうするんだ、と健二。
「…もうちょっと」
「そっか」
首を縦に振るセンパイ。もう少し公園に残るようです。
「んじゃ、風邪引くなよ?」
「…はい」
「じゃあな」
そのままぼーっと立っているセンパイに手を振ると、センパイに小さく手を振り返してくれました。
健二は足早にセンパイのことを考えながら帰宅。
そして夜はマンガを読んで就寝。
全156巻の長編マンガってなんだ?
ついにセンパイ登場の巻、です。
うっかり会話をほとんど書き取ってみたら思ったより長かった……。
そしてセンパイは予想通り可愛いですね。
微妙に『おとな進藤』とキャラが被ってるような気がするのは気のせいってことで。
一体センパイは雨あがりの公園で何をしていたのか。もしくは何を待っていたのか。
なにやら謎を秘めているようです。
それにしても。
健二は最初は敬語だったのにいつの間にかタメ口になってましたね。
それが先輩にもてるコツなのかな、ギャルゲーにおける。
体育会で生きてきた俺にはできないことです。
どうりで先輩の彼女ができなかった訳だ(絶対違う……っつーか男子校だし)。
【1/30】
遅刻ギリギリ。
健二は早く起きることを誓いつつ雪希と一緒に登校です。
そんなだったため朝飯を食べて来れなかった健二は授業中に早弁。
そして昼休みは学食へ。
修羅場状態の売り場で攻めあぐんでいる健二の目に入ってきたのは……。
「…うーん」
「先輩?」
「…あ」
列が空くのをを待っている、と言うセンパイ。
「マジですか?」
「…でも空かない」
「…そりゃ、無理だろ」
この学食では列が空く頃には食べたいものなんて残っていないそうです。
そんなことも知らないのか? と健二。
■取りにいってやる
■様子を見る
ふっ……愚問を。
「しゃーねーな」
「…???」
「先輩、何を食うんだ?」
「…?」
「取ってきてやるよ」
「…そんな、悪いです」
「俺が食うついでだ」
「……」
「何がいい?」
「…力うどんが良いです」
これまた意外なセレクションですね……。
「力うどんだな?」
センパイと話していると調子がずれてくる健二ですが、それが面白くもあるそうです。
「…おもちが好き」
「それは…別に聞いてない」
(しゅん)
「と、取りあえず行って来るから、先輩は席をお願いな」
「…わかりました」
健二は修羅場に突っ込んで力うどん2つをゲット。
そしてセンパイがとっておいてくれた席へ。
食べながら健二は何で今日も学校に来たのかセンパイに聞いてみました。
少し考えてからセンパイが言うには……
「…思い出」
「ん? 思い出?」
「…学食でご飯食べるの」
「へ? 学食で食べるって…」
「…食べたことないから」
「え?」
まさか初めてなんて言わないだろうな、と健二は思います。
それに学食で食べるくらいで思い出なんかになるのか、とも。
「先輩さ…」
「…?」
「なんで学食が思い出なわけ?」
「……」
「あ、いや、考え込まないでいいから…」
「…卒業」
「……」
そっか、と健二。
先輩はもうすぐ卒業なのです。
「…だから最後に」
「で、思い出は残った?」
センパイの力うどんを指しながら聞いてみる健二。
「…いえ」
「あれ? 駄目なの?」
「…ええ」
「ん? 全品制覇じゃないと駄目とか?」
「…そこまでは」
「んじゃ、なんだ?」
「……」
「いや、悩むなら別に話さなくても…」
「…ちゃんと…自分で食べるの」
「食べてるじゃないか?」
「…ではなくて」
「違うのが食べたかったのか?」
「…その」
顔を赤くして黙り込むセンパイ。
「……」
「いや、悩まなくていいから…」
「…はい」
「自分で食べるんだよな?」
「…そうです」
「で、何を?」
「…自分で買って」
「…は?」
そんなのが思い出なのか、と健二は馬鹿にされてるのでは、と不安です。
「…今まで買えたことないの」
「え? もしかして、自分で買って、そんで学食で食うのが思い出?」
「…そうです」
「…マジですか?」
「…そう、そうなんです」
明らかに本気のセンパイ。
どうやら馬鹿にされてるわけではないようです。
「…無理だ」
「…?」
「さっきの先輩の様子じゃ無理だな…」
(しゅん)
「あ、そんなに落ち込まなくても」
(しゅぅん)
■手伝ってやる
■やっぱり様子を見る
手伝うって何を?
センパイが1人で学食を買えるようになることを?
つまり先の話なのね。だったらもちろん手伝います。
「…しゃーねーな」
「…?」
「俺が手伝ってやるよ」
明日には思い出になってそうだけど、それなら別に簡単でいい、と健二。
「明日の学食で待ち合わせだな」
「…いいの?」
「別にそんな気を張ることでもないし」
(じぃー)
「ま、俺が嫌だったら話は別だがな」
「…そんなことはないです、むしろその…」
「んじゃ、決定」
「…あの、申し訳ないです」
「いや、別にそんな気を遣わなくても」
「…手伝ってくれるの?」
「ああ、今日は楽しかったしな」
センパイは素早く動くってのは似合いそうにない、と失礼なことを考えてる健二。
「……」
「どうしたんだ? いきなり悩んで?」
「…お名前」
「ん? 名前?」
「…はい」
「俺の名前か?」
「…あなたのお名前です」
「健二って言うんだ…先輩は?」
「…神津麻美です」
「了解! ちゃんと覚えたぜ」
もう卒業ってのに名前の聞き合いってのも面白くていい、と健二。
センパイも笑顔です。
きっとそれもセンパイの思い出になるのでしょう。
健二も悪くない気持ちです。
「じゃあ、また明日な」
「…はい」
放課後。
玄関で見かけたのはセンパイの姿。
この時間までいたことに驚く健二です。
先輩に声を掛けようと踏み出した健二の横を更に足早で通り過ぎたのは……
「清香?」
「あら、アンタも今帰り?」
「ま、そうだが…どうした、そんなに急いで?」
「私はアンタほど暇じゃないの」
「ふん、暇で悪かったな」
■ここは一つ言い返したほうが…
■いや、ここは先輩の方が優先だな
優先です。決まってるじゃないですか。
「よっ! 先輩!」
「…あ」
校門のところでセンパイに声をかけた健二。
「今、帰りか?」
「…は、はい」
「そっか」
「あら?」
背後から異様な気配。もちろん清香。
■清香から逃げる
■先輩を連れて逃げ出す
連れて逃げますよ。決まってるじゃないですか。
「せ、先輩、逃げるぞ!」
「…?」
「ここでもたもたしてるとやばい…」
「…はい?」
「先輩、こっちだ早く!」
「…え? あ、はい」
2人が逃げ出した末にたどり着いたのは昨日と同じ公園。
しばらく息を整えているとセンパイはいつのまにか昨日と同じところにぼーっと立っていました。
なにやら右手の肘を曲げて手の平を上に向けて。
この格好にも何か意味があるのかな……?
あんなにぼーっとして、一体何の意味があるんだろうな、と健二も同じことを考えた様子。
しばらく眺めているとセンパイはゆっくりと健二の方へ近づいてきました。
「…落ち着きました?」
「わりいな」
「…いえ」
「先輩を巻き込んだな…」
「…?」
気にすることじゃない、と健二。
「……」
悩まなくていい、と健二。
(じぃー)
だから何でも無い、と健二。
そんなゆったりとしたのがセンパイらしい、と健二は思います。
受験勉強とかはいいのか、と健二が聞くと「いいえ」とセンパイ。
なんでも推薦でもう決定しているらいいです。
「先輩やるじゃないか」
「……」
「いや、顔を赤くすることでも…」
「……?」
「悩むとこでもないと思うけど…」
「…はい」
もう行くところが決まっているから後は思い出作りってことなんだな、と健二も納得。
学食での思い出作りが成功したらお礼をしてもらうことにて笑い合う2人。
と言っても健二は声を上げて笑ってますが、センパイは微笑むだけ。
そんなところもセンパイらしいんでしょうね。
そして小さく手を振りながら2人は別れるのでした。
夜はやりかけのゲームを59本やって就寝。
と言う訳でセンパイです。麻美センパイなんです。
一言で言えば『イイ』です、センパイ。
おっとりしたところも、ぼーっとしたところも、長い髪も。
もっとも俺は元気で溌剌としたショートカットも好きなんですが。
とにかくセンパイはいい感じなんです。
(しゅん)とか「…おもちが好き」とかがかなりクリティカルヒット。
いいなぁいいなぁ。
それにひょっとしてセンパイ、かなり胸が大きかったりします?
どうも見た感じがそんな感じなんで。
学食で食べることが思い出か……。
一体どんな学校生活を送ってきたのかな。
3年間ずっと弁当だったってこと?
一体健二とセンパイはどんなストーリーを紡ぎだすのでしょうか?
例えばこんな感じとか……
- 毎日学食で奮闘するセンパイとそれを手伝う健二
- しかし一向に目的は達成されない
- 刻一刻と近づく卒業の時
- 焦る2人
- 毎晩繰り広げられる特訓
- ついにやってきた卒業式の前日
- 最後の最後で自分で買うことに成功するセンパイ
- 抱き合って喜ぶ2人 → そのままH
- 2人のLOVEは永遠に……
ありえませんね、ハイ。
とにかくまだ始まったばかりです。見守りましょう。
そんな訳で以下次回!!