2002.4.7 「日和シナリオスタート!!!」編


日和ぃぃぃ!!! (前回の続き)

日和です!!

日和なんです!!

前口上はいりません!!

早速日和です!!

 

子供の頃。

雪希と初めて『兄妹』になれた日。

そう言えば雪希の母親ってどうしたんですか?

なんで雪希って健二の家に来たんですか?

未だにわからないんですけど。

大きくなったらわかる、と父親は言いました。

俺はまだ大きくないのか……。

しかも健二はわかったみたいだし。

とりあえず雪希の母親は亡くなってしまったのだと考えておくことにします。

 

そして日和との出会い。

 

日和と出会ったから次の冬。

すっかり健二・雪希兄妹と仲が良くなっていた日和が家まで遊びにきました。

でも健二にはサッカーの誘いが。

  ■サッカーはとりやめ

  ■それでもサッカーに行く

行く訳ありません。

日和も喜んでくれたしめでたしめでたし。

 

そしてさらに次の夏。

3人はいつも一緒に遊んでました。

その日は健二の部屋のクローゼットで遊んでいる3人。

壊れているのか、父親がガンガン叩くことでしか開けられなかったクローゼットを日和は簡単に開けてしまうのです。

「うん、わたしこういうの得意なの」

「へ〜、コツとかあるのかな?」

「う、う〜ん、よく分からないよ」

「……」

「ほ、ほら、けんちゃん見て」

いつも健二にいじめられてばかりで、泣いてばかりの日和がここぞとばかりに得意そうな顔をしてきます。

「ね、すごいでしょ、けんちゃん?」

「う、う…」

「え?」

「うるさいっ!」

思わず怒鳴ってしまった健二。

本当は『すごいな、日和』って誉めてあげたかったのに。

いつもイジメいた日和なのに、自分に出来ないことが出来てしまった。

それが少し悔しかったのかもしれません。

「あ〜ん、どうして怒るのよぉ〜」

「うるさいうるさいっ!」

死、あるのみ。このガキ……。

「お前なんか嫌いだ!」

「そ、そんな〜、けんちゃん」

「大嫌いだっ」

 

思わず日和をクローゼットに閉じ込めた健二。

マジで殺してやろうか、このガキ……。んなこと『思わず』やるなよな。

クローゼットの中で泣きわめく日和。

だんだん罪悪感を感じてきたのか健二は開けてやろうとしますが……。

ガンガンガンッ…

「…開かない?」

そう、開かなかったのです。

クローゼットを開けられるのは父親と、中にいる日和だけ。

中で泣いている日和を早く出してあげたい一心で必死でクローゼットを叩く健二。

あまりに必死にクローゼットを叩く健二が心配で泣き出す日和。

そして健二自身も泣き出していました。

父親が開けてくれるまで2人で泣き続けていました……。

 

次の冬。

どんなにイジメても健二にくっついてくる日和。

ある日(バレンタインデー?)、そんな2人のところに雪希がチョコレートを持ってきました。

美味しそうなチョコを喜ぶ健二ですが日和の様子はちょっと変です。

健二に何かを言いかけていたのに「忘れちゃった」と日和は言います。

その日の夕方。

公園まで歩いていた健二と日和。

「ね、ねえ、けんちゃん…」

「なんだ」

もしも…、と日和は話し出しました。

「もしもね、わたしがいなくなったら……さびしい?」

「はあ?」

「え、えと、だから…」

「お前、なに言ってるんだ?」

「あ、あの…だから…」

「全然、意味がわかんねーぞ」

「ご、ごめん…」

そして別れ際。

「じゃあな、日和」

「あっ、けんちゃん…」

「なんだよ、さっきから」

「あ、あのね、え、え〜と…」

「?」

「…………」

「早く帰らないとテレビ始まっちまうぞ?」

「そ、その…じゃ、じゃあね…」

 

翌日、日和は学校に来ませんでした。

さらにその翌日も。

そして3日目に健二は日和が引越したことを聞かされました。

その時は何とも思わなかった健二。

世話を焼かせる相手がいなくなって、せいせいすると思ったのです。

いつもイジメてた相手がいなくなって、少し寂しくなると思っただけ。

 

でも。

もう日和の顔が見れないと思った時。

いつも自分のそばで、あの照れた笑顔を向けてくれていた奴がいなくなったと思った時。

健二は泣いたのでした……。

 

はい?

日和が転校!?

そ、そんな話あったっけ?

実は知らされてなかっただけで『雪希シナリオ』でも日和は転校してたとか?

もしくは今回は特に健二と仲良くなっちゃったから転校させられちゃったとか?

 

い、いきなり読めない展開でスタートしました、『日和シナリオ』。

そして雪希シナリオで思ったのですが、この過去パートでの出来事は現代編で大きな役割を担ってくるのではないでしょうか。

つまり過去パートは単に『誰狙いか』を決めるだけではなくて、大きなキーワードを秘めている、と思うのです。

それが雪希シナリオでは

でした。

となると日和シナリオでは

この3つあたりが大きく関わってくるんじゃないか、と思いますがいかがでしょう?

 

それはともかく、何回見ても素晴らしいOPです。

この部分だけムービーで欲しい、なんて本気で思ってます。

ふと気付いたんですが、健二と日和がグルグル回ってるのって手を繋いでるんじゃなくて遊園地のコーヒーカップですか?

なんかハンドルみたいなの間に握ってたし。

 

とにかく本編スタートです!!

 

【1/29】

雪希に起こされて一緒に登校。

今回は氷で足を滑らせて健二にしがみつくこともありません。

 

足並みが揃ったところで一緒に歩き始める。

離れぬように、流されぬように。

 

こんな場面で使うなよ、このフレーズ!!!

これはもっと重い言葉であってしかるべきなのではないでしょうか!?

信じあう、愛し合う2人がもう2度と離れぬことを誓いあうシーンで……ってうわぁ恥ずかしい。

 

登校途中で喧しく話しかけてきたむつきに一撃入れたりと楽しく登校(?)。

教室に入ると清香が登場です。

やっぱり日和はいないのか…………となると日和は『アレ』ですか?

そしてチャイムが鳴って席に着くと、いつもの健二の視点から見た風景が。

今までは1つ前の席に日和。さらに1つ前が清香だったのですが……誰だ、お前は?

『俺の日和』の席に座ってるのは全く知らない女子生徒。

かわいくないこともないのですが、ストーリーに関わってくることも無いでしょう。

この際メガネっ娘であるかどうかは関係ありません。

 

昼休み。

日和がいないので雪希と2人でお弁当。ちょっと寂しい(俺が)。

 

放課後。

1人でさっさと帰る健二。雪希は部活をやっているそうです。

健二に狙ってもらえないと部活で寂しさを紛らわすのでしょうか。

 

部活から帰って来た雪希による晩御飯を食べてこの日は終了……かと思いきや。

 

眠ろうと電気を消してベッドの中の健二。

『うわぁ〜んっ!』

「…ん?」

『まっくらだよぉ〜』

「んん〜?」

気のせいか、と思って寝なおそうとするも……。

『開けてよぉ〜』

電気をつけて見渡しても誰もいません。

声は昔からあるクローゼットから聞こえてきていました。

幻聴、気のせい。そう自分に言い聞かせて再び電気を消して眠りにつく健二。

「おやすみ、俺…」

『はう〜ん…ぐっすん』

「…………」

『しくしくしく…」

「…………」

『しくしくしくしく…』

「…………」

『しくしくしくしくしくしくしくしくしく…』

「うるせえ!!」

『はうっ…』

「気のせいのくせに静かにしてろ!」

『う゛〜』

そのまま寝に入った健二。大物かも……。

 

【1/30】

朝。

何となく昨夜の事が気になりながらも普通に朝食。

昨夜『ヘッポコな声』が聞こえなかったか、と聞きますが雪希は聞いてないらしく、健二もそれでやはり気のせいか、と納得。

なんとなく健二にとって聞き覚えのある声だったらしいのですが……って当り前ですね。

 

そして登校。

クローゼットに日和がいるんじゃないのか!?

と、プレイヤーを焦らせるストーリー展開。見事です。

昨日と同じくむつきに一撃食らわせてから学校へ。

教室でもやはり昨日と同じように清香と挨拶。

それなりに楽しげな生活ですが……足りない。

圧倒的に『何か』が足りないんですよ、日和さん!!

 

雪希とそれにむつきも混ぜての昼食。

そして放課後は即帰宅。

部屋に戻った健二は昨夜の声のことがまた気になりだしました。

その声が聞こえてきたのは長い間使われないまま置いてあるクローゼット。

もう何年も開いていないんだそうです。

力を入れて開けようとしますがどうにも開かないので……

「打つべし打つべし!」

ドガドガッ

何度も殴りつける健二。

ギギギギ…

「おお、開いた」

久しぶりに開かれた扉の中は空っぽでした。

でも少し濡れた後みたいな気もする、と健二。涙の跡かな?

やっぱり気のせいだったか、とその場は終了。

 

そして寝静まった真夜中。

ガタガタガタッ

『うわぁ〜ん』

ガバッ

「またか!」

また確かに聞こえた『ヘッポコな声』。

『暗いよぉ〜』

「…………」

絶対に気のせいじゃない、と起き上がる健二。

『せまいよぉ〜』

「やっぱりここから聞こえる…」

そこはクローゼット。夕方に中を見たときは何も入っていなかったけど……。

『うわぁ〜ん』

「うるさい、ちょっと黙れ!」

『お、怒らないでよぉっ』

また開けるしかないのか、と健二は内心舌打ちです。

『ぐっすん…しくしく』

「ほら、いま開けてやるから」

『う、うん…』

「打つべし打つべし!」

ドガッドガッ

ギギギギ…

「よっし、開い…」

『わ、わわわ…』

ゴロゴロゴロ〜っ

そしてクローゼットの中から転がり出てきたのは……『女の子』と表記されていますが明らかに日和でした。

ネコのパンツはいいとしても、初めて見る日和の私服姿にちょっと感動。

出てきた日和はここがどこかもわかっておらず、さらには健二が誰かもわかっていません。

「も、もしかして…ゆーかいとかじゃ…」

「…おいおい」

「わ、わわわ…助けて下さい誘拐屋さ〜んっ」

「こ、こら、勝手に人の職業を決めるな!」

「うわぁ〜ん、許してよぉ〜」

そして健二は今この状況を誰かに見られたらとてもヤバい状況だと言うことに気付きました。

『お兄ちゃん、どうしたの?』

ナイスタイミング(?)でノックしてきたのは雪希。

日和に隠れるように言う健二ですがおろおろしてしているうちに雪希はドアを開けて部屋の中に。

慌てふためきながらなんとか説明しようとする健二に、ただ「おろおろ〜」と言っている日和。

でも……

「…私、何も見えないんだけど」

「なにぃー!?」

「ええっ!?」

そう、日和の姿は雪希には見えなかったのです。

いや、健二にしか見えない、と言った方がいいのでしょうか。

日和の声も健二にか聞こえない様子。つまり雪希にしてみれば健二が1人で勝手に騒いでいるようにしか見えないのでした。

何が何だかわからない様子で雪希は自分の部屋に。

残された健二と日和だって訳がわかりません。

そこで健二が達した結論は……夢。

日和を出てきたクローゼットに押し込む健二。

『うわぁ〜ん、暗いよぉ〜』

「さらば、夢の住人くん」

『あ〜ん、出してよぉ〜』

「んじゃ、気を取りなおして寝よう」

『わ〜ん、せまいよぉ〜』

「おやすみ、俺…」

『はう〜ん」

 

日和登場!!

…………ですけど一体これは何事?

俺はてっきり『転校生』ってパターンかと思ってたんですけど。

でも確かに日和が転校してきたところで幼馴染であることには変わらないんですから意味無いですね。

夜中になると突然クローゼットに現れる日和……どう考えても普通の人間じゃありません。

う〜む……。

 

【1/31】

朝。

「…しっかし昨日は変な夢を見たよな」

今でもヘッポコな声が耳に残ってて、パンツも白だったのが記憶に残ってる、と健二。

そして昨夜日和がいた辺りを見ると……。

「い゛っ?」

まるで水でも撒いたように濡れた床がありました。

もしかして幽霊か、と健二が考えているところにやってきたのは雪希。

ジュースがこぼれてるよ、とぞうきんで床を拭いてくれた雪希は本当にいい娘です。

雪希に昨夜のことを覚えているかどうかを確認する健二。

雪希は健二がぱんつだなんだと叫んでいたことをちゃんと覚えていました。

どうやら夢ではなかったことを確信した健二がクローゼットを叩いて開けると……

「…湿ってる?」

信じられないけどあれが幽霊って奴なのか、と健二は思います。

そして雪希と一緒に登校。

 

幽霊? 日和が?

ってことは日和、死んでるの?

……いや、待て待て。そう決めるのは早計だ。

大体これで日和が死んでたら俺はねこねこソフトが近くにあることを幸いに放火しに行きかねないぞ。

となると……生霊?

じゃあ何で日和は健二のところに現れたんだ? しかもクローゼットから。

あのクローゼットは健二と日和のある意味『思い出のクローゼット』だからそこから出てきたことは無意味では無いと思うし……。

むぅ……。

ま、じっくり考えますか。

 

あのポンコツな感じはどこかで見覚えがある、と考えながら学校へ。

教室で現れた清香に質問をする健二。

  ■幽霊って信じるか?

  ■幽霊って見たことあるか?

まぁどっちでも変わらんでしょう。とりあえず後者。

清香は実際に見た事は無いそうですが、その手の本は好きでよく読んでいる、と清香は言います。

清香に相談しようかとも思った健二ですが、とりあえず決定的な証拠を手に入れてからの方がいいか、とその場は終了。

 

帰宅途中でポラロイドカメラを購入。

これでばっちり証拠を、と健二はほくそえみながら家へ。

そして夕飯。

雪希にスゴいもんを見せてやる、と内容は秘密にしたまま期待を持たせておいて……夜。

部屋の電気を消して待っているうちに健二はいつの間にか寝てしまっていました。

 

真夜中になって日和が来た音を聞いて目が覚めた健二。

『うわぁ〜ん、開けてよぉ〜』

クローゼットからは日和の声。

「打つべし、打つべし!」

ドカドカドカっ

ギギギ…

『わ、わわわわ…』

また転がり落ちた日和。

チャンスとばかりにシャッターを切りまくる健二。

「ど、どうして、イジめるのよぉ〜」

「…いや、そんなつもりじゃ…」

「うえぇ〜んっ、ヒドイよぉ〜…」

健二は泣き出した日和を必死に慰めようと(?)しますが、そのパターンには確かに憶えがあることに気付きました。

子供の頃、近所に住んでいた奴。よくいつも泣かせていた女の子。

日和に名前を聞くと……

「ぐっすん…早坂だよぉ〜」

聞き覚えなしの健二。まぁ苗字ってのは印象に残りづらいものですし。

名前も聞いてみると……

「日和だよぉ…」

「…ひより?」

それで健二にはやっとわかりました。目の前の女の子が日和であることを。

改めて見るとその言葉遣いといい、そのヘッポコ具合といい間違いないことを確信。

今日和が着ている小さくてピチピチの服も見覚えがある、と健二。

確かに言われて初めて気付きましたがピチピチです。

白いシャツに青いオーバーオール。確かに子供の頃日和がこんなの着てたかも。

そうかお前だったのか、と健二は日和に思い出すように言います。

日和が周りを見渡すと、目に入ってきたのは自分が出てきたクローゼット。

「あ、ああ〜っ!!」

「思い出したか?」

「こ、このクローゼット!?」

「ああ、お前がよく隠れた場所だよ」

「う、うん…思い出したよ」

「なぜか、お前はこの壊れたドアを開けるのが上手かったよな…」

「…という事は…もしかして…」

「ああ、俺が健二だ」

「え、ええ〜っ?」

と言う訳で2人はやっとお互いを思い出しました。

かと言ってそれで日和がここに現れた原因がわかった訳ではありません。

とりあえず正体がわかっただけも良しとするか、と言うところでこの日は終了。

 

【2/1】

朝。床はやっぱり濡れていました。

2つ信じられない、と健二は思います。

1つは、あんなポンコツが幽霊だと言うこと。

もう1つは、なぜ自分の元に現れたのかと言うこと。

昨夜撮ったポラロイド写真を見てみるとそこにはしっかり日和が写っていました。

驚いた表情からぱんつまで。

朝ご飯を食べながらいつ雪希に写真を見せて驚かせてやろうかな、と健二は考えます。

「今日学校が終わったらさ、面白い物を見せてやるよ」

「…面白い物?」

「ああ、ビックリするぞ〜」

ただし夜までは秘密、と健二。

「…夜まで?」

「ああ、俺の部屋でな」

「お、お兄ちゃんの部屋で…」

「ああ、だけど誰にも内緒だぞ?」

「………う、うん…わかった…」

何を想像したのか赤い顔になる雪希。

健二はただ日和の目の前で雪希を驚かせてやろうと思っただけだったのですが。

どうやら雪希はなにやら勘違いをしている様子。

 

昼休み。

清香に写真を見せる健二ですが清香には日和の姿が見えない様子。

健二が見ると写真にははっきりと日和の姿が見えているのですが、清香には健二の部屋しか見えないと言うのです。

それは健二にしか見えないのではないか、と清香。

「俗に言う、憑依現象の一種じゃないの」

「よくわからんが…」

「本によると悪霊の仕業って書いてたわよ」

「悪霊? …まぢっすか?」

「マジよ」

あのヘッポコな日和が悪霊だとはどうしても思えない健二。

でも雪希にも見えていなかったことを考えると健二にしか見えないと言うのは間違いようです。

自分はどうすればいいのか、と健二は清香に相談。

清香は悪霊だと断言しておはらいしろだなんだと言います。

半分楽しんでいる様子の清香に色々と説明をされて昼休みは終了。

 

帰り際。

玄関でまだ勘違いしたままで赤い顔をした雪希と別れて校門に行くと……

「ねえ、あんた」

清香が健二を待っていました。ちょっと気になってね、と。

渡したいものがある、と言う清香と一緒に清香の家に。

家の前で待っていた健二に清香が持ってきたのはコンビにの袋に入ったヘンテコな御札。

その御札を幽霊に貼ればいい、と清香は言いますが健二にはちょっと……って感じです。

「疑っちゃダメよ、これは中国四千年のありがた〜い代物なのよ?」

「………」

「………」

「てゆーか、んじゃお前はそんな代物をどこでゲットしたんだよ?」

「な、なによ、ちゃんとした所から買ったのよ」

「もしかして…」

「な、なによ、その目は…」

「…通信販売?」

「うっ」

「よく雑誌の最後の方に載っている?」

「…………」

「幸運のペンダントと一緒にゲット?」

「…………」

「…ビンゴ?」

そのようでした。ひょっとして清香って通信販売マニア?

とりあえず健二はそれを受け取ることに。

清香は結果を教えるように言って家に戻っていきました。

う〜ん、『清香ママ』の声を聞けるかと思ったんだけど……残念。

 

晩ご飯。

誤解したままの雪希は様子がおかしいままでした。

日和の写真も自分にしか見えないようなので健二は雪希に見せるのを取りやめることに。

それを伝えるとガックリと寂しそうな顔を見せる雪希は一体何を想像していたのやら。

 

いつものようにクローゼットからやってきて、これまたいつものように床に転がり落ちた日和。

健二はスキあり、とばかりに暴れる日和に御札を貼り付けますが……

「も、もう〜っ、ヒドイよぉ〜っ」

全く効き目はありません。おでこに御札を貼り付けたまま半泣きの日和です。

半泣きどころか本当に泣き出してしまった日和を見て、健二は日和が悪霊でないことを確信するのでした。

 

『お前は幽霊なのか?』

『どうして今頃ここに現れたんだ?』

『朝に気付くと消えているのは何故だ?』

色々な質問を日和に投げかけた健二ですが、日和の答えはすべて『よくわからない』。

自分が何で子供の頃の服を着ているのかもわからないようです。

子供の頃の服なので小さくて恥ずかしい日和。

服を貸してくれるよう健二に懇願しますが、当然健二は女の子の服なんて持ってません。

そこで2人は雪希に服を借りるために雪希の部屋へ。

まだ勘違いしたままの雪希は赤い顔したままです。

「実はお前の服を貸して欲しいんだ」

「えっ?」

「何も言わずに、黙って貸してくれよ」

「お、お兄ちゃん!?」

「え〜と、できれば大きめのワイシャツとスカートを頼む」

「ス、スカート!?」

ツンツン

(なんだよ、日和?)

(え、えとね…あとブラも欲しいよぉ)

「あとブラも頼む」

「………」

ツンツン

(なんだよ、まだあるのか?)

(う、うん…パ、パンツも…)

「んじゃ、ついでにパンツも頼む」

「!」

「ん?」

「……」

「どうした雪希?」

どうした、じゃねーだろと全国の「みずいろプレイヤー」が突っ込んだ一瞬。

「…え、えと、そ、その…お、お兄ちゃんが、そう言うなら…」

そう言ってタンスをゴソゴソと漁り始めた雪希は、キレイに折りたたんだ服を差し出してきました。

「………」

「おお、サンキュー」

「………」

「助かったぜ、雪希」

「う、うん…で、でも…」

「どうした?」

「え、えと、そ、その…し、下着は恥ずかしかったから…」

「あ、そうだよな」

「う、うん、ゴメン…」

ツンツンツン

(え〜っ、パンツもぉ〜」

(それくらいガマンしろ)

(はう〜んっ)

「そ、それでね、お兄ちゃん…」

「ん?」

「し、心配しないでねっ!」

「はあ?」

「私…誰にも言わないから…」

「………」

「ぐっすん…」

「な、なんだ、その目は!?」

「しくしく…」

「そ、その、哀しい者を見るような目は何だ!?」

「だ、だって…お兄ちゃん…」

「言っておくが、俺が着るんじゃないぞ!」

「………」

健二は日和を掴んで自分の前に押し出して

「こいつだよ、コ・イ・ツ!」

「………」

当然雪希には日和が見えていません。

「………」

「い、いや、違う、違うぞ!」

「………」

「勘違いしないでくれっ、マイ妹よ!」

「………」

「だ、断じて俺が着るんじゃないぞ!」

「うん、わかってるよ…」

「おお、わかってくれるか!?」

「だ、だけどね…どうしても…パ、パンツが欲しい時は私に言ってね」

そしてニッコリと笑って。

「ねっ、お兄ちゃん♪」

「………」

 

ぶわははははは。

何か今回雪希は完全にギャグキャラ化しそうな雰囲気です。

 

キマったな。完璧、パーフェクト。

フォロー不可能って奴だな? マイシスタ〜よ…

ってな感じだったとさ。

 

「わーいわーい!」

健二の部屋で雪希の服に着替えた日和は大喜び。

でも健二は雪希に勘違いされたままのやるせない気持ちと怒りに任せて寝てしまうのでした。

 

 

と言う訳で日和シナリオです。全く読めない展開でスタートしました。

う〜ん、『普通の学園モノ』って触れ込みだったからまさかこう来るとは思っていませんでした。

果たして日和は何者なのか。いくつか仮定して検証してみましょう。

1.健二の妄想

→ 物語になりません。

2.日和の生霊

→ ってことは日和はどこかで生きてることに。健二の所に現れたのは健二に会いたかったから。でもそれなら直接来ればいいんだし……となると日和は動けない状態かも。さらに言えば命の危険に晒されてるのかも。病院に入院してて7年間意識不明なのかも。 ⇒願いの叶う人形(すいません。これは違う作品です)。

3.日和の幽霊

→ ってことは日和は死んでることに。健二の所に現れたのはやっぱり健二に会いたかったから。でも幽霊ってことはもう生き返るなんてできない。10年後、健二の子供として生まれ変わる。 ⇒「ねこねこソフト」に放火。

まぁ、まだ始まったばかりですのであまり考えても仕方無いですね。

制服姿の日和もいいけど、ピチピチの服を着てる日和もいいなぁ、なんて思ってみたりして。

以下次回!!


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