2002.1.19 「ついに登場、真打・水月」編
ついにこの時がやってきました。
真打登場と言っていいでしょう。
思えばここまで長い道のりでした…。
一番最初に幸せにしてやりたいと思い……。
でも最後のシメとしてとっておいてやろうなんて思ってしまい……。
そのせいで途中イヤな女まで演じさせてしまった彼女……。
そう…ついに速瀬水月の登場です。
その前に復習としてCGなどを見ていたら1つのことに気付きました。
遙エンディングを迎えた時に、孝之達の街から離れていった水月。
その別の街なのか、もしくはその後帰ってきた後なのかはわかりませんがとにかく働いている水月のCGがあります。
遙をクリアした時に『オフィスで働いている水月』なんて書きましたが…。
よく見たらジャージです(よく見なくてもジャージです)。
そして机の上には『水泳の科学』と言う本まであります。
ここは体育系の会社…と言うよりスイミングクラブ、もしくはスポーツジム系なのかもしれませんね。
やはり水月は水泳から離れることはできなかった、ということですか。
孝之のためにムリをさせていたのかと思うと切ない気分になります。
遙が事故にあって以来、ずっと孝之を支えてきた水月。
今度こそ幸せにしてやりましょう。
それでは本編に。
幸せに暮らす孝之と水月。
そこにかかってきた遙の目覚めの知らせ。
まず慎二にそのことを伝えます。
水月にも自分で伝えるかどうか…。
1、慎二に頼む
2、自分でかける
今までは慎二に頼みっぱなしでしたが今回は違います。
水月の仕事が終わったころに電話しようと思っていた孝之ですが、それより先に水月が孝之の部屋にやってきてしまいました。
時計が狂っていたことを忘れていたおバカな孝之。
2人で酒を飲みながら孝之は水月に遙のことを説明します。
慎二と一緒に3人で明日お見舞いに行くことになりました。
水月の胸に顔を埋めたまま眠る孝之。
「私はずっと……側にいるよ」
翌日。
3人で遙の見舞いへ。
遙の様子と変わってしまった茜に水月も慎二もショックを隠しきれない様子。
その後はバイトに行って帰宅。
夜、水月から電話がかかってきました。
遙のことはそれなりにショックだったけど、それでも凄く嬉しかった、と水月。
でも大きな不安も抱えていました。
「……遙の……孝之を見る目が……怖い」
3年前と同じ、孝之だけを見る澄んだ瞳。
「……吸い込まれたりしないよね?」
「えっ?」
「ごめん、何でもない。私、もう……寝るわ」
「あ……ああ」
「おやすみ……孝之」
「……おやすみ」
水月の不安はわかります。
それでも孝之は遙のところに行かなくちゃいけないのです。
翌日。遙のお見舞いで病院へ。
キスをせがまれますが…できません。
そしてバイトへ。
う〜ん、何回やってもあゆとまゆは和むなぁ。
遙が事故にあって病院に担ぎ込まれたときの夢。
これも何回やっても…痛いな。
目が覚めて病院へ。
おまじないを遙としてやることができない(させないのは俺)孝之。
今の孝之には…水月がいるから。
バイトが終わると外で水月が待っていました。
誘われて一緒にホテルへ。
いつもにも増して激しく交わる2人。
遙への見舞いにあまり行って欲しくない様子の水月ですがそうもいきません。
翌朝、水月と一緒に病院へ行きますが遙は眠っていて会うことはできませんでした。
そしてモトコ先生と遙の母親から茜が水泳を頑張りすぎるほどに頑張っていることを聞いてブルーになる水月。
水月は孝之のことと水泳のことで、二重で茜を裏切ってる訳ですからね。
そう言えば水月と茜が完全に和解したエンディングって無かったような…。
今回はちゃんと分かり合ってくれることを祈ってます。
バイトに行って帰宅。
すると水月が待っていました。
孝之と水月で一緒に住もうと提案してきました。
1、……うん、まあ
2、現実味のない話をするなよ
なんか1を選んでもそれほど乗り気じゃない孝之ですが水月が喜んでくれたのでOKとしましょう。
翌日も病院へ。
なんとなく自分の異変に気付き始めている遙です。
この後バイトだと言う孝之をモトコ先生が送ってくれることに。
相変わらずのボコディアで送ってもらえました。
それにしてもいつになったらモトコ先生の謎は解けるのでしょうか。
それとも何も無かったり?
あれだけ医局で涙を見せたりと気を持たせておいてそれはないでしょう。
きっと何かがあるはず…たぶん。
バイトでシフトを変更。
休日は日曜ってことにしておきました。
病院へ。
茜に水月と別れたのか、と詰問されますが孝之にその結論は出ていません。
でも遙のことを考えている孝之を少しは信じてくれました。
そして茜から水月が学校のプールに来るのは辞めるよう言ってくれ、と頼まれました。
もちろん水月がそんなことをしていたなんてのは初耳。
「私はあの人と同じにはならない。なりたくない! だから……あの人に見られたくないんです」
水月には伝えておく、と孝之。
孝之は病室へ向かいます。
途中で会う蛍さんの笑顔が…苦しい……。
この笑顔の裏にはあれほどの決意と苦しみがあったなんて……。
水月が遙のところに来ていたことを聞いて帰宅。
その夜、水月がデカいバッグを持ってやってきました。
孝之のバイトのシフトが変わって日曜日が休みになったことを喜ぶ水月。
そして孝之はそのデカいバッグについて質問。
しばらく孝之のところに泊まろうと思って、と水月。
もう少しそう言うのはロマンチックにやりたいと思っている孝之ですが渋々承諾。
喜ぶ水月に孝之はさらに質問します。
茜のところに行ったこと。
遙のところに行ったこと。
まだ早い、と言う孝之。
茜に関しては水月も納得しますが遙に関してはそう簡単にはいきません。
じゃあいつだったら早くないのか。
遙があのままだったらいつまでも言わないつもりなのか、と水月は言います。
水月は自分も不安ですが、それ以上に孝之が心配なのです。
孝之が孝之自身のことよりも遙のことを優先させて、すっと疲れた顔をしている、と水月。
「……遙がああなったことへの責任は……オレにある」
「孝之!」
「だから、オレは辛くない、毎日遙のところに行くことも、茜ちゃんに何かを言われることも、バイトの時間が減ることも」
「孝之……」
「けど」
「…………」
「オマエがオレのことをそんな風に心配して、心を痛めているのを見るのは……辛い」
「孝之」
「ここにいて、それが少しでも和らぐんなら……何日でもいてくれ」
「孝之っっ!!」
「っとと。おい、バカ、泣く奴があるかよ」
「孝之……孝之……」
「けどなあ、オレは無精だから、オマエに何でもやらせようとするかもしれないぞ」
「いいよ。何でもする。孝之の側にいられるなら……何でもする」
……水月……
こうして孝之と水月は一緒に住むことになりました。
いつまでもつかわかりませんが。
でもこうして見ると水月ってホントにいい娘ですよね。
自分を投げ打ってるのは孝之ではなく水月の方です。
翌朝。
仕事に出かける前に朝食をとろうとしていた水月の音で孝之は目が覚めました。
少しパンをくれ、と孝之が言ったら水月はパンを咥えたまま顔を突き出してきました。
孝之は冷静に対処してますが、こんなことをやられたら普通は悶絶モノです。
鏡が欲しい、と水月は言い出しました。
孝之は何も考えずにあっさり承諾しますが、水月は顔を赤くして喜んでます。
水月も一緒に住むと言う事を意識していたんですね。
バイトに行って、その後は病院へ。
医局に行ってモトコ先生のところに行ったら、モトコ先生は目を赤くしていました。
寝不足なんて言ってますがこっちは泣いていたのを知ってるんですよ。
一体何があるって言うんですか、あなたには…。
遙のところへ。
おまじないを誰としたのかもわからなくなっていて不安に押しつぶされそうな遙。
1、おまじないをしたのはオレだよ
2、考えすぎはダメだって言ったろう?
…………遙……。
ホントにこれはもう慣れるってことはありません。
今回は…いや今回も2を選ぶしかないんですよ……。
夜。
孝之が1人でいると慎二がやってきました。
さらにそこへ水月も帰ってきて一緒に住んでることがバレました。
さんざん2人をひやかす慎二。
ひたすら和やかな3人です。
慎二は茜が出場する水泳の大会の日程を2人に伝えました。
そして話はやっぱり孝之と水月に関して慎二が突っ込む展開に。
でもよく考えたら慎二は水月に惚れてるんですよね。
慎二はどんな気持ちでこれを言ってるんでしょうか。
結婚しろ、なんて慎二は言ってますが水月はまんざらでもありません。
慎二が帰った後も水月はそのことを考えてます。
『夢』だと。
茜のことは孝之が茜本人に行ってもいいかどうかを聞いてみる、という事になりました。
そして2人は一発ヤって就寝。
ちなみに水月は鏡を買ってきていました。
孝之の部屋に置かれることになった水月専用のもの。
今までにもそんなものはいくらでもありました。
でも、やはりこれは一緒に住むことになってから買った物だけあって孝之も意識しています。
何やら物語に絡んできそうなアイテムになりそうな気がするのは考えすぎでしょうか。
翌日もバイトの後は病院へ。
花火の話題になって一応盛り上がります。
でも遙は確実に自分の異変に気付きかけてます。
孝之が不安になりかけたときに茜がやってきました。
化粧で体調が悪いことをごまかしている茜ですが孝之はやっぱりそれに気付きません。
まったくどこまで鈍いのやら…。
茜にはやっぱり行かないことにした、と孝之は伝えます。
っつーか茜の気持ちを聞いてから考えるんじゃなかったのかよ。
明らかに茜は来てもいい、と言うよりむしろ来て欲しかったような顔してるぞ。
そして孝之はそれにもやっぱり気付かないし…。
家に帰って水月と買い物へ。
路上で一発ヤって帰宅。
翌日は茜の大会の日でした。
2人とも行かないつもりです。
でも本当は行きたいんだろうなぁ…水月。
孝之はバイトへ。
でもどうしても茜の大会が気になって早退。
急いで大会会場(=白陵)に向かいますが既に大会は終了後。
たまたま通りかかった水泳部らしき女生徒に聞くと茜は準優勝。
頑張ってたのに…。
病院へ行くと遙は寝ている、とのことでした。
蛍さん・文緒さんとおしゃべり。
話題に出てきた『マヤウルのおくりもの』を遙にあげることを孝之は思いつきます。
早速街に出て探しまわりますがなかなか見つかりませんでしたがまゆの協力で無事ゲット。
面会時間を過ぎてましたが遙のところへ向かいます。
遙は涙を流して喜んでくれました。
家に帰ると水月が暗い顔で待ってました。
原因は孝之が出しっぱなしにしていた『マヤウルのおくりもの』です。
それは3年前に買ったもの。
明らかに様子がおかしい水月に孝之はどうしたんだ、と問い詰めます。
決して怒って言った訳ではなかったのですが、ついそんな口調に。
「これ、遙が欲しがってたんだよね?」
「ん? ああ、そうだよ?」
「孝之、それ、新しいの探してきてあげたんでしょ、遙に」
「ああ」
「何とも……思わないわけ?」
「何とも?」
「…………」
「なんだよ。何ともって……何だ?」
「その絵本は……孝之と、遙をつなぐものじゃないの?」
「え……」
「時間を超えてさ……つないじゃうんじゃないの?」
「な、何言って……」
「…………本当に……思わなかったの?」
心のどこかで気付いていた孝之。
そして水月はそんな孝之の気持ちをみんな知っているのです。
「今日……遅かったね?」
「ん? それは……」
「この本を探していたから?」
「いやそれは色々あって……」
「色々……?」
「う……」
「…………」
じっと孝之の目を見つめる水月。
まるで孝之の中を全て覗こうとしているかのように。
「怒らないの?」
「……え?」
「いつもなら……もうとっくに怒るよね? 馬鹿な話するなって」
「そ……そうだな」
水月は『ここで怒れ』と言っているのです。
そうすればいつもの喧嘩になるだけだから。
でも何も孝之は何も言えません。
それはあまりにも水月の言葉が孝之の気持ちを的確に言い当てているから。
「ねえ……怒るならハッキリ怒ってね?」
「……なんだ?」
「私がここにいることは……孝之には負担……なのかな?」
「え?」
「孝之が言ってた、遙のお父さんとの話……自分をしっかり持つってこと……」
「ああ」
「孝之が孝之をしっかり持つってことは……私とのことを考えてくれるってことじゃ……なかったのかな?」
「…………」
「…………」
「…………」
答えられない孝之。
それは遙のお父さんにどんな気持ちで答えたのかどうか覚えていないから。
そして多分、初めから何も考えてなかったんだろう、と孝之は思います。
「……どうして?」
「…………」
「どうして……怒らないの?」
「……ごめん」
「そうじゃないでしょ!? どうして馬鹿野郎って怒らないのよっ! ふざけたこと言うなって……何で言わないのよ!」
叫ぶでもなく、取り乱すでもなく、泣くでもなく。
ただ震えている水月の声。
「オマエを……傷すけたりとか、追いつめたりとか、もちろん……そんなつもりはないんだ」
「……」
「オマエとのことだって……考えてるさ。いや、正確に言えば、考える必要もないほど……当然だと思ってる」
「…………」
「それはそうなんだけど……」
「遙のために一生懸命本を探すことはできても、私が待ってるからって急いで帰ってきてはくれないのね」
「……ごめん」
「…………ここも怒るところだったよ。孝之……こういう比べ方嫌いでしょ?」
「…………」
水月はどうにかして『いつもの』喧嘩をしようとしています。
孝之だってそれに乗りたい。
それが一番だとわかっているから。
でも…できない。
ひたすら続く沈黙。
水月はもう喧嘩することを諦めたのか、口を開きました。
何のために遙のところに行っているのか。
義務感だとかそんな理由じゃなくて、何のために行っているのか、と。
答えられない孝之。
「……私との将来のためだって……言えないのね、やっぱり」
「…………」
「…………」
「…………」
「なんでよっ! 最初はそうだって……言ったじゃない! 付き合い始めた時からそうしようって約束だったじゃない!」
「……ごめん」
「孝之の……複雑な気持ちはわかるわ」
「!?」
わかんない。オマエには、わかんねえよ。
オマエがそれをわかるのは、オレが事故って、寝たきりで目を覚まさなくなって、そして……とにかくオレと同じ目に遭ったときだけだ。
帰る、と言い出した水月。
「ねえ……」
「ん?」
「全部は……持って帰らなくて……いいよね?」
「……ああ、当然だ」
「そう言ってもらえたことが……嬉しいよ」
「……帰るのか?」
「帰る。孝之に答えが出るまで」
「…………」
「あのね……」
「何だ?」
「今は信じてもらえないかもしれないけど……私、孝之の気持ちは……わかるんだよ」
「……え?」
「……答えが出たら……電話して」
そう言い残して部屋から出て行ってしまった水月。
孝之は1人、悩みつつ眠りにつくのでした。
水月を狙っていっても…やっぱり水月は出て行っちゃうんですね…。
と言うかきっと途中までは完全に遙ルートと同じなんじゃないでしょうか。
だって文緒さん狙いの時に遙ルートだと思ったらどうも水月ルート臭かった、なんてことがあったし。
そしてその後どっちを選ぶか、で勝負(?)が決まるのでは。
翌日。
バイトに行って病院へ。
明らかに具合の悪そうな茜は様子を見てたら帰っていっちゃいました。
辛い時の一点集中は、絶対乱して欲しくないもんだ。
そうだな、そっとしておいてやろう。
今まで何度も見てきたこのセリフですが、どう考えてもめちゃくちゃですね。
茜は具合が悪いんだっつーの。そんなこと言ってる場合かよ。
まぁ送ってあげない、という選択をしたのは俺だけどさ…。
元気になってきた遙。
それでも不安に襲われています。
キスをしてやるか、手を握ってやるか…。
今は(っつーか今回も)手を握ってやるぐらいしかできません。
何故なら水月がいるんだから。
もちろんそんなことぐらいじゃ遙の不安は消えません。
そして遙がよくなっていくたびに、孝之自身は不安になっていくのでした。
基本的にはホント、遙ルートと同じストーリーです。
一気に分岐点と思われるところまでトばしてしまおうか、なんてことを考えました。
が。
やはり水月を幸せにしてやりたい者としては、途中経過はトばせないものだと思います。
そのせいで今までとだいぶ重なるところがあると思いますがご容赦願います。
それでは今日はこの辺で…。