2002.1.11 「やっぱ『妹』じゃなくて」編
うおおぉ!!
パソコンがパワーアップしたらスゲェ迫力になったぜ!!
・画面がデカい
・メモリー 128MB → 512MB
・CPU Pentium3 → Pentium4
・スピーカーによる立体的な音
これでまた一段と楽しめそうです。
さて本編。
まゆが怒っている理由もわからないまま謝って、さらに怒らせてしまった孝之。
翌日のバイトに来たのはいいですが後悔しまくりです。
店長に頼まれてバイトに来ている孝之とあゆですが雰囲気は最悪。
「だいたい、まゆまゆのこと、どう思ってるのさ?」
「……どうって、なんだよ、それは?」
「あっきれてものも言えないわ」
「言ってるじゃねぇか」
「そんなんだから、こうなるんだろうが、ぼけ! 腐って死ね!」
いまだにまゆのことを『妹みたいなもん』として思っていない孝之。
それは気付いていないだけなのですが、だからこそ余計にタチが悪いです。
あゆはキレまくるし、店長にも気遣ってもらってるし。
何も気付いていないのは孝之だけです。
バイト終了後、まゆとよく来ていた海沿いの公園に来た孝之。
何か足りない感じがする。
……そんなの本当はもうなんだかわかっているんだ。
たった1ヶ月で、あの場所に自然に溶け込んでいたもの。
オレの中に染み渡っていたものがあるんだ。
遙のこととかで落ち込むこともあったけど、バイトに行けば気持ちが軽くなった。
それはまゆがいたから。
あゆでも同じことを考えていた気もしますがそれは無かったことにして。
とにかく孝之も少しずつ、自分に足りないものがわかってきていたようです。
それでもまゆがなぜ怒っていたのか、何て声をかければいいのか。
孝之にはわかりません。救いようがありません、コイツ。
一晩考えても何もわからなかった孝之。
結局そのままでバイトに行くことになってしまいました。
孝之がバイトに到着すると、まゆはまだ来ていません。どうやら遅刻のようです。
「できれば、人手が足りなくてちょっと大変だったくらいの意地悪は言ってあげてください」
「え? あ、でも……」
「今の鳴海君に足りないのはそういうところです」
「…………」
ここまで店長に言ってもらってるのに、まだ何を言ってもらってるのかわからない孝之。
ダメじゃん? こいつ。
そしてまゆが遅刻してやってきました。
まゆのせいで忙しいんだから早く着替えて来い、と怒鳴るのはあゆ。
そう言われてまゆは元気に着替えに行きました。
そんな2人を見て何となくさっき店長が言っていたことを理解し始めた孝之。
「……遅刻した理由。ちゃんとわかってるんでしょうね?」
「…………」
「その様子だと、ほんとぼけぼけみたいね」
「…………」
ヤバイ。俺もわからない。
まゆがやってきました。
あゆとジャれあうまゆ。
その様子を見ていた孝之は気付きます。
大切なものは守るものだと思っていたのが間違いだったと言うこと。
自分のエゴを押し付けても、お互いが幸せになれるわけがないということ。
あゆとまゆがこんなにも仲がよかったことを知ります。
周囲が全然見えていなかった自分。それは自分のことでいっぱいいっぱいになっていたから。
でもそれを理由に誰かを傷つけていいわけがない。
そのことに気付いた孝之は反省します。
それでもまゆのことは何もわかりません。
あゆも店長・健さんもわかっているみたいなのに。
バイトを頑張るまゆ。頑張りすぎるほどに。
一体何故そこまで頑張るのか。そうしないといけない理由があるのか。
孝之にはわかりません。
「まゆまゆ、ちょっと頑張りすぎ」
「ん? ああ、そうだな」
「……見て欲しいから頑張ってるに決まってるさ」
「ん?」
「認めて欲しいから頑張ってるに決まってるさ」
「……そういうもんか」
「修羅場くぐってるのかと思ったら、とんだ甘ちゃんやね」
「……悪かったな。そういうお前はどうなんだ」
「まゆまゆの気持ちはわかるつもりさ」
「…………」
「だけど、それが報われないのは最悪さ」
「……大空寺?」
「そういうんはわかるから。あんまり無理させるんじゃないわよ」
『認められたいから頑張る』
そんなまゆの気持ちをあゆが理解できるのは父親とのことがあったからなんでしょうか。
そして孝之のことが好き(?)だから、まゆの気持ちがわかるのかな、と思うのですがいかがでしょう?
そんな風にあゆと孝之が話しているとまゆがまたフロアに料理をぶちかましてしまいました。
「何事も切っ掛けは肝心ですから」
そう言ってほうきとちりとりを差し出す健さん。漢です。
そのほうきとちりとりを受け取ってまゆのところに行く孝之。
片付けを手伝うという孝之ですがまゆは頑なにそれを拒みます。
「なんでもひとりでやれるようになりたいんです」
結局2人で片付けましたが孝之が話しかけてもまゆは答えようとせずに客の方へと行ってしまいました。
……と思ったら。
がたっ!
どさっ。
がやがや。
がやがや……。
カイジばりの効果音を立ててどうしたのかと思ったら何とまゆが倒れていました。
いつもの転んでひっくり返ったとかではありません。
休憩室に運ぶまゆ。
その時孝之はやっと気付きます。
まゆの顔色が悪くて、ずっとつらいのを我慢していたことに。
顔色って言われても困るんですけど……。立絵同じだし。
ただの寝不足だろうから大丈夫でしょう、と健さん。
そんなことはわかっている孝之。でも孝之の心は乱れています。
それはまゆが頑張っていた理由に気付いたから。
……これ、オレのせいなんだよな。
見て欲しいからがんばる……。
認めて欲しいからがんばる…………。
これくらいひとりでやれるって何度も言ってたのは、そういうことだったんだ。
それなのに、オレはそんなことも知らないで…………。
そのことにあゆも店長も気付いていたのです。
まゆは孝之にだけは悟られないよう必死だったから。
健さんと2人でいたところにまゆがやってきました。
今日はもう休んでていい、と健さん。
まだまゆの具合はよくなっていないようです。
まだ、顔色が悪くて、正直、これがあの玉野さんかと思うとこっちまで元気がなくなってくる。
顔なんて少しやせたんじゃないかって思えるくらいなのに。
だからわかんないって。
まゆを追い詰めていたのは自分だということには気付きました。
ひとりでやれるって認めて欲しかったと言うことに。
でもどうしてそう思わないといけなかったのかはまだわかりません。
そんな孝之に相談に乗ってあげようか、とあゆ。
いつもの態度とは全く違ったやさしげな感じのあゆに驚きながらも孝之は相談します。
認めて欲しいから頑張る。何故そう思うか、を。
「……まゆまゆのこと、どう思ってるのよ」
「聞いてるのはオレだぞ」
「だから、まゆまゆのことどう思ってるのさ?」
「…………」
「それが答えよ。アンタがそんなんだから、まゆまゆが無理しちゃうのさ」
わかったような、わからないような孝之。
そんな孝之に今日はちゃんとまゆを送ってやれ、とあゆは言います。
1、ああ、そのつもり
2、けどな……
ここで2を選ぶやるがいるのか?
……ひょっとしてこれがバッドエンドとの分かれ道?
……………………一応セーブしておくか。
ここは当然送らせていただきます。
バイトの終わりが近づいてきました。
あと5分、と言う所で健さんが話しかけてきました。まだいたのか、と。
なんとまゆはさっき帰ってしまったと言うのです。驚く孝之。
1、時間まで働く
2、追い掛ける
……………………こっちがバッドエンドへの道か?
まぁいいや。
ここで追い掛けないで漢と言えるか!? いや言えない!!
待ってろまゆまゆ!!!
必死でまゆを追い掛ける孝之ですが見つからないまま駅に着いてしまいました。
すっと走ってきて今のまゆに追いつかないなんて考えられません。
ひょっとしたら海でも見に行ってるのかも、と海沿いの公園まで行きますがまゆの姿はありません。
しばらく探し回る孝之ですが結局まゆを見つけることはできませんでした。
具合も悪いことだしもう家に帰ったんだろう、と自分を納得させます。
……ふ〜、オレも帰るかな
妙にさっぱりしてるし。
疲れていて、まゆのことは心配ですが、どにょりしていたものがなくなっていると言う孝之。
自分の帰る駅の柊町駅に着いた電車の窓から信じられないものが目に入ってきました。
それはまゆの姿。
まゆの家は反対方向のはず。
ひょっとして…孝之を待ってた?
電車から降りて反対のホームに駆け寄ろうとする孝之ですが人が多すぎて思うように動くことすらできません。
向かいのホームには電車の窓ガラス越しにまゆの姿が。
「…………こんなのありかよ」
「柊町方面行き電車がまいります…………危険ですから白癬の内側に下がってお待ち下さい」
柊町ってここじゃん。わけわかんねーぞ、このアナウンス。
とにかくその電車に乗られたらアウトだそうです。
もう反対側のホームにダッシュで行っても間に合いません。
思わず叫ぶ孝之。
「玉野さん!!」
「まゆ!!」
聞こえるわけが無いとわかっていながら何度も呼びかけます。
何度も。何度も。
「まゆ!!」
「頼むから、聞こえてくれ!!」
「まゆ!!」
「まゆ!! ……ごほっ……げほっ…………」
くそったれ!
「げほっ……まゆ!! ごほっ…………げほっ…………」
今回初めて孝之が見せた男らしい姿です。
無情にも電車は走り出してしまいました。
静まり返るホームで孝之はすぐ側のベンチに腰をかけます。
誰もいなくなった反対側のホームを見ると…ぽつんと残ったひとつの影。
「玉野さん!」
「っ! ……あ、あ」
「今、そっちに行くから、待ってろ」
「…………」
あれ? 孝之の声に気付いて電車に乗らなかったんじゃなかったの?
そうじゃないとすれば…ただひたすらに孝之を待っていようとしたとか?
でもそんなことはどうでもいいです。
そこにまゆがいれば。
「…………」
「…………」
「ずっと探してたんだ。送っていこうと思ってたのに先に帰っちゃうから」
「…………」
「だけど、よかった。ここで会えて。体調悪くない?」
「ひとりでも平気ですぅ」
「平気なら倒れたりしないだろ?」
「…………」
「ちょっと頑張りすぎだ」
「嫌いです」
「…………」
「嫌いですぅ」
「…………」
「そんなこと言われると、お兄ちゃんみたい」
「…………」
「だから嫌いです。私は孝之さんの妹じゃないですぅ」
いや先に孝之をお兄ちゃんと呼んだのはまゆなんだけど…。
まぁいいか。ここにまゆがいれば。
「知ってるよ」
「けど、妹みたいなものだって、言ってました」
「…………」
それは水月との会話で孝之が言ったセリフ。
あの時孝之を迎えに行ったまゆはやっぱり2人の会話を聞いてしまっていたんですね。
「ひとりでもちゃんとできます。迷惑掛けません」
「オレは、結構みんなに迷惑掛けちまったけど」
そして孝之は言います。
本当に全部をひとりでやれるやつなんていない。
でもそれはみんなに好かれている証拠だし、全部ひとりでやらなくちゃいけないやつの方が悲しい。
そしてそのことはまゆから教えてもらった、と。
「のんびり自分のペースで行けばいいじゃん」
「……はい。でも……でもでもです」
「ん?」
「追いつきたいを思ったらだめでしょうか? 同じに見てもらいたいんです」
「…………」
「妹だけじゃ、いやですぅ」
それにはまず『ぅ』をやめないといけないと思います。
「……玉野さん」
それがまゆが何でもひとりでやろうとした理由。
それに孝之はやっと気付きました。
「ったく、そんなところで背伸びしても意味ないのに」
「……ひどいです。そんなにはっきり言わないでください」
「ごめんごめん」
「ごめんは1度でいいですぅ。やっぱ子供扱いされてます」
「そんなことはないよ」
こんなにもマジになってまゆを走って探していたのは、そんな理由じゃありませんでした。
まゆに会いたいと素直に思えたのは、もっと別の感情から。
「目、閉じてごらん」
「え? あ…………はい」
そしてキスを交わす2人。
あ、ちなみにまだここは駅のホームです。
「…………」
「妹にこんなことはしないよ」
それは犯罪に近いです。
「嫌いです。急にこんなこと…………」
「泣かせるつもりでしたんじゃないんだけどな」
「……うぅ…………」
ぽろぽろと泣いて震える小さな肩をやさしく抱き寄せる孝之。
「…………」
「大好きです」
「オレも、そうだよ」
「大嫌いなんて言ってごめんなさいでした」
「オレのほうこそ、気がついてやれなくてごめんな」
「……はい」
こうして2人はお互いの気持ちを確かめ合ったのでした。
めでたしめでたし。
で終わればよかったんですけど。
やっぱりこれはエロゲーですから。
ヤることやらないと。
でもこれは…どうかと思いますよ。
あゆの時以上にロリーです。
顔にぶっかけるは、 得意の『自分で入れろ』に加えて新技『動いてごらん』 も出てくるは…。
孝之のモノを咥えながらもちゃんと靴下を履いているのにも注目です。
「孝之さん……大好きですぅ」
でもまゆが幸せそうだからOK。
翌日。
電話の鳴る音で目が覚めた孝之。
孝之が起き出すより早く電話に出たのはまゆでした。
「あ、はい、鳴海ですぅ」
「…………」
「ええっとですね。それには海より深い事情がありまして」
「…………」
「孝之さんですか? まだねむねむしてますよ」
「……う〜ん」
「目覚めの予感がしますぅ」
「……ふあ〜〜〜」
「あくびしてますぅ」
「……玉野さんおはよう」
「おはようございますぅ。孝之さんいけそうですか? 先輩が電話に出ろとうるさいです」
「先輩?」
まゆが先輩を呼ぶのは1人しかいません。
焦る孝之。
「どうかなさいましたか?」
「ええっと、出たのか?」
「はい、先輩からです。もう豪快に遅刻なので早く来るようにとのことです」
無邪気な顔で受話器を差し出すまゆ。
「何やら、憤慨なさっているご様子でしたが、孝之さん何かやらかしたのですか?」
恐る恐る受話器を受け取って耳に当てると…。
「あにしてくれてるのよ!!!」
「っ!」
「犬畜生以下だ! どちくしょうが! あ〜にさらしとんじゃわれ〜〜〜」
バイトを休むことにした孝之。
行ったら殺されます。
「体調が優れないので、今日は休みと健さんに伝えてくれ」
「あんですと〜! あに、まゆまゆ食べっちゃってるのさ!」
「…………」
「黙るなや! リアルでえぐいぞ、ぐおら!!」
「身の危険を感じるので、今日は休むと伝えてくれ」
「お前なんて、猫のうん」
ガチャ。
まぁ次にバイト行った時には確実に殺られるんでしょうね。嫉妬込みで。
「どうかなさいましたか? 顔色が優れないようですが?」
「いや、気にしなくていいから」
「急いで、バイトに行かないとまずいですぅ」
「あ〜、その心配はなくなったから」
「ふえ?」
「今日は休みにしてもらったよ。大空寺が死ぬ気で働いてくれるそうだ」
そう言いながら電話線を抜く孝之。
「そうなんですか?」
「ああ、だから、今日も一緒にいられるな」
「はい、うれしいですぅ」
「おわ……」
突然抱き付いてきたまゆを支えきれずに孝之はまゆと一緒にベッドに倒れこみます。
っつーかずっと裸だったんですね、、やっぱり。
抱きついてきてるまゆの顔が全くの別人に見えるのは俺だけでしょうか?
「ったく、甘えん坊だな」
「えへへ」
「……あのさ」
「はい?」
「今度、ご両親をお兄さんのところに連れて行ってくれないか?」
「…………」
「ちゃんと挨拶しておかないとな」
「……はい」
「まゆはもうひとりじゃないから大丈夫ですって」
「はい……うぅ…………」
「……よしよし」
「ありがとうございますぅ」
「……うん」
「やっとちゃんと言えますぅ」
「うん」
「笑顔で言えます」
「そうだな」
「まゆは…………ひとりじゃないから大丈夫ですぅ!」
と言う訳でまゆクリアー!! ぱちぱちぱち。
またバッドエンドの音楽が流れましたがもう焦りません。
この終わり方でバッドエンドだったらキレます。
今までご両親とお兄さんを亡くして以来、ひとりぼっちだったまゆ。
育ててくれたおじいさんとおばあさんのことはまゆも勘定に入れてないみたいなので俺も忘れます。
支えているつもりで、いつのまにか支えられていた孝之。
いや。そうじゃないですね。
これからは孝之と2人で、互いに支えあって生きていくことでしょう。
本当の笑顔と共に。
それにしてもあゆの時以上に遙・水月とは『終わってる』ストーリーでした。
これは最早完全に4人の仲間関係は終わりでしょう。
慎二はこれまたほとんど出番がありませんでしたが。
孝之もまた、一番救いようのない奴でしたね。
遙の時は煮え切らなさでムカつきましたが、今回は鈍さでムカつきました。
まったく…なんでこんなヤツが……。
さて。来週のサザエさんは。
『孝之です。
ついに看護婦さんに手を出すことにしました。
今まで何度か誘惑されながらも煮え湯を飲まされ続けた日々。
やっとヤれ…ゲフンゲフン。…失礼。
さて次回の予告は。
【孝之、メガネっ娘に萌える】
【ロリー&看護婦。ダブル属性にノックアウト】
【お色気看護婦・混浴露天風呂連続殺人事件】
の3本です』
んっがんっふ。
と言う訳で次回は穂村愛美さんです。
白陵時代から孝之のことを知っていた、と言うより『惚れてたちゃうんかい疑惑』のある彼女。
3年経って、メガネっ娘っぷりはそのままに、一段とキレイになって帰ってきてくれました。
しかも看護婦(見習い)と言うオプションまでつけて。
はっきり言って楽しみです。
でも続きはまた明日…。