2002.5.16 「ごはぁっ!!(吐血)」編


痛えぇぇぇ!!!!

 

 

 

めちゃくちゃに痛えぇぇぇぇぇ!!!!!!

 

勘弁してくれよ、「銀色−完全版−」!!!!!!!

 

どうなってんだよ、第三章!?!?!?

 

 

 

……なんか余りにも痛くて解説する気にもならないんですけど…………。

 

 

そんな訳で大変申し訳ございませんが、かなり簡単にやらせて頂きます。

 

まずは第二章は終わってから流れ出した「久世と石切」の物語から。

 

 

 

あれから数年の時間が過ぎて、「銀糸」は久世の手から消えていました。

商人の荷に忍ばせて運ばせていた所を何者かに襲われたのです。

それはとりもなおさず第一章の儀助でしょう。

久世は大きなって美しく成長した石切と共に「銀糸」を捜しに出ます。

石切は今でも「銀糸」に皆の幸せを願う心を持ったままでした。

それは「銀糸」を封じようとする久世とは反する気持ち。

 

不思議な力を持つ石切は昔、久世と共に疫の女性を埋めた渓、つまりは儀助が『あやめ』を埋めた渓に悲しみが満ちていることを感じ取ります。

そして「悲しみ」を感じ取ることで『あやめ』が死んだ岩穴まで見つけました。

そこにあったのは銀色に光る「銀糸」。

確か久世が昔見た「銀糸」は朱だったはず。

何故か伝承通りの銀色になっている「銀糸」に戸惑う久世。

魅せられたように「銀糸」を手に取る石切。

それは間違いなく「銀糸」だと久世は確信。

石切から「銀糸」を受け取ろうとする久世ですが、石切は渡そうとしません。

あくまで民を救いたいと願う石切と、「銀糸」を封じようとする久世。

久世にも迷いはありました。

しかし石切の気持ちを理解しつつも、久世は自然の理を曲げる「銀糸」を使わせる訳にはいかないのです。

やがて諦めたように久世に「銀糸」を渡す石切。

 

そして岩穴をでた瞬間、何者かに切りつけられた久世。

同時に血まみれになって倒れる石切……。

 

 

 

とまぁこんな感じ。

とりあえずこの「久世と石切」の時代が第一章の儀助達と同じ時代であることはわかりました。

それが第二章の「久世頼人」とどんな関係かははっきりとはわかりませんが。

 

そして。

 

問題の第三章。

はっきり言って痛い話でした。

第二章とはまた違った感じで辛くて辛くて……。

その痛さ故に説明は思い切り簡単にさせて頂きます。

 

 

 

−−−第三章 朝奈夕奈(あさなゆうな)−−−

 

仲の良い姉妹。平凡だけど幸せと呼べる日常。
そんな二人を本編ストーリーが複雑に絡み合っていく。
…そして、その結末は以外な方向へ…

(以上、公式サイトより)

※雀鬼龍注 「以外」じゃなくて「意外」だと思うんだけど……

 

時代は明治から大正ぐらい。

「佐々井亭」という洋食屋に仲のいい姉妹がいました。

佐々井亭を取り仕切り、料理から接客までこなすしっかり者の姉・夕奈。

元気だけが取り得で、ひたすら明るく接客に精を出す妹・朝奈。

姉は厳しくしながらも妹を大切に見守り、妹はそんな姉を心から慕い、尊敬していました。

両親を亡くしてはいたものの、確かに幸せだと言えた日々。

 

2人は毎晩語らいの時間を持っていました。

それは明日への活力に。

でも朝奈は夕奈が心配でなりません。

このままでは姉は誰にもめぐり合わないままだと。

それに忙しく立ち回り、何かと大変な姉には支えてくれる素敵な男性が必要だと思い、自分が姉にいい男性を見つけてあげることを誓います。

そして朝奈は一人になると母親の形見である1つの首飾りを取り出しました。

銀色の糸に白い石。

それには願いを叶える力がある、と母親は言っていました。

自分の力ではどうにもならない時にだけ使うように言い残して死んだ母親。

いまこそ姉のためにその力を使う時だと朝奈は信じて願いました。

お姉ちゃんに素敵な男性が現れますように、と。

 

ちなみに母親の名前は『あやめ』だそうです。

また『あやめ』か……。

 

翌日。

店の前を通りかかった1人の男。

彼は軍人青年・鍋島志朗。

志朗は朝奈に引っ張り込まれるように佐々井亭に。

 

志朗と夕奈はあまり話ができなかったものの、朝奈は志朗こそが首飾りによって現れた夕奈の相手だと確信。

その後も志朗が店に来るように。そして夕奈と仲がよくなりますように、と毎日首飾りに願います。

そのかいあってか志朗は何かに導かれるように毎日佐々井亭に現れ、夕奈の危機を助けたりして朝奈・夕奈姉妹とどんどん親密になっていきました。

 

それで全てがうまくいったかと思いきやそうではありません。

確かに夕奈は志朗のことが好きになりました。

素敵な男性だ、と今まででは考えられないようなセリフも口にするように。

しかし首飾りの起こす現象は誰かを傷つけたり、さらには夕奈ではなく朝奈と志朗を近づけることにもなってしまったのです。

さらには朝奈まで志朗に惹かれていってしまいます。

 

そして夕奈は志朗への想いが強まるにつれて、朝奈に対する気持ちも変化していきました。

朝奈に嫉妬しているうちはまだよかったのです。

段々夕奈は朝奈に対する態度を厳しくしていき、無理難題を押し付けるように。

そこにはかつての優しい姉の姿はありませんでした。

それは志朗の気持ちは夕奈ではなく、朝奈にあることを知ってしまったから。

最早、仲のいい姉妹の姿はなくなってしまいました。

それでもひたすらに姉に対する愛情をなくさないでいた朝奈には涙を禁じえません。

 

夕奈の言動はどんどんエスカレート。

夜の語らいの時も朝奈に対して「死になさい」と何度も繰り返される罵倒の嵐。

最早そこには毎晩語り合った安らぎの面影は無く、単なる拷問の場に。

志朗と夕奈を結びつけようとしていたにも関わらず、志朗の心を奪っていってしまった朝奈。

そんな朝奈は夕奈にとっては完全に裏切り者だったのです。

そう罵られても何も言えない朝奈。

全ての原因は自分にあったから。

肉体的にも、精神的にも限界まで追い込まれていく朝奈。

朝奈にはもう死ぬしか道は残されていませんでした。

 

絶望のどん底にいた朝奈を救えるのは志朗を置いて他にはありませんでした。

朝奈から全ての事情を聞き、何とか助けようとする志朗。

でも全ては裏目裏目に。

色々あって(もう書ききれないぐらい)、事態は最悪の方向へ。

 

朝奈にそのつもりは無くとも、夕奈は何度も朝奈に裏切られ続けましたのです。

最も信じていた最愛の妹であっただけに、夕奈の精神は完全に常軌を逸していました。

心から信じ、愛していた朝奈であったが故に憎悪も限りなく大きかったから。

志朗の目の前で朝奈の首を締める夕奈。

何も出来ないでいた志朗は夕奈の手に光る物を見て、それを刃物だと思い持っていた軍刀で夕奈を貫きました。

鮮血を滴らせながら崩れ落ちる夕奈の手にあったのは母親の形見である首飾りについていた銀の糸。

取り返しのつかないことをした、とうろたえる志朗に夕奈はこれでよかったんだ、と言います。

死の間際になって正気に戻った夕奈。

泣き叫ぶ朝奈。

優しい瞳で朝奈を見つめる夕奈。

そして二人に謝りつつ、そして今後の幸せを祈りつつ夕奈は息を引き取りました……。

 

 

 

 

■ 第三章 朝奈夕奈 了 ■

 

 

 

 

 

 

痛い。

 

 

 

 

あまりに痛い。

 

 

 

 

それにしても本編をご存知の方が読まれたら怒りを覚えるほどの省略っぷりですね。

本当に申し訳ございません。

ただこの第三章はこれ以上詳しく書く気がしなくて……。

 

 

 

重いんですよ。

 

暗いんですよ。

 

辛いんですよ。

 

誰も救われないんですよ!!

 

 

 

 

 

「この裏切り者」

 

 

 

 

 

痛い。

 

 

 

 

あまりにも悲しすぎる……。

 

 

 

 

誰一人として救われること無く終わってしまいました。

それは第一章ニ章と同じですが、物語が始まった時の朝奈と夕奈があまりにも幸せそうだったのでその反動があまりにも大きくて……。

 

誰もこんな結末を望んだ訳ではなかったのに……。

朝奈はひたすら姉である夕奈の幸せを願ったのに……。

夕奈は妹である朝奈を愛し、その成長を見守っていたのに……。

 

何でこうなっちゃったんだよ!!!

 

辛い……辛すぎる……。

 

 

 

ちなみにこの後出てきた久世は「銀糸」の力で石切を蘇らせましたよ。

よかったね。

 

 

 

………………はぁ。

 

 

 

この勢いで行ったら第四章はどうなってしまうんでしょうか……。

 

わずかな期待を込めて次回、第四章へ。


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