月は東に日は西に 〜Operation Sanctuary〜簡単なあらすじ可愛い幼なじみや可愛い従妹、可愛い先生達に囲まれて楽しい生活を送っていた主人公・久住直樹は、ある日学園の屋上で昼寝をしていたら空から女の子が降ってくる事態に遭遇。しかもその子は翌日になって同じクラスに転校生として再び姿を現す。そんな直樹の楽しい学園生活は未来の世界の存亡を賭けた展開へと繋がっていく。 キャッチフレーズは『東奔西走スクールライフ』。何が東奔西走なのかは未だに存じ上げませんが、相変わらずの突拍子の無さがとてもオーガストクオリティ。なんで普通に学園モノとかやらないんでしょうか、このメーカーは。必要性を感じないSF設定と、強引極まりない『泣かせよう』とする展開はマイナス要因でしかないと思います。無茶無理無謀は事故の元です。 話の展開としては全キャラほぼ同じで、流れとしては以下のような感じ。
これこそがシリアスが笑いになると言うオーガストの真髄にして奥義です。ツッコミどころが満載でどうしたらいいのか、と言う感じですけど、それは本作品を楽しむためには無粋以外の何物でもありません。むしろツッコミを入れる事こそが、すなわちオーガストに踊らされている事になるのではないかとすら思えます。 そこをあえてツッコませて頂くとすれば、ウィルスに対抗する薬は作れなくても時空転移装置は作れるとかアンバランスにも程がある科学力だな、とか、ウィルスの研究者だったら隠れ蓑として教師をするとか余計なことしてないで研究に没頭しろよ、とか、時空転移装置を使うなら使うで生きてる人間全員で現代に避難して来ればいいのに、とか……他にもあるけどとりあえずこの辺で。 まぁ上にも書いた通り、あまり些細でもない矛盾であろうとそんなのを気にしたらこのゲームを楽しむことは叶いません。むしろ矛盾を生暖かい目で見守るぐらいの度量が必要です。その上で と言っても、全く面白みも惹かれる所も皆無なテキストを楽しむことは私には無理な話でした。学園生活の描写にしてもキャラクター描写にしても”作りすぎてる”と言うか”わざとらしい”と言うか、とにかく不自然さが気になって仕方ありませんでしたし。一番人気らしい幼なじみの保奈美にしても、キャラを完璧に作りすぎてるのが逆に鼻に付く感じ。結局クライマックスに入っても、作業的に読み進めて終了。 絵に関しては巷で大人気のべっかんこう大先生。判子絵だなんて点に文句を言うつもりは更々ありませんが、判子絵であるが故に親しむのも早いけど飽きるのも早い。音楽は可も無く不可も無く。システム周りだけは非常に充実していたかと思います。 とにかく歴代のオーガスト作品を心から愛し、楽しむことが出来る人間でないと厳しいと思います。 |
| 個人的満足度: ★★★★★|★★★★★ |
| 執筆: 2007/09/04 |