電波の奴隷

メーカー
発売日
2008/01/25
シナリオ
おくとぱす
原画
媚少女A
音楽
トレモロ

 「電波の奴隷」のレビュー&感想をば。

 簡単なあらすじ地方TV局のAD・音無順磨(かずま)はいつかディレクターとなることを夢見つつコキ使われながら働いていた。そんなある日、TV局内であれば自由に人間の精神や記憶を操ることが可能な”電波”の能力を身に付ける……。

 と言うワケで名は体を表すを体現するタイトルでして、正に”電波”を使って女性達を好き勝手に弄り倒してしまおう、と言うゲームです。と言っても陵辱等のハードな表現は少なめ。主人公・順磨が小心者真面目な性格なので、「やりすぎはよくない」とか「体は自由にしても、気持ちまで変えちゃいけない」とか無駄に自制心が強くてらっしゃるのです。それでもやることはやってるので、客観的に見たら100%犯罪なんですけど。まぁ気持ちを変えるまでもなく、攻略対象ヒロインズは何故かデフォルトで順磨に惚れているため、待っているのは問答無用のハッピーエンド。

 攻略対象は4人。売れっ子キャスター・早乙女茉莉亜(一応メインヒロイン)、元気で生意気な後輩AD・大戸田愛理、努力家な新人タレント・JURIこと川村珠理、よくわからないけどとりあえずTVに出てる素人・杉田まこ。プラス、エロ要員として高慢な取締役レベルの権限を持つ元社長秘書・城戸崎涼子がいます。攻略対象である4人には一応シナリオらしきものがありますが、クライマックスに至るまでの流れはあって無きようなものであり、クライマックスの展開も全く同じなので期待は禁物です。や、期待なんて最初からしてませんでしたけど、

2人の気持ちを確かめ合う。

TV局内に悲鳴が響き渡る。

順磨に”電波”の力を与えていた、TV局に巣食う悪想念の塊が登場。

順磨がそれまでヒロインを好き勝手にしていたことがバレる。

順磨に「もっと力を手に入れて、女達を操るためにも己を受け入れろ」と迫る悪想念。

あっさりと順磨のやってきたことを許すヒロイン。

順磨「大切なのは愛だ!」

悪想念「グギャーッ!」

2人は幸せに暮らしましたとさ。

 全員が全員、この展開で統一されてるってのはどうなの? せめてもうちょっとヒロインごとの味付けが欲しかったような……まぁいいんですけど。ハッピーエンドであることに文句はありませんし、実は昔憧れていた同級生だった茉莉亜が凄くいい女になって自分の目の前に現れたとか、かなり嫌いじゃない設定ですし。

 エロシーンの数はそれなり。ただ”電波”を使って出す指令の違いによって回想を分けているだけのものも多く、シチュエーションの数としてはあまり多くないかも。それに指令内容によっては本番無しのシーンも多いし、「人形のように」なんて指令だとヒロインはたまに声を漏らす程度でひたすら頑張ってる主人公の台詞を読まされるだけなことも何度かあったりするので、不満に思う人もいらっしゃるでしょう。個人的には『天気予報をしながら「晴れ」と言うたびに絶頂する』なんてユニークな指令とか、結構面白かったりしたんですけどね。

 全員クリアすると『順磨が悪想念を完全に自分のものにして、最大限に強くなった”電波”の力でTV局を支配する』というシナリオが追加されます。こーゆーのを待っていた、と言う方も多いことでしょう。TVを経由した電波で人を操れるまでに成長した力で、正にやりたい放題の順磨は輝いておりました。や、スタジオ内で数十人が同時絶頂による喘ぎ声大合唱とか、ギャグとしか思えませんでしたが。

 絵や声には問題ありませんでしたが、順磨が”電波”を飛ばすシーンのエフェクトをカット出来る設定は欲しかったですね。あと片霧烈火さんの歌うEDは悪くなかったのに、このゲームでは逆に浮いてしまっていた感が……。

 なんだかんだ言ってますが、そこそこ楽しんでいた自分がいます。


個人的満足度: ★★★★★|★★★★★
執筆: 2008/04/15