Chu×Chuアイドる

メーカー
発売日
2007/03/23
シナリオ
玉沢円
葉月博規(悪想麺)
Oじろー
穂波衛一
緋川佳
土岐乱鳳(土岐光鳳)
原画
織澤明史(織澤あきふみ)
音楽
Angel Note

 「Chu×Chuアイドる」をクリアしたので感想・レビューをば。

 ■絵■

 原画は織澤あきふみさん。ラノベの挿絵を見た時も「エロいなー、この人の絵」と思ってたけどやっぱりエロかった。でもゲームになったらエロさがダウンしてしまったような気がする不思議。っつーかぶっちゃけエロくない絵の方が好きだったり。万人ウケする絵柄だと思いますし、立ち絵やイベントCG等のクオリティに関しても問題無し。

 ■音楽■

 BGMは特にこれと言って特に無し。あとはこのゲームの売りの1つでもあるボーカル曲はOP・ED・挿入歌の合計4曲で、どれも悪くは無いと思います。一番好きなのは知由シナリオで流れる『HOME』かな。

 ■シナリオ■

 簡単なあらすじ主人公・健介はひょんなことから隣のクラスにいる現役アイドルをやっている仲内知由の秘密を知ってしまう。それは知由のアイドル姿である”チューア・チュラム”は知由と吸血鬼のチュチュ・アストラムが合体した姿であると言う事。そして吸血鬼であるチュチュは健介の血を吸う事で自分の奴隷にするが、そのせいで健介にはチュチュから離れられなくなる呪いがかかってしまう。仕方ないので健介はアイドル・チュチュのマネージャー補佐となり、3人は同棲生活を始める。果たして健介達はどうなってしまうのか……。

 と言うワケで以下クリア順にヒロイン別感想。

 ▼ヒヨリ・ピクシー▼

 人となり(?)チュチュのマネージャー。魔族で実はかなり強い。仕事に関しては厳しいけど、休みのたびに孤児院へ顔を出したり笑顔を絶やさなかったりと優しい人。男女間にまつわる事には免疫が無い。

 なんでヒヨリが健介に惚れたのかが全く説明されないのがアレですけど、まぁこのゲームでそんなのを求めても仕方ないのでしょう。シナリオ的には超無難。無難過ぎて語ることがないぐらい無難。

 ▼上杉うた▼

 人となり(?)健介のクラスメートで、チュチュと同じ事務所に所属するアイドルでもある。普段はあまり感情を外に出さないけど健介にだけは懐いており、仕事に関しても芸歴が長いのでキッチリこなす。アイドル故に恋愛を禁じられたまま育てられてきたので、自分が健介に対して抱いている感情を理解していない。

 アイドルって大変なんですね。現実世界でもタバコも吸っちゃいけないみたいだし。なんつーかコレもまた無難過ぎて何とも……。

 ▼仲内知由▼

 人となり(?)チュチュと合体した時はトークを担当するアイドル(の片割れ)。原因不明の難病にかかっている母親がいる。いつ健介に惚れたのかわからないけど、何はともあれツンデレ。とりあえずツンデれっとけ、みたいな感じの典型的ツンデレ。

 チュチュとの友情がメインのシナリオで、4つの中では一番好きかな。臭いフェチ、って設定もタマらないものがあります。何気に健気な貧乏性で、世話好きなところもグッド。

 ▼チュチュ(チュチュ・アストラム)▼

 人となり(?)純血の吸血鬼。健介を下僕にしてるけど、命令と言うより単なる我侭って感じ。知由と合体してアイドルをする時は歌を担当。健介には一目惚れだったらしい。便利な言葉だ。

 家族愛がテーマなシナリオ。よかったね、よかったね。

 なんかロクな感想を書いてませんけど、大きなハズレが無い代わりにどれもこれも本当に無難なシナリオなんですよね。よく言えば王道だけど、悪く言えばありきたり。別に奇想天外な展開を望んでるワケではなく、ありふれた題材をどう料理するかがライターさんの腕の見せ所で、作品の評価を分けるところだと思うんだけど、結果としては無難にして微妙のまま終わりました。

 まぁこのゲームに求められてるのはそんなのじゃなくて「可愛らしい萌えとエロなんだ!」って事なんでしょう。私がこのゲームをやったのも、最近重厚なシナリオ系の作品が続いていたので、ここらでリフレッシュするためにも『わかりやすいゲーム』で生き抜きするのが目的でしたし。そーゆー意味では期待通りのゲームだったと思います。

 ヒロインがアイドルってことで音楽面、特にボーカル曲に力を入れてる今作ですが、ゲーム内での使い方・使い所は◎。ちゃんと歌詞まで含めて曲とストーリーを絡めてるのはナイスでした。欲を言えばライブシーンぼ演出にもっと力を入れて欲しかったかな。

 知由とチュチュを演じていて、かつ3曲のボーカル曲を歌っている榊原さんですが、正直今後は歌手業に専念して声優業は抑えたほうがいいのでは……と、このゲームをやって思いました。知由や「群青の空を越えて」の若菜のような”地声に近い作らない演技”は嫌いではないのですが、チュチュのような”極端にキャラを作る必要のある演技”にはかなり難があるように感じられたのですが如何でしょう。声優を続けるのであれば、もうちょっと演じるキャラを限定するとかの方が、と余計な心配をしてみたり。


個人的満足度: ★★★★★|★★★★★
執筆: 2007/04/05