SHUFFLE!今更なのでネタバレは一切気にしない方向で。 ■絵■ 人気原画家である西又さんと鈴平さんが描く魅力的なキャラが、このゲームの人気を支えている大きな要因の1つであることは間違いありません。 ■音楽■ ゲームの雰囲気に合った明るい曲調のBGMは高評価。ノリのいい主題歌に関しても世界観にピッタリだったと思います。 ■シナリオ■ 簡単なあらすじ神族が住う『神界』と 魔族が住う『魔界』と呼ばれる二世界が『人間界』と繋がった世界で、普通の人間である主人公・土見稟がもてまくる話。普段から誰もがうらやむ美少女と2人きりで生活している上に、突然やってきた神界と魔界のプリンセスがデフォルトで稟に惚れている問答無用のハーレム話だと思って頂ければ間違いないかと。 以下キャラ別感想。 ▼リシアンサス▼ 人となり(?)通称シア。神王の一人娘で神界のプリンセス。魔界と神界のハーフで、8年前に一度だけ出会ったことのある稟に再会すべく、稟のクラスに転校して来る。プリンセスらしくない明るく気さくな性格が特徴。 父親である神王が何かしでかすと突然椅子を持ち出してブン殴る、と言うのは明らかに設定としてハズしてると思うのですがどうででょう。シナリオとしては稟と結ばれた後、シアとそっくりな謎の少女が現れて意味深な言葉を残していくけど……と言うもの。まぁ一言で言ってしまうとシアのもう1つの人格だったりするんですが、最後に稟から”キキョウ”と言う名前をもらうことで一件落着。や、その程度で収まるんだったらもっと最初からさぁ……。 昔、とてもよく似たプリンセスがいたような気がするけど気にしたら負けです。これは他のキャラにも言えるけど、キャラに『魅力がある』ってことを表現する方法が「親衛隊がある」とかだけで、他のテキストからは一切その魅力が伝わってこないあたりに、このライターさんの限界があるように感じました。 ▼ネリネ▼ 人となり(?)通称リン。無茶苦茶無理のある呼び方ですが、一応それには理由があるのでヨシと致しましょう。魔王の一人娘で魔界のプリンセス。やはり子供の頃に会った事がある(ことになっている)稟に再会すべく転校してくる。大人しい性格だけど、稟をバカにする人間には普通に致死量の魔法を放つとてもイタい子。 「天使の鐘」と称される歌声の持ち主だけど人前で歌うことを嫌う、と言うところにネリネシナリオを紐解く鍵があります。だったら最初から誰にも聞かれない場所でしか歌わなければ良かったのに、と言う意見はこの際無視しましょう。 ▼芙蓉楓▼ 人となり(?)稟の幼なじみでクラスメイト。子供の頃、母親を事故で亡くしており(同時に稟も両親を失っている)、父親は仕事で家にいないことが多いため稟と2人暮らし状態。才色兼備のパーフェクト超人だけど、稟のことだけを考えているのでドジも多い。稟の世話を焼くことだけに命をかけている。 稟が楓のことを好きになると「愛しています。ですから……、好きにならないで下さい」と謎の言動をとるように。まぁ謎度で言ったら『朝に寝ぼけた状態で稟が入っている風呂場に入ってきて、寝ぼけたままフェラまでしてきて、そのままセックスに突入』なんて行動の方が人をバカにしてる勢いで謎ですけど。 楓は母親を失った時に生きる気力まで無くしてしまい、そんな楓を怒りのパワーで奮起させるべく稟が「母親が死んだのは自分(=稟)のせい」と楓に言ったことで、それを信じた楓が長きに渡って稟に対する陰湿な嫌がらせを行ってきた……と言う歴史があります。それ故に楓は『稟には尽くさないといけない。でも愛される資格は無い』と考えているワケですね。 中途半端も甚だしい決意で、イタさで言ったらネリネを遥かに凌駕する楓ですが、何だかよくわからないうちに蟠りも解けて幸せになったみたいなのでおめでとうございます。 ▼時雨亜沙▼ 人となり(?)稟と楓の先輩。明るくてサバサバした性格。料理上手で「驚愕の時雨」の異名があるらしいけど普通に意味不明。数少ない普通の人間かと思わせて、実は人間と魔族のハーフだけど、そのことは絶対の秘密。 人間と魔族のハーフであることを隠しているのは、そのせいで子供の頃によく体調を悪くして、母親を責めてしまった過去があるから。なので「自分は100%人間」としようとしている……今にしてみると、この過去と決意って全然繋がってなくて、母親の存在そのものまで否定してるような気がするけど、なにか間に1つクッション忘れてる? そんなこんなで自分は人間ってことにしてるけど身体は正直なので(微妙に意味が違う)、亜沙先輩の身体には魔力が溜まっていく一方。魔力を消費しないと死んでしまうレベルまでいっても「自分は100%人間である」ことを貫こうとする亜沙先輩。これは子供の我侭と思い込み以外の何物でもなく。 最終的には稟が手首を切って亜沙先輩が魔力を使って治療しないとヤバい、って状況を作ることで強引に解決。絶対そこまでやる必要は無かったと思うけど、一応はハッピーエンド。 ▼プリムラ▼ 人となり(?)神界と魔界の共同プロジェクトで作られた人工生命体で、凄まじい魔力の持ち主。無感情・無表情・無感動の3点セットが揃ってるけど、稟に懐いて芙蓉家に住み着いているうちに感情を身に着けていく。 始めは自分の魔力を制御出来なかったけど、稟と生活するうちにその術も身に着けていく……と同時にそれは元いた研究施設へ帰ることも意味してました。んで稟が記憶を消されて、その様子を見て心を痛めた周囲の人間が神王と魔王に直訴をして、最後は稟とプリムラの愛に賭けた皆の勝利、と。 ……シナリオを説明しただけで、特に感想も何も浮かんでこないのはどういうワケか。 その後のメディア展開からしても人気のあるゲームのようですが、未だにその理由がわからない私です。シナリオも特に面白いワケでもなく、斬新なワケでもなく、キャラが魅力的なワケでもなく、クリア後に何かが残るワケでもなく。まぁ萌えたモン勝ちなのでしょう。一切萌えなかった私は負け組。 |
| 個人的満足度: ★★★★★|★★★★★ |
| 執筆: 2007/07/09 |