私立アキハバラ学園簡単なあらすじオタクである主人公・冬馬荘一郎は転校を機に一般人となろうとするも更にオタクである妹・琴未に邪魔をされて、究極に濃いオタクばかりが集まっている『私立アキハバラ学園』へ転入することになる。 共通パートはひたすら爆笑し続けて、個別ルートに入ったら弱めのシリアス展開……と言う桑島さん・ヤマグチノボルさん両名の特徴がモロに出ているゲームでした。お二人ともギャグは腹を抱えて笑えるレベルなのですが、いざ恋愛を主体としたシリアスな展開に入るとかなりパワーダウンしてしまうんですよね。それでも爆笑度が半端じゃないので、お二人のテキストは大好きなんですけど。 このゲームは”オタク”と言う設定を全面に打ち出してはおりますが、改めてゲーム全体を見渡してみるとあくまで”オタク”は味付け程度であり、シナリオの展開はいたって普通。この設定を完全に使い切っていたと感じたヒロインは妹の琴未ぐらいでしょうか。 そうなるとやはり語るべきは前半における怒涛のギャグ。荘一郎のクラスメートとなるネコミミ&ジェットの掛け合いは腹筋が鍛えられるレベルで笑えます。あれで笑えない人は頭がおかしいか真人間のどちらかでしょう(後者はネタが通じない可能性アリ)。ただ、このギャグが面白すぎる事が、逆に後半のシリアス展開の弱さを浮き立たせてしまっているのかもなぁ、と思わないでもありません。あとオタクには通じるネタが随所に散りばめられているのも面白いですね。つか学園長が綾●レイの等身大人形を抱えて出てくるとか、どれだけ自虐ギャグなんだよ綾波マン、って感じ。 シナリオとしては琴未とシンシアが良かったかな。感動の嵐、ってワケじゃないし、予定調和的な部分があるにしても、よくまとまっていたのではないかと思います。 そしてこのゲームにおいて特筆すべきは主題歌。OPの大野まりなさんの歌う「アキバで抱きしめて」は電波ソングとしてよく知られておりますが、注目すべきはそこではなくエンディングの橋本みゆきさんが歌う「LINK」です。なんでこんな曲が「アキガク」のEDなんだろう、と首を捻らずにはいられない名曲でございます。PCゲーム業界における名バラードとしてトップクラスに名を連ねても全く違和感ありません。聴いてるだけで涙が零れ落ちそうになりますよ、マジで。 後半の展開が弱いのでクリア後の爽快感や達成感はそれほどではないのですが、「全体としては楽しめたなぁ」と思えるぐらいには満足感を味わえるゲームでした。ややアクの強いギャグに耐性があるか無いかで評価が大きく分かれるゲームだと思いますね。 |
| 個人的満足度: ★★★★★|★★★★★ |
| 執筆: 2007/09/12 |