セパレートブルー

メーカー
発売日
2003/01/31
シナリオ
たけうちこうた
桑原文彦
横弥真彦
原画
八宝備仁
音楽
リバーサイド・ミュージック(feel・Cats)

 簡単なあらすじだらだらと生活してきた主人公・三菱十字。転校してきて数ヶ月、目的も無く何となく過ごしていた毎日は同級生・石橋つばめと出会ったことで劇的に変化しました。自転車部、仲間、協力、目標、そして恋愛。果たして十字は本当に『なりたい自分』になることが出来るのか……。

 と言う訳で「セパレートブルー」、略して「セパレブ」。このゲームが「めちゃくちゃ面白いか」「最後までプレイヤーの心を掴んで離さないか」と聞かれると肯定は難しいところですが、このゲームの本質は「面白さ」にあるのではなく『爽やかさ』にあるのでそこんとこヨロシク。

 部活仲間との練習、日常の会話、合宿、助け合い……その至る所に『爽やかさ』が溢れていました。それが一番顕著に表れていたのはやはりメインヒロインたるつばめのシナリオで、その主題は恋愛よりもむしろ仲間同士の絆といったところにあったのではないかと思います。このゲームをプレイしてもう一度高校時代に戻って部活をやりたくなりました。私は男子校だったので今度は共学で。

 まぁそんな訳でこのゲームを測る尺度として使うのは「面白さ」ではなく「爽やかさ」です。それでいくと各シナリオのお気に入り順序は以下の通りになりました。

 つばめ >> 音菜 > 美粋さん > 氷和子 > 千早 >>>> ナオ

 ナオは問題外として千早シナリオはそれなりに楽しめたのですがちょっと毛色が違うのでこの順位に。音菜シナリオもそれなりに爽やかだったのですが、やはりつばめシナリオが抜きん出ていましたね。そこには奇跡も無ければ奇妙な偶然も無く、過去からの因縁も無ければ決められた運命も無い、正に自分達の力だけで道を切り開いていく若者達の青春群像が。

 爽やかさを堪能したい場合は心行くまでつばめシナリオを堪能して下さい。そして湖で釣りをしている派手な自転車に乗った女には決して近づかないで下さい。面白くて笑えるゲームがやりたい、と言う人は回避してもよろしいかと。。


個人的満足度: ★★★★★|★★★★★
執筆: 2003/02/07