姉、ちゃんとしようよっ!

発売日
2003/06/27
シナリオ
タカヒロ
原画
白猫参謀(最神扇道)
音楽
T&N MUSIC FACTORY

 簡単なあらすじ義理の姉達に甘やかされ過ぎる事を懸念されて、子供の頃から沖縄に預けられていた主人公・柊空也が10年ぶりに鎌倉へと帰ってきた所から物語はスタート。空也を大歓迎する姉達の中で、空也が小さい時から憧れていた上から2番目の姉・要芽は性格が冷酷・冷徹に変わっていて、マスコミから『氷の弁護士』と呼ばれるようになっていた。更には要芽に薬を飲ませて動けなくされた上で、侮蔑されつつレイプされた空也は、他の姉でエロテクを身に付けて要芽に復讐することを誓う。

 上記のあらすじを読むと能天気な姉ゲーと言うよりもハーレム要素のある陵辱ゲーっぽく感じられますが、このゲームは明白すぎる程に前者。とにかく無条件に姉達から可愛がられるアホな主人公が凄まじい射精音を響かせつつ姉達とエロく仲良く生活する話です。6人の姉それぞれに個別ルートが存在しますが、シナリオと呼ぶのは気が引ける程度のオマケみたいなもの。唯一要芽シナリオだけがエンディングで「ふーん、よかったね」と思えるぐらいでしょうか。

 このゲームの本流(かもしれない)は空也の要芽への復讐。これは他の姉達とのエロ修行によって要芽に対抗するだけのモノを身に付けて、要芽を屈服させるぷちシミュレーションみたいなもので、あまり救いは無いわ読後感は悪いわで、コレまたシナリオとかの次元とはかけ離れた話です。ちなみにどのシナリオでもエロの数は多くても尺がやたらと短い上に、終わった後に印象として残っているのは射精音だけと言う体たらくなので、抜きゲーとしてもかなりイマイチ感たっぷりだったり。

 要するにこのゲームではノリと勢いだけでお馬鹿な主人公(掃除機でオナニーて)と、多種多様な姉達とのドタバタを楽しめれば勝ちです。とにかくキャラクターがよく動くので、大人数での同居モノとしても楽しめますしね。以下ヒロイン別雑感。

 ▼柊雛乃▼

 長女。見た目は完全に子供なのに威厳たっぷりに振舞おうとして、実際に周囲を治めてしまう不思議な人望がある器の大きさが素敵です。ただ、人外の者と会話出来るという設定は滅茶苦茶不要だったような(威厳と人望で人外の者とも……とかの方がしっくりくる気がします)。雛乃に関して一番印象に残っているのが、CVの木葉楓さんによる神技とでも呼ぶべきチュパ音なのは私だけではないはず。

 ▼柊要芽▼

 次女にして一応メインヒロイン。空也の憧れにして初恋の人だったのに、再会した当日のうちにレイプしてきたりと性格が壊滅的に変わってしまっていた人。『要芽への復讐』編ではそんな要芽を屈服させることが最大の目的ですが、通常の要芽ルートは”要芽の性格を一変させるに至った心の傷を空也が癒してみせる”と言う、全ルート中で唯一まともなシナリオになってます。

 普段から何様のつもりレベルで偉そうなので、どちらかと言うと苦手なキャラ。メインヒロインのはずなのに出番がやや少なめで、かつ他のヒロインが濃すぎるためか少々影が薄め。

 ▼柊瀬芦里▼

 三女。姉妹の中で1人だけ母親が違うハーフで、その辺にちょっとだけコンプレックスを抱えてる……けど、普段の言動はそんなことを全く感じさせない元気っぷりがウリです。並外れた身体能力と、お金儲けには目が無い自由奔放さもウリ。あとナイスバディーもウリ。そう言えば姉妹の中で要芽以外では唯一非処女だったような……まぁどうでもいいか。とにかく元気。こんな人が近くにいたら疲れるんだろうなぁ。

 ▼柊巴▼

 四女。見た目はヤンキーだけど、実は姉妹の中で一番優しくて純粋な心の持ち主で、家事全般を預かる家庭的な女性と言うギャップがナイス。そしてその正体は変身ヒーローとか何この設定。こんな姉さんがいたら幸せなんだろうなぁ、と思える唯一の姉

 ▼柊高嶺▼

 五女。姉妹の中では一番高い頭脳的ポテンシャルを秘めているにも関わらず、何故か弄られキャラにされる不憫なヤツ。っつーか世の中のツインテールな方々をバカにしてる勢いで、海から「ツインテール、ツインテール」と馬鹿にされてるのは何故? まぁ所謂ツンデレキャラで、空也を一番虐めている姉。愛情の裏返し、とか言われても素でムカつくレベルで口が悪いので、プレイしながら「コイツを殴れたら気持ちいいんだろうなぁ」とか思ってました。てへり。

 ▼柊海▼

 末娘。空也と同い年だけど微妙に早く生まれたので一応姉ということになってるダダ甘姉ちゃん。とにかく空也さえいれば、と言う空也第一主義で、その溺愛っぷりは少々ウザく感じる私です。空也を虐めるせいか、高嶺にはかなり厳しい態度を取るけど、その態度があまりにも癇に障るので逆にムカつくこともしばしばありました。でも「しぼむ〜」と言う口癖は結構好きかも。

 世に言う『姉ゲー』の先駆け的ゲームのようですが、個人的にはこの「1」よりも「2」の方が姉ゲーとしての印象は強いです(ゲームとしての出来はどっちもどっちですが)。上記にもある通りとにかくキャラがよく動くので、シナリオの良し悪しを気にしない(と言うよりシナリオに全く期待しない)のであれば、それなりに楽しめるのではないでしょうか。


個人的満足度: ★★★★★|★★★★★
執筆: 2007/07/25