魔女のお茶会簡単なあらすじ遙か昔、人間と共存していた魔女達は諍いによって魔法界へと姿を消した。しかし再び人間と交流を図るべく、魔女達が留学生として人間界へとやってくることになり、主人公・ロクスケの前に現れたのは3人の若き魔女。彼女達との触れ合いは一体何を生み出すのか。 と言う訳で「魔女のお茶会」。正直に申し上げますと、このゲームは典型的な『絵で損をしているゲーム』だと思います。いや、確かに好みは分かれるところではあるかもしれませんがとても可愛らしいですし、絵がダメと言う事は無いのです。ただしこのゲームが”エロゲー”とカテゴライズされる以上、絵柄がエロに向いているか不向きかを考えないワケにはいきません。そして客観的な視点をもってしても”不向き”と判断せざるを得ないその点において、このゲームに手を伸ばす事が出来なかった人が多かったのではないか、と推測されます。その結果として導かれるのはただ1つ、『勿体無い』です。 やってみると分かりますが、この絵柄はコミカルな雰囲気を持つこのゲームにピッタリであり、声優さんの演技や音楽も秀逸で、実力派ライターによるシナリオ・テキストはよく練られている上に笑える……と一分の隙もございません。毎朝繰り返されるヒロイン・ニーを中心としたお笑いトーク(「グリーングリーン」での小みどりと天神の漫才を髣髴とさせる)等もあって、日常の描写で飽きさせるような事は皆無と言っていいでしょう。OPに加えて5人のヒロイン(DC版で1人追加)それぞれにEDボーカル曲が用意されている豪華さとそのクオリティの高さも、この頃のフロントウィング仕様として注目すべき点です。 んでシナリオの方はと言いますと、感動の嵐とは申しませんがピリッと締めるところは締めたメリハリの効いたシナリオで、特にメインの2人であるニーとメグミに関してはその相互関係も含めてPCゲーマーたるもの最低でも1度はプレイする価値アリ。他のシナリオにしても完成度は高いですし、繰り返しになりますがこのゲームが『知る人ぞ知る』的な地位に甘んじているのは本当に勿体無いと思います。 あとこれはどうでもいいことですが、発売当時に各ボーカル曲のボーカルを担当した歌手さん達をレストラン風の店(おそらくは秋葉の万世ビル)に集めたインタビュー記事がWEBに掲載された事がありました。んでその面子にいらっしゃった『年齢が全く不詳で、何年経っても全く見た目が変わらない』と一部で有名なYURIAさんの姿を見て、「この集まりこそ”魔女のお茶会”だな」とボソッと漏らした人がいたとかいないとか。 |
| 個人的満足度: ★★★★★|★★★★★ |
| 執筆: 2007/07/30 |