痕Leafのビジュアルノベル第2弾。『鬼』の血を引く一族の4人姉妹とその従兄弟でありやはり『鬼』の血を引く主人公・耕一の数奇な物語です。 プレイ日記でもちょっと書いたのですが、話の大筋で4人のヒロインのシナリオは2種類に分けることが出来ます。長女・千鶴さんと次女梓の「鬼編」と、三女・楓と四女・初音の「前世編」。面白かったのは圧倒的に「鬼編」でした。楓のは微妙に「鬼編」と言えなくも無いのですが、完全に耕一が鬼化することが忘れ去られています。あの後一体どうなったんでしょうか? それにしてもライターの高橋氏のパワーには圧倒されっぱなしでした。狂気に溺れる『鬼』の心理や各場面における描写力……感服です。それが一番生かされているのが千鶴さんシナリオで、そうなるとやはり一番優れたシナリオも千鶴さんシナリオと言わざるを得ないでしょう。『鬼』となった耕一を殺さなくてはならない宿命。愛する人間が次々に死んでいってしまう悲しき運命。それら全てを背負って妹達のために生きる千鶴さん……彼女には本当に幸せになってもらいたいです。梓は放っておいても元気にやっていきそうだし。でも一番好きなキャラは梓なんですよね、私。 CGは人によっては好き嫌いがあると思います。今となってはぶっちゃけ古臭いですし、水無月氏による特徴あるキャラ絵は受け付けない方がいらっしゃるかもしれませんが、私は作品の雰囲気にぴったりだったので全く気にすることなくゲームに没頭できました。そしてボイスなど必要としないテキスト、秀逸な音楽。やはり傑作と言うものは時代を選ばないものなんだなぁ、としみじみと感じることができました。 それでは最後に一言。千鶴さん、あんた怖いよ。 |
| 個人的満足度: ★★★★★|★★★★★ |
| 執筆: 2002/10/06 |