加奈〜いもうと〜

メーカー
発売日
1999/06/25
シナリオ
山田一
原画
米倉けんご
音楽
高橋秀紀
ミリオンバンブー

 簡単なあらすじ守るべき存在。大切な妹。愛する加奈の命が残りわずかと知らされた時、兄である隆道は一体どうすればいいのか……。

 と言う訳で「加奈〜いもうと〜」です。詳しい説明、と言うより魂の叫びプレイ日記を見て頂くとして、ここでは軽く語らせて頂きます。

 まず言えるのは『難しかった』と言うことです。クリアするまで苦労しまくった訳ではないのですが、普通のギャルゲーと違って『誰を選ぶか』ではないのです。いわゆる「クリア対象」となる女性は2人だけ。妹の加奈と彼女になる夕美です。でもどんなに夕美寄りにストーリーを進めても最終的には主人公である隆道は加奈を選ぶことになるため、通常のギャルゲーと同じようにプレイしようとしてもその毛色の違いに戸惑いを覚えます。プレイ当時は慣れてなかった、ってだけかもしれませんけど。

 ストーリーはかなり秀逸でした。ドラマかなんかにできるんじゃないでしょうか。フジテレビとかじゃなくてNHKとかで作ってくれませんかね。18禁シーンはなんとかごまかしてもらって。フジとかでやるとなると安っぽい恋愛ドラマにされそうなのでアウト。そう、この「加奈〜いもうと〜」は『命のドラマ』なのです。星の数ほどあるPCゲームの中でも、これほど『命』というものを正面から、そして大きくとらえた作品はないんじゃないかと。正直言って『やられちゃいました』。

 加奈の腎不全。須磨子さんのガン。香奈の肝不全。そして移植。

 はっきり言って辛いストーリーです。6つのエンディングの内5つは加奈死んじゃいますし。それでも何かが残る。そんな作品。


個人的満足度: ★★★★★|★★★★★
執筆: 2002/04/05