キン肉マン
ゆでたまご 集英社

 

およそ俺と同じ世代の人間で知らぬ者はいないと思われるオバケマンガ。「超人」と言う謎の生命体を作り出すことによりありとあらゆる無茶を正当化するという荒業をやってのけました。当時TVアニメ化・映画化とノリにノっていた「キン肉マン」ですがそれだけに突っ込みどころも盛りだくさん。はっきり言ってキリがありませんが思いつくままに羅列してみます。

なんかキリがないのでこの辺にしておきます。

 

これだけの矛盾をかかえながらも「キン肉マン」は絶大な人気を誇りました。超人達のゴム人形、通称「キン消し」は子供達のハートをガッチリキャッチして、かく言う俺もその1人です。キン消しで必殺技のシーンを再現しようとして首や腕がもげたのは1度や2度ではありません。むしろそれがキン消し達の宿命とも言うべきものでありました。物理的に不可能な技も数多く登場しました。空を飛べる「はず」の超人には意味のない技がほとんどであった気がしないでもありませんがそれは忘れましょう。そんな中でも(迷惑なことに)「人間」でもできる技もありました。代表的なのが「パロスペシャル」です。御存知ウォーズマンの必殺技で(ってゆーかコレ以外技が無かった気がする。ベアークローは単なる凶器攻撃だし)バッファローマン以外はずせる者がいないと言う恐ろしい技。しかしこの技の最も恐ろしいところは子供でもできるところです。よく学校でかけつかけられつつ遊んだものでした。しかもこの技、強烈に「キく」のだからタチが悪い。息はできないはメチャクチャ痛いは肩は外れそうになるは。実際に肩を外して(外されて?)しまう小学生もいたとか。ご愁傷様です。「超人強度」と言うよくわからないバロメータもありましたが少年マンガの常として最後にはインフレが起こっていました。作者自身「火事場のクソ力」があそこまでひっぱる設定となるとは思っていなかったのではないでしょうか。

 

現在「プレイボーイ」誌上において「キン肉マン2世」が連載中。昔と同様、読者の考えた超人を募集していたが応募者の年齢を見ると俺と同じ世代の20代がほとんど。「プレイボーイ」誌上で連載している時点で読者層が小中学生ではないのは明らかですが、俺ら世代を狙っているのがあざと過ぎる気がしないでもありません。やってることは当時とあまり変わりません。掲載雑誌の関係か、もしくはターゲット年齢層の関係か、主人公の「キン肉万太郎」がスケベになっているのが唯一の違いかも。しかし特筆すべきは「マリさん」の登場です。元祖「キン肉マン」のアニメではレギュラーを張っていたにも関わらず、マンガでは初期にしか登場しなかった彼女が「2世」で堂々の準レギュラーを張っているのです。コレには驚きました。まさかマリさんがビビンバ登場により自らキン肉マンからどころかマンガそのものから身を引いていたとは…。こうなったらマリさんと同様の扱いを受けていたナチグロンも登場させるしかないですよ。

 

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