「みずいろ」の愉快な仲間たち
第十二話 恐怖の夜 後編
相変わらず薄暗い、部屋へと続く通路。
俺たちはその後、何事もなく部屋の前まで戻ってくる事が出来た。健二 「ふぅ、どうやら無事、戻ってくることができたな、みんないるか」
俺は、確認のため、みんなに声をかけた。
雪希 「うん、私はここにいるよ」
日和 「私もちゃんといるよ〜」
清香 「あたしもいるわよ」
みんな、安心したように明るく答える。
無事に戻ってこれてみんなうれしいんだろう。
ところで、進藤は・・・。
そう思って進藤を探すと・・・。進藤 「・・・」
無言で、何かを見つめている。
もしかして、また何かあるのか?健二 「どうした進藤、何見てんだ」
進藤 「せ、せせせ先輩、ま、またあそこに何かいますー!」
そう叫ぶ進藤の指差す先には・・・又しても白い布を被った、人影のようなものが見える。
ふっ、そう何度も同じ手は喰わないぜ。健二 「進藤、安心しろ、あれはきっと、麻美先輩だ」
進藤 「えっ!そうなんですか、先輩」
俺の言葉に驚く進藤。
うん、うん、当然だろう。健二 「ああ、きっと麻美先輩も、目が覚めた時、周りに誰もいない事に気付いて、俺たちを探してたんだろ」
健二 「わはは、いくらなんでも3度は騙されないぜ、ビバッ!俺様」 >強気レベルMAX
進藤 「そ、そうですよね、せんぱ〜い、あははは」
俺の言葉に安心する進藤。
今の俺は冴えてるぜ。
そう思った、その時!雪希 「お、お兄ちゃん!」
何故か慌てている雪希。
健二 「どうした雪希、俺の解説は完璧だろ」
日和 「け、けけけけんちゃん、あれ」
日和も何故か慌てている。
健二 「日和もいったいどうしたんだ?」
清香 「健二、麻美先輩は、しっかりあそこにいるわね」
健二 「なにぃー!」
確認する俺。
そこには・・・。麻美 (すやすやすや・・・ふふふ・・・げっちゅ)
かわいらしい寝顔で眠っている麻美先輩がいた・・・。
健二 「マジ?」
清香 「マジね」
そして・・・みんなでもう一度幽霊?を見てみると・・・。
キラーン >出刃の輝き
なぜか出刃を持っていた。
健二 「うわぁー!幽霊が出刃持ってるぞー!」 >弱気レベルMAX
雪希 「わわわ、お、お兄ちゃん」
日和 「ほ、ほほほ本物だよ〜〜〜」
清香 「もしかして、ほんとにマジもの」
マジでパニック状態になる俺達。
一同 「うわぁーーーっ!」
一目散に逃げる俺達。
幽霊? 「ケケケケ」
不気味な笑い声を発しながら、追いかけてくる幽霊?
健二 「雪希、日和、俺の手を離すなよ」
雪希 「うっうん」
日和 「わっ分かったよ〜」
俺は雪希と日和を気遣いながら、必死で逃げた。
進藤 「わー、先輩私も気遣ってくださいよー」
そういう進藤だが、俺たちの遥か前を走るお前に、俺が手を貸す必要があるのか。
そんな時、いきなり清香が立ち止まった!清香 「ふ、ふん、このあたしを何度もビビらそうなんて、10年早いわ」
そう言って、幽霊?に立ち向かおうとする清香、すごいぜ!
健二 「よ、よし、清香、よく言った、月は出ているぞ!いまだぁー撃てぇー!!」
清香 「・・・あんた、あたしを何だと思ってるのよ」
健二 「そんなことはどうでもいい、ほら来たぞ!」
清香 「・・・あんた、あとで覚えておきなさいよ」
そして、幽霊?と対峙する清香、カッコいいぜ!
清香 「ふん、このあたしが出刃の一本で、ビビるとでもおもってんの」
どこまでも強気な清香、しびれるぜ!
雪希 「き、清香さん、気をつけて」
清香を心配する雪希!
日和 「清香ちゃん、がんばれ〜」
清香を応援する日和!
進藤 「清香先輩、殺っちゃってください」
清香を煽る進藤!
健二 「とどめは俺に任せろ清香、骨は拾ってやるぞ〜」
そして、清香をからかう俺!
清香 「ちゃかすな、バカ健二!今はそれ所じゃないのよ!さあー、いくわよ、この出刃幽霊!」
何だかんだいって、殺るき満々の清香!惚れ直したぜ!
そして、清香が幽霊?に掴みかかろうとした、その時!幽霊 「ケケケケ」
キラーン、キラーン >出刃二刀流
しかも・・・。幽霊’ 「クククク」
キラーン、キラーン >出刃二刀流
健二 「うおぉーーー!もう一匹出たぞぉーーー!しかも二匹とも出刃二刀流だぁーーー!」
雪希 「な、何が、ど、どうなってるの」
日和 「何で増えるのよ〜、おろおろ、あたふた」
進藤 「わ、私、も、もうダメです」
さらにパニック状態の俺たち。
清香 「・・・マジ!?」
さすがの清香もこれにはビビる。
ジリジリと迫り来る幽霊?2匹。
ジリジリと後退する俺たち。
そして・・・。健二 「やっぱり、逃げろぉー−−!」
一同 「うわぁーーー!」
こうして宿中を逃げ回る俺たち!
幽霊 「ケケケケ」
幽霊’ 「クククク」
幽霊’’「カカカカ」
何故か、数をもう一匹増やし、執拗に追いかけてくる幽霊?の群れ!
進藤 「一体どうなってるんですかぁーーー!もう嫌ですーーー!」
進藤の絶叫が響き渡る中、俺たちは一晩中幽霊?との追いかけっこを続けた・・・。
この間、麻美先輩一人だけは、安らかな寝顔を見せていた・・・。麻美 (すやすやすや・・・もう健二さんたら・・・めっ!)
つづく