「みずいろ」の愉快な仲間たち
第二話 犯人は誰だ?
学校の教室 PM 00:45
健二 「一体俺の弁当を食った奴は誰なんだー!」 >悲痛な叫び
まだ犯人の目星が付いていない俺たち。
清香 「あんたは少し静かにしてなさい!・・・所で、今思いついたんだけど、あんたの弁当は、この教室で盗まれたんじゃないわね」
日和 「どうしてなの?、清香ちゃ〜ん」
健二 「清香、それ本当か?」
俺も日和も清香の次の言葉を待った。
清香 「ええ、本当よ、健二、あんた何時も机の中に弁当入れてるでしょ」
健二 「確かに、俺は何時もそうしてるが・・・」
清香 「そして、あんたはそこで、今日ずっと寝てた」
ここで俺は、清香が何を言いたいのか分かった。
健二 「そうか・・・そうだよな、机の中に弁当入れて、その机で俺はずっと寝てたんだから、誰かが俺の弁当盗もうとしたら、直ぐ気付くはずだよな、その前に引っ張り出せないしな」
清香 「そうよ」
日和 「う〜ん、そうすると〜犯人は〜けんちゃんが教室に入る前に〜お弁当の中身取っちゃた、と言うことだね〜」
めずらしく日和が、もっともな意見を言った。
健二 「お、日和ナイス、多分その通りだろうな」
清香 「間違いないわね」
日和 「えへへ〜褒められちゃたよ〜るんらら」
自分が褒められて素直に喜ぶ日和。
健二 「そうすると犯人は、俺が教室に来る前に会った人物ということだな」
清香 「その通りね、あとはあんたの記憶しだいよ」
二人の推理を踏まえて、俺は犯人がだれか暫く考えていた。
そこへ・・・。
ガラガラガラ
?? 「せんぱ〜い、お昼一緒に食べにきましたよ〜」
教室の扉が開き、聞きなれた声が聞こえてきた。この時俺はピンときた。
健二 「犯人はお前だ!!」
ビシッ! 俺は、進藤を指差してそう叫んだ。
進藤 「え、何、何なんですか、先輩、いきなり私が犯人って・・・」
突然のことに焦る進藤。
健二 「俺の弁当の中身、取ったのはお前だな進藤、素直に吐いた方が身のためだぞ」
そう言って、進藤に詰め寄る俺。
進藤 「な、何で私が先輩のお弁当取らなくちゃならないんですか? 私はちゃ〜んと、自分のお弁当持ってますし、大体今日先輩に会うのは、今が初めてじゃないですか」
そう言って、自分の無実を力説する進藤。
健二 「いーや、進藤のことだから、俺が玄関で靴を履き替えるため、鞄から手を離したわずかの隙に、弁当の中身を素早く奪取したんだろう、お前は神出鬼没だからな、うんうんその通りだ、そうに違いない。」
一人納得する俺。
進藤 「先輩、それ本気で言ってるんですか?」
健二 「違うとでも言うのか?」
進藤 「当たり前です。大体先輩はどうせ、遅刻ぎりぎりで来たんでしょけど、私は今日、当番で早めに学校に来たんですから、私には無理です」
清香 「確かに、完璧なアリバイね」
日和 「うん そうだね」
健二 「それなら確かに無理だな」
進藤が犯人じゃないことに納得するみんな。
進藤 「そうですよ先輩、それにそんなにお弁当が大事なら、これからは毎日私が作って持ってきますね、そうしたら〜もうお弁当がなくなることもないし〜私は毎日先輩と」
ビシッ!
進藤 「はうっ! かく ぷるぷるぷる」
無言で震える進藤。
日和 「わわわ 進藤さんが〜」
慌てる日和。
健二 「ふ、決まったな、やはり進藤には延髄チョップが一番だぜ・・・それにしても、一体犯人はだれなんだ・・・」
そして俺はまた推理を始めた。その時・・・。
ガラガラガラ
?? 「ごめんねお兄ちゃん、遅れちゃて」
教室の扉が開き、雪希がそう言って俺の教室に入ってきた。
日和 「あ、雪希ちゃん、こんにちは〜」
清香 「今日は、遅かったわね」
雪希の姿をみて挨拶する二人。
雪希 「こんにちは、日和ちゃん、清香さんも、ちょと当番で・・・あれ?、進藤さんどうかしたの?」
無言で震えている進藤に気付く雪希。その時。
進藤 「あれ? 私一体・・・あ、雪希ちゃん、もう用事は終わったの?」
進藤復活。
雪希 「う、うん、もう終わったよ」
急に元に戻った進藤にびっくりする雪希。
だんだん打たれ強くなってきた進藤であった。
健二 「そんなことよりも雪希、聞いてくれ、実は・・・」
これまでの経緯を俺は雪希に話した。
雪希 「え、ええ! お兄ちゃん、本当なの?」
口に手を当てたしぐさで驚く雪希。
健二 「ああ、本当だ、なあ雪希・・・確かに俺、お前から弁当作って貰ったよな」
雪希 「うん、今朝もちゃんと二人分お弁当作ったよ、ちゃんと玄関を出る前にお兄ちゃんに渡したはずだし・・・」
健二 「てことは、昨日の弁当箱の置き忘れ・・・ということはない訳だ、だとすると・・・やっぱり学校で盗まれたのか・・・」
一体、犯人は誰なのか?
つづく