Cherry−Blossom Front
第一話 みんなで楽しく?お弁当
桜の花びらが舞い散る中、花見?は始まった。
まずはそれぞれが持ち寄った物を並べてみる事にした。
雪希 「わたしはね お弁当作ってきたの」
雪希が今日のために、早起きして作ったものだ。
進藤 「わっ雪希ちゃんおいしそ〜」
麻美 「・・・・おいしそうです」
進藤 「ちょと味見させてくださいね〜」
ぱくっ!
進藤 「さすが雪希ちゃん おっいし〜い」
当然だ進藤、マイシスターの作ったものだぞ。
健二 「どれどれ 俺も食べるか」
そう言っておかずのひとつを取り、食べる俺。
健二 「うん うまい」
うん、やっぱり雪希の作る料理は最高だ。
雪希 「ありがとう お兄ちゃん 進藤さん」
清香 「あたしも作ってきたわよ」
日和 「えへへ〜わたしも〜」
そう言って弁当を俺に見せる二人。
健二 「どれど・・・・」
俺は固まった。
少しは進歩したものかと多少は期待してやったのに・・・・。
どう見てもヤバイだろ、これは。
進藤 「あれ? 先輩どうしたんですか?」
そう言って俺が見ていた清香と日和の弁当を覗く進藤。
進藤 「・・・・清香先輩 日和先輩も これ食べ物ですか?」
すごいツッコミだぜ進藤。
清香 「見れば分かるじゃない 味見もしたわ 結構いけるわよ」
日和 「わたしのは〜見た目が悪いだけだよ〜」
清香の味覚なんて当てにはならない。
それに日和・・・・お前は絶対味見して無いだろ。
進藤 「・・・・そうですか〜? じゃあ食べてみますね」
ぱくっ!
進藤 「・・・・」
そのまま固まる進藤。
ふっ、バカなやつだぜ。止めない俺もナイスだぜ。
雪希 「あれ? 進藤さんどうしたの?」
状況を理解していない雪希。
雪希 「じゃあ わたしも食べてみるね」
ヤバイ!
健二 「雪希!やめろ!やめるんだぁ〜!」
ぱくっ!
時すでに遅し。
雪希 「・・・・」
そのまま固まる雪希。
ああ、新たな犠牲者が・・・・。
健二 「先輩は絶対食べちゃダメですよ」
麻美 「???」
清香の料理に箸を伸ばそうとしていた麻美先輩を慌てて止めた。
これ以上犠牲者を出してたまるか!
清香 「あんたも食べてみなさいよ おいしいわよ 日和これおいしいわね」
平気な顔して食べている清香。
お前はサイボーグか。
日和 「ありがとう〜清香ちゃん わあ〜雪希ちゃんの料理 おいしいね〜」
日和、お前はなぜ自分の料理を食べない。
進藤 「はっ!わ、わたしいったいどうしてたんですか?」
進藤復活。
進藤 「それよりも清香先輩! ひどいじゃないですか? なんて物食べさせるんですか! どう考えたってこれ人間の食べる物じゃないですよ! もう少しであっちの世界に行くところだったじゃないですか!」
すごいぞ進藤、清香にケンカを売るなんて。
清香 「なんですって! どこが食べ物じゃないのよ! こんなにおいしいじゃない! あんたの味覚がおかしいのよ!」
清香それは絶対違うぞ。
進藤 「なに言ってるんですか! 絶対清香先輩の味覚の方がおかしいんです!」
おっ進藤、よくぞ言ってくれた。うんうんその通りだ。
進藤 「それじゃあ 健二先輩に食べてもらって判定してもらいましょうか!」
健二 「えっ! 何言ってんだ」
ずっと観戦していた俺に白羽の矢が飛んできた。
清香 「そうね それはいい考えだわ」
ヤバイ! ヤバイぞ俺。
こ、こんな時はマイシスターに助けを・・・・。
雪希 「ぷるぷるぷる」
健二 「・・・・」
進藤 「せ〜ん〜ぱ〜い〜」
迫り来る進藤!
清香 「け〜ん〜じ〜」
迫り来る清香!
その手に持っている物はなんだ。
日和 「わあ〜こっちのおかずもおいし〜るんらら〜よかったね」
相変わらず雪希の料理だけを食べている日和。
麻美 「ずずずー」
何故かお茶を啜りながら観戦している麻美先輩。
くそっ! 俺に援軍は無いのか?
こうなったら・・・・。
健二 「俺様 ダァーシュ!」
清香 「こら!待ちなさい!」
進藤 「先輩逃げないでくださいよ!」
そりゃ逃げるだろ、俺はまだ死にたくないぞ。
全力で逃げる俺。
そのあとを執拗に追いかけてくる悪魔の二人。
健二 「雪希! 早くこっちの世界に戻ってこいつらを止めてくれ〜!」
俺の叫びが空しく公園に響くのであった・・・・。