Happy Merry-go-round!!

第六話 4人で仲良く


清香 「あはは 楽しかったわね」

ハンバーガーをうまそうに食べながら清香が言った。

健二&雪希&日和 「・・・・」

俺たちは何とか恐怖の大王(係員)を振り切り、今はベンチで昼食をとっている。

清香 「どうしたのよあんたたち 元気ないわね」

そう言いながら最後の一口を口の中に放り込んでいる。

何でこいつは元気いっぱいなんだ?

やっぱりあのリボンに何か秘密があるのか?

健二 「あのな 俺たちはおまえのせいでだな・・・・」

俺も食べ終わり、今はシェイクをすすっている。

清香 「まあいいじゃない あんただって少しはいい思いしたんじゃないの?」

そう言って、意味ありげな視線を向けてくる清香。

ちっ しっかり見てやがったな、・・・・そうまだ腕にはあの時の雪希のムネの感触が・・・・。

健二 「まあな」

しまった!清香のわなに引っかかってしまった。

清香 「だったらそれで今回はちゃらね」

くそっ何も言い返せない俺が情けないぜ・・・・。

隣には?マークの雪希と日和がいた。

園内はまだ賑やかで、午後の日差しもまだ暖かかった。

           ・

           ・

           ・

           ・

雪希と日和が昼食を食べ終えたころ俺は言った。

健二 「じゃあ次はどうする? 雪希 日和」

雪希 「うん じゃあ次は・・・」

日和 「わたしはね〜あれがいいな〜」

清香 「あたしは・・・・」

健二 「清香には聞いてない」

清香 「なによあんた まだ根に持ってんの」

わいわい騒ぎながら俺たちは次に何に乗るか話し合った。

いろいろ言い合っているが、清香も俺も結局は楽しいのだ。

そうして話し合った結果、雪希と日和の希望でコーヒーカップ、俺と清香の希望でジェット・コースターの二つに乗ることになった。

 

---- コーヒーカップ ----

清香 「あはは 楽しいわね日和〜」

日和 「わわわ 清香ちゃ〜ん 回し過ぎだよ〜 にゃあ〜」

信じられないスピードで回る清香と日和のコーヒーカップ。

恐るべし清香。日和、骨は拾ってやるぞ。

健二 「あいつら 何やってんだか」

雪希 「あはは 日和お姉ちゃんたち楽しそうだね」

健二 「そうか?」

雪希 「うん それじゃあ わたしたちも・・・・」

そう言って、コーヒーカップのスピードを上げる雪希。

健二 「わっわっ 雪希やめてくれ〜」

雪希 「あははは」

 

---- ジェット・コースター ----

ガタン! ガタン! コースターが最初の坂を登っていく。

清香 「わくわくするわね」 一番前右の席

健二 「そうだな清香 雪希と日和は大丈夫か?」 清香のすぐ後ろの席

雪希 「うっうん でもすっごくドキドキしてるよ」 俺の横の席

日和 「わたしも〜」 清香の横の席

そんなことを言っている間に、コースターは下りに差しかかった。

健二 「日和! 絶対に手を離すなよ! 雪希も落ち着けよ!」

日和&雪希 「うっうん」

清香 「さあ いよいよね」

そうしてコースターは、一気に坂を駆け降りていった。

この席順が俺に何をもたらしたかというと・・・・。

ゴ〜〜〜〜〜〜〜〜〜

日和 「にゃあ〜〜〜〜」

雪希 「わあ〜〜〜〜」

清香 「たっのし〜〜〜〜」

ビシ ビシ ビシ!

健二 「いてっ いてっ いてっ! 清香いたいって!」

そう、清香の巨大なリボンが風になびいて俺の顔面をたたきまくっているのだ。

ゴ〜〜〜〜〜〜〜〜〜

日和 「にゃにゃあ〜〜〜〜」

雪希 「わっわあ〜〜〜〜」

清香 「あははは〜〜〜〜」

バシ バシ バシ!

健二 「イタイ イタイ イタイ!清香やめろって!」

ゴ〜〜〜〜〜〜〜〜〜

日和 「にゃにゃにゃあ〜〜〜〜」

雪希 「わっわっわあ〜〜〜〜」

清香 「気持ちいい〜〜〜〜」

バチ バチ バチ!

健二 「痛い 痛い 痛い!清香かんべんしてくれ!」

ゴ〜〜〜〜〜〜〜〜〜

           ・

           ・

           ・

           ・

清香、やっぱりお前のリボンは凶器だ。

そう確信した俺だった。

           ・

           ・

           ・

           ・

その後も俺たちはいろんな乗り物に乗った。

清香も日和も雪希も、そして俺も、思いっきり遊園地を楽しんだ。

そうして日が傾き始め、園内の賑わいも落ち着いてきた頃

清香 「今日は楽しかったわね」

日和 「うん とっても楽しかったよ〜るんらら〜」

清香 「じゃあ私たちは先に帰るわね」

日和 「うん 雪希ちゃん けんちゃん さよなら〜」

健二 「うん それじゃあな 清香 日和」

雪希 「さよなら 日和お姉ちゃん 清香さん」

そう言って清香と日和は先に帰っていった。

夕暮れ間際の遊園地には、親子ずれは少なく、周りはカップルばかり。

きっと俺たちに気を使ったんだろう。

雪希 「お兄ちゃん どうしたの?」

そう考えていた俺に、雪希がそっと声をかける。

健二 「いや 何でもない」

雪希 「じゃあ最後にわたし あれに乗りたいな」

きっと雪希にとってそれは、今日一番楽しみにしていたものだろう。

健二 「それじゃあ行くか 雪希」

雪希 「うん お兄ちゃん」

たくさんのカップルたちの中、俺と雪希は歩き出した。

夕暮れ間際の遊園地はとてもきれいだった。


第五話へ   トップへ   第七話へ