Happy Merry-go-round!!

第三話 清香と日和


相変わらずの賑わいを見せる遊園地。

恐怖?のメリーゴーランドを終え、俺と雪希はベンチに座り休んでいた。

健二 「それじゃあ雪希 次は何に乗る?」

俺は、缶コーヒーを飲みながらそう雪希に聞いた。

雪希 「じゃあ次はお兄ちゃんが乗りたい物でいいよ」

オレンジジュースを飲みながら、雪希はそう答えた。

替わりばんこ、ということだろう。

やっぱり雪希はやさしい。

健二 「じゃあ今度は俺が選ぶな。 それじゃあ・・・・」

?? 「あれ〜雪希ちゃ〜ん けんちゃ〜ん」

遠くから俺たちを呼ぶ声が聞こえる。

この声は、そう間違えるはずがない、日和だ。

雪希 「あっ! 日和お姉ちゃん」

笑顔で答える雪希。

日和 「うん 雪希ちゃんこんにちは〜けんちゃんもこんにちは〜今日は〜偶然だね〜」

笑顔で答える日和。

健二 「よっ! 日和お前も来ていたのか」

俺も笑顔で答える。

それが俺たちの関係。

日和 「うん そうだよ〜わたしも来てたの〜」

健二 「一人で来たのか?」

日和 「ううん 違うよ〜清香ちゃんと一緒に来たの〜」

健二 「なにっ! 清香が来ているのか」

日和 「うん」

?? 「あれ? 健二 雪希ちゃんあんた達も来てたの」

後ろから新たな声が聞こえる。

間違いない清香だ。

清香 「こんな広い場所であうなんて すごい偶然ね」

お前のそのアンテナで補足したんじゃないのか?

日和 「うん そうだね〜」

清香 「これも何かの縁かしら」

健二 「俺は会いたくなかったぞ〜」

清香 「何ですってバカ健二!」

健二 「おっ! やる気か」

雪希 「もう お兄ちゃんも清香さんも せっかく会えたんだから 今日はケンカはなしだよ」

そう言って俺たちをなだめる雪希。

そうだな、今日は雪希のために来てるんだし。

健二 「そうだな雪希 ごめん」

素直に頭を下げる俺。

清香 「雪希ちゃんにめんじて今日は許してあげるわ」

清香も雪希には弱い。

日和 「うん せっかく遊園地に来てるんだし〜今日はみんなで楽しもうよ〜」

清香 「そうね」

雪希 「うん せっかく会えたんだし みんなで楽しもう」

俺はそっと雪希に近づき小声で言った。

健二 (雪希いいのか? せっかくのデートなのに)

雪希 (うん わたしはいいよ みんなと一緒の方が楽しいし それに・・・・)

健二 (それに?)

雪希 (・・・・お兄ちゃんとのデートはいつだって出来るんだから)

そう言った雪希は、真っ赤になってうつむいてしまう。

まったく自分で言っておきながら。

そう思った俺も顔が赤かったかもしれない。

清香 「ちょっとあんたたちなにやってるのよ 早く行くわよ」

日和 「雪希ちゃ〜ん けんちゃ〜ん こっちこっち〜」

二人の俺たちを呼ぶ声が聞こえる。

健二 「行こうか雪希」

雪希 「うん お兄ちゃん」

俺と雪希は、清香と日和の後を追うため、たくさんの人で賑わいを見せる園内に向かって歩き出した。


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