ままらぶ(18禁)
HERMIT

 

全てが終わった今、私に言えることは「涼子さんを最後にすればよかった」と言う事と小雪、愛してる」の2つ。特に涼子さんを最初にクリアしてしまったのは本当に失敗でした。明らかにメインシナリオにして最も感動するシナリオだっただけに悔やまれます。この作品、絵だけ見ると単なるヌキゲーですがそこに騙されてはいけません。

結論から先に申し上げますとかなりお勧めゲームでして、見事義務ゲーの殿堂入りですパチパチパチ。全編涼子さんシナリオ級の破壊力を有していれば義務ゲーにもなりえたのですが、残念ながらそこまでは至らず。でも藤枝母娘シナリオだけでも充分プレイする価値のあるゲームだと思います(かおりシナリオとかも好きですけどね)。魅力的なキャラクター達による軽快なトークはまったくプレイヤーを飽きさせませんし笑いも充分。ホームコメディ的TVドラマ風の演出(ドリフ大爆笑のような笑い声、TV画面風のウィンドウ、章単位で入るOPとキャスティングロール等)もなかなかユニークで面白いです。

特に印象に残っているBGMは無いのですが、作風に合った明るいものが多くて問題は無し。理多さんが歌うOPもゲームの雰囲気にぴったりだったと思います。絵に関してはCGよりも、むしろコロコロ変わるメッセージウィンドウの横にある表情サムネイルが面白かったですね。声優さんはキャスティングも演技も文句無し。まきいづみさんによる母性表現と韮井叶さんによる絶叫は必聴ですし、初めて聴いた茶谷やすらさんもいい感じ。

シナリオについてですが、終始コメディタッチなクリス編は置いといて、瑠璃編とかおり編は適度にシリアスでかつ『一つ屋根の下愛情たっぷりAVD』の名に恥じないシナリオだったと思います。肝心要な涼子さんと小雪のシナリオは『愛情たっぷり』どころか愛情溢れまくりでプレイヤーは2人を愛さずにはいられません。私も現在2人をディスプレイから連れ出すことを真剣に検討中です。と言ってもこの2人のシナリオは非常に対照的でして、個別シナリオに突入した後の印象はまるで違います。しかし共通点はどちらも愛する母と娘への想い、そして浩二への想いが迸らんばかりに感じられること。特に涼子さんの母親としての愛情と女のとしての激情、小雪が抱え続けてきた思慕と一途な想いはもうもうもう……とにかくお勧めです。

 

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