| 「それ散る」考察 集大成 |
頂いた「それ散る」に関する考察の数々。さまざまな意見があり、大変参考になりました。改めて御礼申し上げます(ぺこり)。そしてこれをどうするかは……考えてなかったりします(汗)。
※一部の誤字・脱字は修正させて頂いております
| No.1 ラーミアさん 2003/1/30 |
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朝陽、桜香、(昔の)舞人は「桜の精」である。そして、彼らは、「人」と心を通わせ「人」という存在に強い「希望・好意・憧れ」を持ったとき、「人」に生まれ変わることができる。(但しそれまでの記憶はおぼろげになる)。また「桜の精」は「人」に生まれ変わるための母胎はその「桜の精」が決めることができる。 だが、「人」として生まれ変わっても所詮は元が「人」とは相異なるものであるため、「人」とは「愛し合うこと」ができない。 なぜなら「人」同士ならば、ある程度までいけば、その愛は「落ち着く」が、「桜の精」である舞人は人に対する「希望・憧れ」が強いため、「愛」の膨張を止めることを意図的に無視してしまう。そのため、その「愛」はいつの日かまるで風船が割れるように「破裂」してしまう。 理由は昔の舞人と希望は、幼かったためにその「愛」を納める器が小さかったから。そして今回は、十分成長した舞人はその器は元「桜の精」なので「人」への「希望・憧れ」が強いため、「人」よりもはるかに容量が大きいため、「破裂」しなかったが、ヒロインは「人」なので、その器は舞人のそれよりは小さかったので、その結果ヒロインの「愛の器」は「破裂」した。そして朝陽が、人間卑小評価したのはこの「愛」をおさめる器が小さいため。そのため、「人」はすぐに「愛」を忘れるから。 そして、その衝撃に耐えきれなかった者はその衝撃により、記憶を失ってしまう。このような苦しみを味わってほしくないために昔の「桜の精」は、「人」と愛し合うことを止めさせるため、「桜の精」は恋をすると過去の「桜の精」だった頃の記憶と失った昔の「人」を「愛した」ことの記憶を取り戻すようにした。辛い別れをする前に別れさせるために………。 桜香はヒロインの失った記憶を再生させた。だがしかし、このままではもう一度記憶を失ってしまう危険性があるのが、さらに桜香は、ヒロインと舞人を「愛」を今度はどんなに膨れあがっても限界がないくらいの「愛」をおさめられる器にした。これにより舞人達は「ハッピーエンド」を迎えることができるようになった。 だがしかし、そこまで「桜の精」の力は大きくない。そのため、たった一度、たった一瞬だけ。そしてヒロインが桜香の力によりその記憶を取り戻した時、そのときまで舞人がその人を愛し続けていること(その「愛」の膨張に耐え)、そしてヒロインが本当に舞人のことを愛していること。この2つを条件とすることにより可能としたのではないかと思いました。 |
| No.2 蓮さん 2003/1/30 |
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桜香と舞人はもともと二人で一人(一つ?)だったんじゃないかなと思います。舞人は桜の木?桜の精?そんな感じなのでは、と自分は思います。 |
| No.3 チョビさん 2003/1/30 |
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私と雀鬼龍さんとで考えが大きく違うのは、舞人の母親についてです。私は舞人の母親は普通の人間だと思っています。丘を降りた「元桜の精」が、人間の助けもなく、一人だけで人間社会で生きていくのは無理がありすぎますから。 で、そうなるとどうなるかというとですね、朝陽の存在が重要になってくるんです。なぜ朝陽があそこまで人を憎んでいるのか? 舞人を憎んでいるのか?それは朝陽がかつて舞人のように一度人間を好きになったからだと思います。 さてそれではその朝陽の好きになった人物が誰だったかと言うと、多分それは舞人の母親だったんです。朝陽と舞人の母親は付き合っていたんです。多分小さい頃にです。そしてその時に桜の精のことについて舞人の母親に話していたのでしょういろいろと。自分の事を忘れないでいてほしいと願いながら。 でも結局舞人の母親は忘れてしまったんです。朝陽の事を。そしてこのことが朝陽に人間なんか信じられないという想いを植えつけたんだと思います。そして何年かたって舞人の母親は朝陽のことを思い出したんだと思います。そしてそのことをあやまろうとしたと。けどその頃にはもう朝陽の心はかたくなになっていた。人間の言うことなど信じられないと。 そこで舞人と希望の賭けの話がでたんでしょう。自分達と同じ状況に今ある二人を見て、人間と桜の精は本当にうまくいくのかと。もしうまくいくのならもう一度人間を信じてもいいと。 そしてその結果、やっぱり人間は桜の精のことを忘れてしまったと。で、ここで舞人と朝陽が取った行動が違ってくるんでしょうね。人を憎み桜の精であり続ける事を望んだ朝陽。それでも人の温もりの中で暮らしたいと、人である事を望んだ舞人。このことは詳しく書かれてませんが多分そうだと思います。でないと舞人を舞人の母親が引き取る理由がありませんから。で、そんな舞人を舞人の母親は引き取って一緒に暮らすことにしたが、勝負の結果にショックを受けた舞人の母親は雫内へと舞人と共に引っ越したと。舞人の記憶がここで曖昧になるのは、人になる事との引き換えだったのかもしれませんね。で、朝陽はというと、人間に裏切られたと言うのにそれでも人と共に暮らしたいと願った舞人に対しても憎しみを覚えたんでしょう。 ここで大事なことは、『桜の精、または元・桜の精と恋愛感情を持った人間はその想いを強制的に忘れさせられる』と言うことでしょう。本編では舞人は記憶をなくしてないし、記憶をなくしたのは人間側だけだからです。桜の精側が記憶が曖昧になるのは、人へと替わった時、その代償なんでしょうきっと。桜の精の状態でも人と付き合うことは可能みたいですからね。桜香の姿がみんなに見えていることからもこれは言えます。 以上の事を踏まえると、なぜ朝陽があそこまで人間を、舞人を憎んでいたか、その理由がよく分るとおもいます。自分に経験がなければあそこまで何かを憎むことなんて出来ないでしょうから。そして舞人の母親が舞人を引き取った理由、桜の精について詳しい理由の説明にもなっていると思います。舞人の母親が朝陽の事を思い出したのは、希望の例があるからこれも問題ないことでしょう。 そして本編の最後に舞人と人間がうまくいっている様子を見て、きっと朝陽の中でなにかが変わったであろうと信じたいですね。桜香のように。 これ以外の考察は大体雀鬼龍さんと一緒です。細かい言い回しはあえて省いています。 |
| No.4 水城さん 2003/1/30 |
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それ散る考察ですが、私は桜の丘の面々(桜香と朝陽、舞人と舞子も含むとします)は桜の精ではないと思っているんです。桜の丘という聖地を守る管理人という役割とそれを成す為の『力』を与えられているに過ぎないということです。だから管理人は人間に力を行使する事は出来ない、してはいけないのです。それが元人間だった舞人でも。 だから、人間に対して『力』を使った桜香は上層部に拘束された状態なのです。ああ、酷く俗世っぽいですね。 次にそれぞれのキャラクターに焦点を当てたいと思います。 最初に舞人の母親の舞子さんですが、彼女も元管理人と解釈します。彼女は親人間派といったところでしょうか。別に彼女は桜の丘に拘束されているわけではありません。言うなればフリーの存在です。 次は朝陽です。彼は人間の負の面ばかり見てしまった為に人間を信じられない。だから人間を否定するし、彼らを肯定する舞子や舞人も否定する、といった感じではないでしょうか。 次に桜香です。桜香は舞子の居ない時期(放浪の旅に出ている状態)に配置されました。彼女は朝陽の影響を受けて、人間が怖くて仕方がない。少なくとも関わりたくと思っています。 そして舞人です。その時はたまたま舞子が居たので朝陽の影響は少ないと思います。だから桜の丘に来た希望に興味を示して友達になり、恋をするわけですが結末はそれ散るの本編で出ているので深く言及しません。 そこで管理人に関して詳しくさせていただきます。管理人はその立場上、人間と深い関係なってはならないという制約がつけられています。だから、舞人に恋した希望は制約による『呪い』が発動して舞人の事を忘れてしまうのです。この解釈だと舞人はどうして記憶を無くしてしまっているのかという疑問が浮上します。 ここで舞子の登場です。舞子は舞人を人間にしてしまおうとするのです。人間になるには『力』の放棄と記憶の消去と植え込みをしなくてはなりません。だから舞人は桜坂時代の事を忘れてしまうのです。ここで舞人や舞子に関わる人々(和人や和観)に記憶の改竄が行われるのです。だから舞人は舞子の子供であると、舞子の関係者に認知されているのです。 次にかぐらや小町の事を忘れていたのは、子供時代の事ってそれほど印象に残りませんよね。だから引越し前に会ったかぐらはおろか、小町の事もあまり印象に残らなかったと推測されます。 そしてなんで舞人に恋をしたヒロイン達が舞人の事を忘れたかですが、朝陽が人間になった舞人に対して『呪い』の力を使います(当然、朝陽も上層部に拘束されている状態です)。『呪い』の内容は舞人に恋した人間はその感情とそれにまつわる記憶の消去するというものです。だからヒロインが忘れても舞人は忘れません。 最後に桜香が舞人に『力』を使う事で『呪い』を打ち消し、ヒロイン達は舞人の事を思い出す。 ちなみに舞子さんはまだ『力』を有している状態ではないかと思います。彼女は人間が好きであるのと好きという感情は別だと思っています。だから人間に恋をした舞人に好感を抱き、再戦できる可能性に賭け、人間にしたのではないでしょうか。だから別に彼女は人間になる必要がないのです。 これが私のそれ散る考察です。 |
| No.5 天さん 2003/1/30 |
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舞人は、楼香や朝陽と変わらない人間の姿をした桜の精か何かだと思う。 |
| No.6 堕落者さん 2003/2/1 |
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私は、『それ散る』でいちばんかわいそうなキャラは「朝陽」だと思います。 一般的な考えだと、彼は最もむかつくキャラに分類されるかと思われますが、私はそうは思いません。正直言うと、私も彼の言動には少々………いや、かなりむかつきました(私も一応人間なので、あれだけぼろくそに言われたらむかつきます!!) しかし考えてみてください。彼があそこまで人間を卑下するのは、何か理由があるのではないのでしょうか?普通、丘の上から見下ろしているだけの存在に対してあんなことは言いません(「朝陽」が普通でないという可能性もありますが………) 私も『チョビ』さんの考えとほぼ同じで、以前、彼も「舞人」のように人間になろうとしたのではないでしょうか?それも一度ではなく何度も。だから、「舞人」へ忠告するとき、まるですべて解っているような、悟ったような態度をとったのでしょう。そして、何度失敗しても諦めない「舞人」と同時に、昔の自分に対していらだちを感じていたのだと思います。(もしかしたら、自分の失敗を認めたくないため、人間なんてくだらない生き物だと思うことによって、自らを正当化してただけかもしれませんが………もしそうだとすると、こいつかなり性格悪いな) しかし、彼は「舞人」に対して期待しているような態度もとっています。これは、決して皮肉などではなく、彼の本心を表しているのだと想われます。心の奥深い、彼も気付かないところでは、「もしかしたら、もう一度やり直せるかもしれない」という想いが残っているからなのでしょう。 |
| No.7 雫さん 2003/2/3 |
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私の考えでは朝陽によって舞人や桜香は桜の精となっていると考えています。ついでに、ここでいう桜の精とは『永遠の時を生きる人とは別の存在』ということです。なぜそう考えるかというと、桜坂(丘)を離れた舞人はしっかり成長(少なくとも見た目は)しているのに対し桜香は少しも変わらないからです。(桜香は精神年齢や言葉使いから考えると舞人よりも年上であると思います)そう考えると朝陽の力によって桜の精となり、朝陽の力が及ばないところでは普通の人間であるとかんがえます。 ただし、そこ(丘)が居心地のいい場所、もしくはそこにしか居場所がない(桜香が朝陽と同じように人間に絶望している。または対人恐怖症である)という理由で桜香は丘を降りることができなかったと思います。 つまり、本当の桜の精は朝陽一人で桜香や舞人は朝陽の力によって桜の精となっていると考えられます。よって、自ら丘(もしくは桜坂を離れれば)を降りれば桜の精ではなくなると思われます。 |
| No.8 たれぱんださん 2003/2/3 |
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まず、舞人、桜香、朝陽の三人は『桜の精』だと思います。『桜の精』とは桜の木の触覚。分り易く言うと自我を持つスタ○ドwみたいなものだと思います。もちろんそこいらの木にそんな能力がある訳無いですが、『桜の丘』はそういった存在を生み出しやすい特殊な場なのでしょう。 さて、ここで気になったのが『丘』の二本の桜です。この二本よく見ると太さが全然違います。樹木は年々年輪が増えて太くなっていくので、太いほど古い木と言えます。よって二本の桜は別々の時期に、しかも結構時間を空けて生えてきたと思われます。細い左の木は桜香の木として、太い右の木は桜香と同世代の舞人の木という事は考え難いです。朝陽がクライマックス近辺で「おもしろいゲームが始まったら、また戻ってくる」と言っていたことも考えると、太い右の木が朝陽の木だと思われます。では舞人の木はどうしたのでしょう。舞人が人間になった時に消滅したとも考えられますが、それなら舞人が連れ戻されようとしている動機が軽薄です。恐らく『桜の精』とは一本の桜から男女一対が生み出されるのではないでしょうか。つまり舞人&桜香は同じ左の木から生まれた双子のようなものだったと思います。そして桜の木の意志(本能のようなもの)が失ってしまった分身の片割れを取り戻そうと、色々な干渉を行っているのでしょう。では朝陽のパートナーは誰でしょう? 僕はそれこそが舞人の母親だったと思います。(舞人母に関する考察は雀鬼龍師匠とほぼ同じです) 話を『桜の精』に戻しますが、『桜の精』が人間になるというのは一種の転生です。この転生の際に『桜の精』としての記憶を失うのでしょう。ただしそれは一時的な忘却であり、切っ掛けがあれば思い出すことは出来るようです。ちょうど『AIR』で往人がそらに転生した時に人間だった時の記憶を失い、後に取り戻したのと同じ感じです。(※他作品のネタバレのため反転 管理人) 一方『桜の木』は己の半身を取り戻したい訳ですが、元々自分の一部だったと言え『人間』という異質な存在になってしまった『元・桜の精』を意のままに操ることは不可能。そこで人間の『絆』の中でも、最も強くて脆い『恋愛感情』を利用する訳です。『元・桜の精』が誰かと愛し合った時に『桜の木』はその『恋人』の心に干渉します。と言ってもやはり『人間』をムリヤリどうこうは出来ないので、まずは『恋愛』に対する不安を煽ります。そして『恋人』の『恋愛』への不安が最高潮に達し、抵抗力が低下した時を狙って記憶を奪うのです。ポケ○ンを捕獲する前に散々痛めつけて弱らせるのと同じですねw。ヒロイン達が失うのがあくまで『恋愛対象としての舞人の記憶』なのは『桜の木』が利用しようとしているのが『恋愛感情』だからでしょう。あとは同じ要領です。『恋人』から記憶を奪うことで『元・桜の精』の心にダメージを与え、『元・桜の精』が『人間』になった原因である『人間への希望』を弱らせ、抵抗力が下がったところでさらに『恋人』との記憶を奪い、『人間』への執着を完全に無くしてから『桜の精』へと引き戻すのでしょう。子供時代の舞人が希望のことを忘れても『桜の精』に戻らなかったのは、『桜の木』の力がそこまで及ぶ前に桜坂を離れたからだと思います。舞人母が雫内へと移ったのは『桜の木』の近くにいるとその干渉を受け易くなるからでしょう。そして桜香の起こした『奇跡』とは、この『桜の木』の干渉能力を封じ込めることではないでしょうか。これによってヒロイン達の記憶を取り戻せる可能性が生まれたのです。 舞人と舞人母の違い。それはパートナーの協力を得られたか、です。朝陽は舞人母が『恋人』に忘れられ、傷つくのを見て『人間』を憎悪した。しかし同時に自分の半身である舞人母が希望を持ち続けた『人間』に対し、『期待』も抱いたのでしょう。舞人母との『賭け』には朝陽の人間への僅かな『期待』が込められていました。桜香も程度の差はあれ朝陽と同じような感情を持っていたと思われます。朝陽との違いは和人の存在。和人と出会ったことで桜香自身が人間に『希望』を抱けるようになったため、舞人に協力する気になったのでしょう。もし、桜香の協力が無かったら舞人&桜香も朝陽&舞人母と同じ道を辿ったかもしれません。逆に朝陽が自分の『希望』を見つけていれば、また違った物語が紡がれていたはず。そしてそれはこれからでも遅くないと思うのです。正直『それ散る』を通して朝陽の考えが改まったとは思えません。何故なら舞人とヒロインは彼らだけの力で『桜の木』の呪縛から逃れた訳ではないからです。しかし、自分と同類だった桜香の変化を見て、少しでも『希望』を見出してくれれば・・・と思います。 |
| No.9 MASAさん 2003/2/1 |
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雀鬼龍さんと違う点は
という2点です。 前者の方は掲載されているチョビさんとほぼ同じです。(流石に朝陽と舞人の母親が付き合ってるのまでは思いつきませんでしたが)なので後者の方について書かせていただきます。 これについては「桜香の嫉妬」の一言に尽きます。桜香は舞人を桜の精だった時から好きだったのでしょう。舞人も。ところが、現実には舞人は人間となり希望と相思相愛になっていく。(舞人がまだ小さい時の話)しかも桜の丘、つまり自分の目の前で。これほど桜香にとって残酷なことはないでしょう。そしてその嫉妬が募り、最高潮になった時にある力が発揮された。それが希望が舞人のことを忘れてしまう力というわけです。また嫉妬と共に自分を置いていった舞人、ひいては人間にある程度の不信を抱くことになったのでしょう。 そして舞人が雫内から帰ってきて、同じ事が繰り返される。今度もまた舞人は桜香とは違う、他の娘を好きになっていく。今回は桜の丘でというわけではないが、舞人の口からその想いを聞かされる。それによりまた嫉妬が募っていく……。という具合で再び力が発揮されるわけですが、前回と今回の違いは悲しみに暮れる舞人の姿です。前回は舞人は希望と別れた後すぐに雫内に行ってしまい、桜香は放心状態となった舞人を見てない(または見かけたという程度)のですが、今回は舞人のその姿を目の当たりにしてしまいます。これを見た桜香は、例え自分を好きでなくてもこんな状態の舞人を見たくないと思ったのでしょう。しかしだからと言ってそのままヒロインに舞人を無条件で渡すのは気が引けてしまう。そこで二人の絆の深さを試したのでしょう。それによって舞人とヒロインは再び結ばれ、桜香は自分に手を差し伸べてくれる和人により人間を信じてみようと思いはじめる。 と以上が私の考察です。 |
| No.10 オイラ EXさん 2003/2/5 |
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私もたれぱんださんと同じく、朝陽・舞人の母親・舞人・桜香は桜の精だと思います。桜の精そのものは何なのかというとそれぞれ捉え方が違うと思いますが私は桜に宿った心だと思います。あの丘が特殊な力場でそういった存在を生み出すのではないかと。この心というのが自我を持っていて、桜本体とは別のものとして形をなしているのではないかと思います。そしてやがて違う時間を刻み始める。丘に居れば桜と同じ時間を、丘から降りてしまえば人の世界の時間を。舞人が丘に戻ってきているときに幼児逆行のような現象が起きているのは丘に居ればあの歳頃だったということでしょう。 桜の木のことなのですが、最初はそれぞれの木があったと考えていました。朝陽が力をつかって物質変換(枝をハンカチに、虚空から桜の枝を作り出す)をしていたので舞人の母親は何らかの力で自分の木を持ち歩いていたのでは?そして舞人の木は画面外にあると考えていました。ユーザに対する舞人の存在を曖昧にするためと解釈したのです。 そのため丘にあった桜の木は朝陽・桜香の木だと思っていたのですがたれぱんださんの考察を読んでいて1対の精が生み出されるという考え方の方がしっくり来るような気がしました。ただ、この精の生み出される時期というのは多少ばらつきがあると思います。現在の桜香、舞人の後半で丘を訪れたあたりを見ていると舞人の方が年上に感じます。先に生まれて後から生まれた桜香をずっと守ってきていて、要は双子みたいなものなんだと思います。そういう考えでいくと舞子さん(仮名)は朝陽と同時期に生まれた桜の精、ととれます。 また、舞人の記憶についてですが丘の上で過ごしていた頃を記憶を舞人は徐々に思い出していますが、この記憶の時期がばらついており前後関係を把握しにくいです。シナリオで意識して描いた事なのか、たまたまそうなったのかは分かりませんが、私たちが物事を思い出す時と同じように(私たちも何かを思い至るまでにさまざまな過程を思い出す)見せることで人間味を強調したのかもしれません。 舞人の言う「女の子」というのは桜香、あるいは希望。「女の人」というのは仮に人間であっても桜の精であっても舞人の母親であると思われます。そうすると「女の人が泣いていた」という表現はいつの事を指すのかですがこれは希望と舞人の恋の結果を見てでしょう。「女の人が笑っていた」というのがいつの事を指すのか曖昧で「遊んでもらった」というのはこの後じゃないでしょうか? そして舞人のいう「桜香に与えた別れ」です。2度目を与えたというのは自分自身が桜坂からはなれたことを意味しているのはわかります。では一度目は誰だったのでしょうか?ここでふたつ思いつきます。
上記した事を考えると希望と遊んでいた頃の舞人がすでに人だったとは考えにくいです。とすればやはり舞人の母親でしょう。桜坂を離れたということは舞人の母親が自分自身のことは耐えられ(思い出すまでは忘れている)ても舞人の姿を見ているのが辛かったのだと思います。また、桜坂を離れれば大丈夫かもしれないという意識があったのかもしれません。その後小町と仲良くするように伝えています。 何もかも忘れてしまった舞人をみかねた舞人の母親が遊んであげて、舞人自身が人と居ようという意識を持つようにさせたのではないかと思います。そして舞人は自分の意志で坂から降りた。戻ろうという意思がないと忘れてしまうのかもしれません。結果として舞人は幼い頃、丘で過ごした事を忘れてしまいました。 そうすると、やはり今の舞人や桜香のように朝陽や舞人の母親が小さかった頃そういう道をたどった桜の精か丘に遊びに来ていた人が居たのかもしれません。桜の精の線は薄いかもしれませんが希望の祖母がそうなのではないかと思っています。孫を連れて遊びに来ていたくらいですから昔からあの丘を知っていたと考えられます。朝陽も舞人の母親も一度は何らかの形で丘を降りてみた。その結果は朝陽も舞人の母親もダメで、舞人の母親は諦めなかったということだと思います。ただ、朝陽は何度か丘から降りてヒトの世界に出てきています。それでいてあんなにヒトのことを憎悪したような見方をするのは、ヒトそのものよりも身近な対象に起こった不幸に怒っている感じがします。自分のことかもしれませんし舞人の母親のことかもしれません。私には朝陽が自分で言っているほどヒトを憎んでいるようには感じられませんでした。彼は舞人や舞人の母親というよりは桜香のような純粋な心の持ち主で失うことの悲しみや痛みに耐えられなかったのではないでしょう。そういう思いをしなくてはいけなかった怒りをヒトに転嫁しているのかもしれません。 それと桜の精がヒトの世界で生きていけるほど世の中甘くはないという意見がありましたが、ひとつ疑問です。朝陽はどうやってクレープ買っているんでしょう?やはり自分で作り出した偽札とかでしょうか・・・(汗)
あとはこの辺から考察というよりは自分の勝手な解釈なのですが挿入歌「beloved〜桜の彼方へ〜」の言わんとしている事何か?です。これは桜香の視点からそれ散るを捉えた歌だと思います。歌の順番どおりになっていない考えで読みにくいかもしれませんが歌の最後で「鎖」という言葉が出てきます。この「鎖」とは何か?舞人(あるいは丘を離れていったであろう舞人の母親)のヒトへの憧れ。桜香自身が舞人とともに在る事を望んでいたことは作中でありありと見て取れます。(裏的意味で舞人に対する恋心無しの関係を求めている事そのものかもしれません。) 「再び訪れる日々」というのは昔一緒に過ごしていた日々。 「謳い続ける(唄い?)桜に」というのは情景・比喩表現でしょう。 「咲き乱れたい刹那の永久に〜貴方が居るときの私は」というのは物語当初、あるいは舞人が帰ってきてから何度も見たであろう桜のように、舞人が居たときの自分が一番充実、あるいは輝いていた、そういった想い。 「咲き乱れてる一期を輪鎖し〜弥生だけしか感じ取れない華(花?)」というのは頑なな桜香を客観的に捉えた表現(春を強調することで他のものを見向かない、あるいは捉えないことを表現=桜が咲くのは春=今も昔も変わっていない) 「張り裂けそうな心を」というのは桜香が舞人を求めていたその心、もしくは季節の移り変わりと時の流れを感じている自分の心。 「気付かれないよう想い続ける」、ととるか、「気付かれないよう、想い続ける桜に」ととるかで若干ニュアンスが違いますが、この部位をとると今も頑なに想いつづけているととることができると思います。(ここから前述の裏的意味も考えられるわけです。同族だからといって結ばれる保証はありません。そして結ばれようとしたときの結果を彼女は知っています。また舞人の母親は舞人と適当な距離を取りました)
こう考えていくと前半部分は桜花から見たヒトの世界、そしてそこに居る舞人の姿そのものだと思われます。 舞人に執着する、舞人以外の誰かを求める、どちらにせよ挿入歌が入る時点では桜香には戸惑いがあったはずです。今後訪れる結果を桜香は知っていた、つまり最低でも一度その結果を見届けている、あるいは朝陽からそれとなく伝わっていた。迷いを断ち切るにはどちらかを切るしかない。そういった心情を歌にしたものではないかと私は考えます。そうすると不安に囚われやがてすべて忘れるというのは桜の精の力でない。となれば桜そのものか丘の力です。たれぱんださんが捉えている考えで桜が半身を取り戻そうという現れというのは
から見て取れます。桜香はいまだに諦めず、朝陽は諦めているからああいう態度になってしまうのではないかというのがこれらを通じて私の意見です。 |
| No.11 arkさん 2003/2/5 |
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舞人は・・・桜の精である舞人の父と人間で有りながら桜の精とも面識の強い母とのハーフだと思います。 舞人自身も・・・過去に桜の精と会話していたり・・・少なからず面識があったと思います、しかし、子供時代での朝陽との賭けで敗北し、呪いともいえる物がかかっていて、町を離れる時に町での思い出の記憶が消えていって、また戻ってきた時に多少思い出してきた・・・そしてまた同じ事が起きたが、桜香の助力と舞人自身が諦めなかったので記憶を取り戻した・・・と思ってます。 |
| No.12 雅さん 2003/2/12 |
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私の考察は皆さんと違う部分が多いと思います。 私の中では『桜の精』にあたるのは朝陽・舞人・桜香・希望の祖母ではないかと思います。 希望の祖母は、朝陽のパートナーで人間の男に恋をした。朝陽は自分のパートナーを奪った人間を『憎悪』した。そこで朝陽と希望の祖母が賭けをして、朝陽がその賭けに勝ち、その制約(代償)に希望の祖母は『桜の精』という思念体から人間になり桜の精だった時の記憶がそれとなりに覚えていて、朝陽のほうはパートナー自体の記憶を自身から消してしまう。過去の出来事だけを覚えていて、人物の名称や呼称を呼ばないのはその所為なのではないかと考えられる。また、その孫である希望と丘によく訪れることについてなんとなく頷ける。 ちなみに、『桜の精』というのは桜の木の心を形成した思念体なのではないかと思います。思念体といことについては幽霊が人のよって見えないように『桜の精』も人によって、見える人と、見えない人とで別れるのではないか?故に舞人の存在が元桜の精の孫にあたる希望(つまりクウォーター)に見えたのはそうなのではないかと思います。(小さい頃の希望と舞人のCGが物語っている。) 記憶がなくなることについては、朝陽が希望の祖母を忘れたように自身以外のことを想われて傍に居られるよりも…といったことではないかと思います。それと同じように舞人が『元桜の精』だった時に希望と相思相愛だったこと、舞人が戻ってきた時に記憶が曖昧なのはその所為ではないかと思われます。また、舞人があまりにも人を愛することに希薄だったことについては過去の愛することによって発動されてしまう制約(ここでは記憶が消されてしまう)の恐怖があったのでは………というのが私のそれ散る考察です。 |
| No.13 神風狩真さん 2003/2/13 |
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まず舞人は何者なのか?ということに焦点を当てて、問題を考えていきたいと思います。 結論から言ってしまうと、舞人は"元"桜の精とでも言いましょうか、現在は人間もどきだと思います。朝陽の台詞からも分かるとおり、舞人はもともと朝陽や桜香と同じ存在でした。そして、今は「人間」であると言えます。 では、舞人が桜の丘の子供から人間になったのは何時のことなんでしょうか?それはGame中にもたしか台詞があると思いますが、「母親」となる人物と出逢い、彼女から他の誰かと共に居る心地よさを教えてもらった時だと思います。 ここでちょっと疑問が出てきます。星崎希望と母。どちらが先に舞人と出逢っているのでしょうか?希望とは恋人になって別れて、そしてその存在を忘れてしまっています。つまり、Game中に舞人に起こる出来事と同じ事が起こっているわけです。そうなると、この時点で舞人は不完全な人間になっていると考えられます。つまり、母親とであって、人となって、そのあとで希望と出逢ったのではないでしょうか?CGの中には、舞人が桜の木の上にいて、下から希望が舞人を読んでいるように見える物があります。あれはいったい何なんでしょうか?一見すると、舞人はまだ桜の精で、その舞人と遊んでいるように見えます。が、それだと、舞人の身に起こる出来事のつじつまが合わなくなってしまいます。アレは単純に、人間の舞人と待ち合わせていたシーンと考えても不思議ではありません。昔自分がいた場所で遊んでいてもなんの不思議もありませんし、元桜の精であった舞人に他に友人が居たとは考えられません。いたのなら、桜坂学園にもっと昔からの友達がいてもおかしくないと思います。しかし、ゲームスタート時の桜坂の友達と言えば、山彦、和人、和観さん、青葉ちゃん、かぐらちゃん、つばさ・・・だけでしょうか?昔からの知り合いは確かかぐらだけだったと思います。和観さんや和人は母親繋がりではあるけど、もとからの知り合いとは言っていないような・・・・・・まあ、元からの知り合いだとしても少なすぎですね、友達。同世代はほとんど皆無に等しいし・・・・・・ 情報は少ないですが、ちょっとした意見です。舞人が人間になったとき、年齢はたぶん小学校3・4年生で、人間になった後すぐ位に希望と出逢う、希望を好きだと認識できる=思春期に入っているはずだから、やっぱり3・4年生かなと。その後希望と別れ、桜の丘から離れたいと無意識に思う。故に桜坂から引っ越す。と、まあこんな感じではないかと思います。
舞人が元桜の精だとして、彼が人を好きになったとき、彼を人が好きになったとき一体何が起こっているのか。桜の木は春になると素晴らしい花を咲かせます。そして、時期が来ると、散っていきます。桜が散った後、その桜が満開だった頃の様子を窺い知ることは出来ません。すべて落ちてしまいますから。舞人とその恋人にもこれが当てはまると思います。恋人同士となって満開の花を咲かせ、やがて何も無かったかのように散っていきます。先に忘れていくのは女性、つまり恋人のようです。人は桜の木から注目しなくなるのはどれくらい花が散ってからでしょうか?おそらく散り始めてしばらくすると、その桜に注意を向けなくなると思います。まだ桜に花が残っているにも関わらず。舞人と恋人の関係もそう言うことではないでしょうか?全ての花が散った後、舞人もその思い出を忘れるのです。 桜香の使った最後の力とは、記念写真みたいなものではないかと思います。桜香はずっと舞人を見ていました。そして恋人との様子もみていたのでしょう。その様子を知っています。最後に使った力とは、その様子を、満開に咲いた桜の様子を2人に見せたのではないでしょうか?だから、舞人との記憶を思い出すことができたのではないかと思います。
なんの脈略もないのですが、ふと思ったこと。舞人の母親は何故あんな口調なのか。舞人に心を寄せられると、やがて忘れてしまうかもしれないからだと思います。だから、あえてああいったやり取りをしているのではないかと・・・・・・深読みしすぎでしょうか? |